標的型サイバー攻撃から企業ネットワークを守る「Traps」販売を開始
PR TIMES / 2015年5月19日 13時20分
インテリジェント ウェイブと親会社の大日本印刷が、米国パロアルトネットワークス社と販売代理店契約を締結
株式会社インテリジェント ウェイブ(本社:東京、社長:山本祥之、資本金:8億4,375万円、以下:IWI)は、大日本印刷株式会社(本社:東京、社長:北島義俊、資本金:1,144億円、以下:DNP)が、パロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長:Mark McLaughlin)と販売代理店契約を締結したことに伴い、5月19日に、同社の標的型攻撃対策ソフトウエア「アドバンスト エンドポイント プロテクションTraps(トラップス)」の販売を開始します。
■Traps発売の背景
近年サイバー攻撃は高度化しており、特に企業の組織名や社員名、社内行事等の内部情報を駆使してマルウエア(悪意を持った動作をするソフトウエア)を企業のネットワークに送り込み、その動作によって重要情報を窃取する“標的型攻撃”が多発しています。最初に送り込まれたマルウエアが外部サーバーと連携しつつ新たなマルウエアを企業のネットワークにダウンロードするなど、徐々に侵入していき重要情報を窃取します。今後は標的型攻撃による重要インフラのシステムダウンや誤動作などの増加も想定され、官公庁、電力・ガス等のインフラ系企業、金融機関、放送局、防衛関連企業をはじめ、あらゆる業種・業界での対策が急務となっています。
また、ほとんどの標的型攻撃では、Microsoft WordやPDFなどの一般的なソフトウエアの脆弱性を突く “エクスプロイト”と呼ばれる悪意あるコード(プログラム)がファイル自体に組み込まれます。標的型攻撃は、既に出回っているマルウエアの一部を書き換えて使われるほか、一般的な電子ファイルにエクスプロイトが混入されるケースも多く、これらは、従来のパソコン用ウイルス対策ソフトウエアや、外部から社内ネットワークへの不正侵入を防ぐファイアウォールでの検知が困難です。こうした標的型攻撃への対策として、IWIは、国内に向けて、Trapsの販売および技術支援サービスを開始します。
■Trapsの概要
標的型攻撃で使われるマルウエアには、特定の複数のプログラム手法のいずれかが使われます。パソコンにインストールしたTrapsが、この手法が使われるのを待ち伏せし、攻撃プログラムが動き出した時に、その動きを強制停止させます。
Traps動作時のCPUへの負荷はほとんどなく、さらにTrapsの更新頻度も極めて低いため、オフィスのパソコンだけでなく、店舗などでのアプリケーションやパターンファイルの更新作業の負荷が高いPOSやATM、複合機やアーケードゲーム機などの業務用機器にも適しています。Trapsは、実行ファイル形式のマルウエアと他のエンドポイント向けセキュリティ製品では防げないエクスプロイトの両方を防ぎます。
■導入実績と今後の取り組み
IWIは昨年末より国内の大手金融機関様にTrapsを導入し、また自社内にも導入・運用することで、運用を支援するための技術・ノウハウの蓄積を図っており、そのノウハウを活かした技術支援サービスを提供します。
今後IWIとDNPは、Trapsおよび関連するサイバーセキュリティ対策製品を提供し、2017年度までの3年間累計で約20億円の売上を目指します。
パロアルトネットワークス合同会社 代表執行役員会長兼社長 アリイ ヒロシ氏は次のように述べています。
「従来のエンドポイントセキュリティソリューションでは、急速に展開するサイバー脅威の状況に対して、すぐに対応できません。パロアルトネットワークス合同会社のアドバンスト エンドポイント プロテクション「Traps」は、何百万に及ぶ攻撃の識別や検知できない悪意ある活動の発見ではなく、あらゆる脅威の核となる攻撃の展開の際に必要な「手法」に注目しています。弊社は大日本印刷様とタッグを組み、エンドポイントを事実上すべての標的型攻撃から守る強力なソフトウエア「Traps」を日本のお客様に提供できることを光栄に思います。」
なお、IWIとDNPは6月2日に標的型攻撃をテーマにしたプライベートセミナーをDNP五反田ビルで開催し、Trapsを紹介します。詳細はウェブサイト(http://www.dnp.co.jp/seminar/150602/)をご覧下さい。
以上
[画像: http://prtimes.jp/i/11605/4/resize/d11605-4-445051-1.jpg ]
【パロアルトネットワークスについて】
パロアルトネットワークス(NYSE:PANW)は、サイバー攻撃から数多くの企業、行政機関、プロバイダのネットワークを守るサイバーセキュリティのリーディングカンパニーです。同社の提供するセキュリティプラットフォームは、変化の激しい今日のIT業界で重要となるアプリケーションやユーザー、コンテンツを基にセキュリティの保護を行い、顧客企業のビジネス展開をサポートします。詳しくはhttp://www.paloaltonetworks.jpをご参照ください。
【インテリジェントウェイブについて】
株式会社インテリジェントウェイブ(JASDAQ:4847)は、情報システムのソリューションプロバイダーとして、カードビジネスのオンラインネットワーク基盤のシステム構築を担う事業を主軸に、証券市場向け超高速株価情報システムなど、金融業界向けシステムの開発・構築・保守に強みをもち、各業界向けともコンポーネント・テクノロジーを統合したシステムソリューションを提供しています。急増の一途を辿る企業への脅威に対応するため、セキュリティシステム事業の拡充深耕を継続し、顧客ニーズに高次元で応えることで定評ある内部情報漏洩対策製品CWATを核に、高度標的型攻撃対策などあらゆる領域をカバーする先進のセキュリティソリューションを統合的に提供しています。
詳しくはhttp://www.iwi.co.jp/ をご参照下さい。
お問い合わせ先:
株式会社インテリジェントウェイブ
セキュリティソリューション本部 営業部
TEL:03-6222-7300
Email:traps_sales@iwi.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
北朝鮮が核計画推進のサイバー攻撃、米当局らが警戒呼びかけ
マイナビニュース / 2024年7月29日 7時51分
-
セガサミーHDがセキュリティ脅威インテリジェンス「Recorded Future」を導入
PR TIMES / 2024年7月24日 13時15分
-
チェック・ポイント・リサーチ、2024年5月に最も活発だったマルウェアを発表 LockBit3の衰退によって、活発なランサムウェアグループ「RansomHub」が首位に
PR TIMES / 2024年7月19日 11時10分
-
DNP、公開IT資産のセキュリティ監視業務を支援するサービスを提供開始
マイナビニュース / 2024年7月17日 12時25分
-
非公開文書を使って世界各国の政府を狙うサイバー攻撃
マイナビニュース / 2024年7月4日 9時39分
ランキング
-
1全国給油所、29年連続減少 2.7万カ所、需要縮小
共同通信 / 2024年7月29日 18時23分
-
2MSに補償請求を検討と報道 米デルタ航空、システム障害で
共同通信 / 2024年7月30日 8時37分
-
3「2028年までに本屋はすべて消滅する」…元書店経営者が真剣に訴える「瀕死の店舗を再生させる12の提言」
プレジデントオンライン / 2024年7月29日 15時15分
-
4日本一短い航空路線が廃止 「たった10分」のフライトがもたらしてきたもの
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月30日 6時20分
-
5タリーズコーヒー、創業記念にこだわり「バニラアフォガートシェイク」発売 限定ボトルもかわいい
J-CASTニュース / 2024年7月29日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)