生活保護受給者専用オンラインコミュニティへの想いと今後
PR TIMES / 2024年11月25日 14時0分
よい場所になるように、受給者の声を集め始めました。
「生活保護ドットコム合同会社」は、受給者同士がコミュニケーションとれる場所がないという当事者の声がきっかけで作られました。
受給者同士が、お互いの今の心境や状況を気軽に発信でき、共有できるオンラインサイトを作り、運用しています。
公式HP: https://seikatsu-hogo.jp
[画像1: https://prtimes.jp/i/149487/3/resize/d149487-3-885958-pixta_110494349-0.jpg ]
人は周りの環境から多大な影響を受けます。生活保護受給者になる理由はさまざまですが、その立場に置かれた瞬間、多くの人が周囲との違いを感じ始め、さらには周りからの視線が厳しくなることが少なくありません。
「また働きたい」「自ら行動して変えたい」と思っていても、環境によって心身が疲弊し、自分本来の力を発揮できなくなることがあります。
さらに、周囲に相談しようとしても、生活保護受給者だと分かった途端にどこか差別的な意識を感じ、相談がしづらくなるケースも多く、結果として前に進めなくなることが繰り返され、自立が難しくなる状況が生じています。
そこで、同じ状況の人たちが気軽に集まり、全国どこからでも自分のことを話し、励まし合えるオンラインの場が必要だと考えています。
継続的にそうした場を持つことで、互いに支え合いながら自立への一歩を踏み出せる力が生まれると信じています。もちろん、必要に応じて周囲からのアドバイスも大切ですが、ほとんどの人は自分で考え、決めて進みたいと願っています。
現在の状況はたまたまのものに過ぎないのです。
今回のプロジェクトをやったほうがいいと思った理由の1つは、私自身は生活保護受給の経験はありませんが、ボランティアの経験があり、その経験から必要性はあるものだと感じたからです。
そこには、生活保護の人はいませんでしたが、もともと心身や病気がある人(障がい者)はいました。そういう人たちは、自分が悪いことをしたわけでないのですが、最初からいろいろなところに制限があります。(健常者よりも多くの制限が日常からある)本人に思いや気持ちがあっても、身体の制限でスムーズに動けません。
でも、周りの人が継続的に親身になって関わることにより、本人に大きな変化、成長する様子を
すべての人とはいえませんが、自身も関わる中で体験をし、そして見て、聞いてきました。
その経験から、環境が影響してできなくなってしまっている事に対しては、支援する場所があれば、自立するきっかけをつかめるのではないかと思うようになりました。
能力の差は確かにあり、それは努力してもどうしても埋まらないことがあります。
しかし、それとは別に環境の影響で自分の力を発揮できなくなってしまうケースは多く、それは生活保護受給者にも見られる事実です。
このような状況を「誰かのせい」にするのではなく、「誰が悪い」と判断するものでもありません。ただ、人には自分を表現できる場所、支えてくれる人、自分を信じてくれる存在が一つでもあれ、前に
進む力が生まれるものです。
この場がそうした存在の一つになることを願っています。
このプロジェクトで実現したいことは、受給者の自立支援に向けての環境づくりです。
- 自立支援の環境をオンライン上に作る
- 学び、情報交換の場
- 就職支援 (エージェントと協力して)
[画像2: https://prtimes.jp/i/149487/3/resize/d149487-3-900535-pixta_63866937-0.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/149487/3/resize/d149487-3-128832-pixta_103388322-0.jpg ]
プロジェクトを実現することで以下の問題も解決の方向に向けていける、解決できると考えております。
- 受給者を卒業すること
- 社会問題の解決(人手不足)
- 就職できるようサポート
就職できた人が増えれば、社会問題の1つである人手不足の一助にもなれると考えています。
(注)年金受給者は会員になることはできません。
この実現を目指すにあたり、最も重要なのは、受給者が前向きに行動できる環境を整えることだと考えています。そのため、受給者(および旧受給者)の声をまずはアンケート形式で収集し始めました。以下に、その一部をご紹介します。
Q:受給者(だった)の時、あればいいと思うようなサービスや場所等はありますか(ありましたか)?
A:(以下)
・受給者ばかりが集まる会合の場があればよかった。
(例えば現在どういったことをして余暇を過ごしているのかなどの情報交換を目的としたもの)
・他の受給者がどのような人か知るサービス(オンライン・オフラインどちらでも)
・就労支援や職業訓練が充実している場所があれば、再就職に向けたステップがスムーズに進めたと
思います。
・地域ごとの相談窓口や支援施設の情報が一元化されているオンラインプラットフォームです。
また、受給者同士の交流や情報共有ができる場所があれば、心強く感じたかもしれません。
さらに、精神的なサポートを提供するカウンセリングサービスが気軽に利用できると、より安心感が
得られると思います
Q:何ができると(何があると)、受給者を卒業できると思いますか?
A:(以下)
・就職支援プログラムやスキルアップのための研修が充実していると感じます。
また、就業後のフォローアップや、実際の職場環境に近い体験ができるインターンシップの機会が
増えると、自信を持って独立できると思います。
社会復帰後も安心して生活できるような生活支援や相談窓口の存在も重要だと思います。
・パソコン、wordpress教室、ネットで仕事をする方法を教えてくれる教室
・自分がもっと働く為に子ども達を見てくれる人や場所
・安定した仕事に就けるスキルや資格を取得することが重要だと思います。
・受給者は基本クズなので働かないと生活できないということを罰則をもって示すこと
様々な意見がありますが、中でも一番多かったのは
「受給者だけが集まれ、情報共有できる場(オンライン/オフライン)はあるほうがいい」と、
「就労支援はあってほしい」という声でした。
現時点では回答数がまだ少ないものの、寄せられた意見を踏まえると、このオンラインサイトには一定の必要性があると感じます。
まずは、このサイトの存在が必要な人に届き、一つの力添えになれればと願っております。
以上
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