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レーザースキャン方式車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニットを開発

PR TIMES / 2018年11月7日 16時40分

 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社(社長執行役員:中田 克典)は、センシング技術を中心とした走行安全支援技術、及び車室内エレクトロニクス技術の進展に伴い、革新が求められる車載HMI*1分野に向けてレーザースキャン方式車載HUD用プロジェクションユニットを開発しました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/39068/4/resize/d39068-4-709689-5.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/39068/4/resize/d39068-4-950633-1.png ]


 HUDは、車速やナビゲーションなどの情報をフロントウィンドウに投影するものです。従来のカーナビゲーションシステムやメーターに比べ、ドライバーの視線移動を減らすことで、運転時の疲労軽減やよそ見による事故のリスクを低減するメリットがあります。さらに、今後は車両に設置された様々なセンサーとの連携によるドライバーへの高度な注意喚起やAR*2技術の実現が期待されています。リコーインダストリアルソリューションズは、そのような高度化するニーズに応えるため、複写機の開発・生産を通じて培われたリコーのレーザー描画技術、及び車載HUD用途で新たに自社開発した2軸MEMS*3スキャナーを用い、運転環境に埋もれることのない色彩表現でドライバーへの注意喚起を効果的に行うプロジェクションユニットの開発に成功しました。

 レーザースキャン方式は、TFT方式に比べ、高コントラスト*4、かつ、広色域の色表現*5が可能であり、同じ輝度でもより明るさを感じやすい特性があります。
 これにより、注意喚起やAR表現の阻害要因であるポストカード*6の影響を軽減し、運転状況や人間特性を考慮した独自のアルゴリズムも活用することで、重要な情報を的確に伝達することができます。さらに、リコーインダストリアルソリューションズは、レーザースキャン方式特有の課題である画質と車載信頼性に対して、マイクロレンズ技術を応用したスクリーン*7と2軸MEMSスキャナーを内製で独自開発を行うことにより、高画質・高信頼性*8を実現しました。

 今後、リコーインダストリアルソリューションズは、2020年以降の量産開始に向け、製品化を加速してまいります。


*1 HMI (Human Machine Interface) : 人間と機械が情報をやり取りするための手段、及びそのための装置・ソフトウェア。
*2 AR (Augmented Reality) : 拡張現実
*3 MEMS (Micro Electro Mechanical Systems) : 微小電気機械システム (図1)
*4 10,000:1以上
*5 NTSC比:約190% (図2)
*6 TFT方式のHUDで、主に低照度環境時に見える、画面形状を反映したバックライトの漏れ光
*7 スクリーン (図3)
*8 信頼性達成レベル:AEC-Q101相当


<参考画像>
[画像3: https://prtimes.jp/i/39068/4/resize/d39068-4-788073-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/39068/4/resize/d39068-4-536795-3.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/39068/4/resize/d39068-4-233642-4.jpg ]

【リリースURL】
http://jp.ricoh.com/release/2018/1107_1.html


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