保険外介護支援サービス「イチロウ」を提供する株式会社LINKに出資
PR TIMES / 2020年10月22日 12時15分
BlackCrow Capital合同会社(代表:菅原 康之、本社:東京都渋谷区)は、同社が運営するBlackCrow Capital 1号投資事業有限責任組合(以下、ブラッククローキャピタル1号ファンド)より、保険外介護支援サービス「イチロウ」を提供する株式会社LINKに出資したことをお知らせ致します。
同ラウンドの出資者は、マネックスベンチャーズ、三井住友海上キャピタルとなっております。
今回の株式会社LINKへの出資により、介護業界の課題を解決し、「イチロウ」が早期に在宅介護の現実的な打ち手となれるようサポートして参ります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/53115/4/resize/d53115-4-437243-0.jpg ]
■介護領域の現状について
日本は、今まさに解決困難な課題に直面しております。特に大きな課題に直面しているのが介護領域です。現在、要介護(要支援)認定者数は 要介護(要支援)認定者数は、672.6万人で、うち男性が212.8万人、女性が459.8万人となっており(※1)、施設に入所してサービスを受けた人は約94万人です(※2)。介護というと介護施設に入居し、日常とは異なる空間でサービスされているというイメージも強いですが、実態としては、在宅で介護または要支援者向けの介護予防サービスを受けた人は約384万人であり、施設に入居してサービスを受けている人の約4倍の人が在宅で介護をされている計算になります。
これほどに多い在宅介護ですが、家族のサポートを受けながらでも日常生活を送るためには多くの不安があります。特に介護者が不安に感じていることは「入浴・洗身」「食事の準備(調理等)」「日中の排泄」であり、やはり家族だけではなく、介護士のサポートが不可欠になります。介護の問題は当事者のみならず、その家族の生活まで影響を与えるため、介護離職の問題として労働市場でも顕在化しており、日本の労働人口減少の一因となっていると考えられます。
さらに、在宅で家族も不安なく介護を継続していくには公的資金の介護保険内サービスのみのサポートでは不足しているという実態があり、より柔軟な在宅介護を支えるサービスの多様性が必要になっています。
参考文献:
※1:厚生労働省;「介護保険事業状況報告の概要(令和2年7月暫定版)」
※2:厚生労働省;「介護保険事業状況報告(月報・暫定)令和元年10月分(8月サービス分)」
[画像2: https://prtimes.jp/i/53115/4/resize/d53115-4-671725-2.jpg ]
※表1及び2)は厚生労働省;「介護保険事業状況報告(月報・暫定)」令和元年10月分を基に、当社で作成
図2:介護者が不安に感じる介護について
[画像3: https://prtimes.jp/i/53115/4/resize/d53115-4-199337-4.png ]
図3:在宅生活継続に必要と感じる支援・サービス
[画像4: https://prtimes.jp/i/53115/4/resize/d53115-4-199337-4.png ]
図1:厚生労働省;「介護保険事業状況報告(月報・暫定)令和元年10月分(8月サービス分)」
図2、図3: 厚生労働省;「在宅介護実態調査の集計結果に基づく分析・考察の一例」試行調査報告書〔 概要版 〕, 平成29年3月
【本出資について】
担当キャピタリスト/General Partner 菅原 康之
世界で最も高齢化が進んでいる日本にとって、介護業界の課題解決は極めて重要なテーマです。しかしながら、現状の介護は介護保険を基本としたサービスとなっており、利用が進むほど日本財政を逼迫させていくものとなっています。一方で、介護保険の枠内のみで利用者の生活を豊かにすることは難しく、特に自宅で利用者が望む生活をしながら、介護の負荷を低減するサービスは非常に少ないのが現状です。株式会社LINK代表取締役の水野氏は、自身も介護士であり、介護業界に大きな課題を感じ、1人の介護士から1人の経営者としてこの業界の課題解決を図ろうとチャレンジしています。今回出資はそんな水野氏の成長性への出資という意味合いになります。
また、株式会社LINKは介護の利用者と提供者である介護士の理解を強みとして、介護に新しい選択肢を作るべく事業に取り組んでおり、ブラッククローキャピタルのファンドテーマである「労働人口減少と高齢化課題の解決」との親和性高いことも投資の大きな理由の1つです。我々、ブラッククローキャピタルは、高齢化社会日本において持続可能な介護を支えるため、株式会社LINKの事業成長にコミットしていきたいと思います。
【ブラッククローキャピタルについて】
ブラッククローキャピタルは、「労働人口減少と高齢化」という日本が抱える大きな社会課題をスタットアップのイノベーションによって解決を図る「インパクトフル」ファンドです。
日本の社会課題解決のために、LP投資家を含めあらゆるステークホルダーと協力しながら、投資先の成長を支援して参ります。
■株式会社LINKについて
[画像5: https://prtimes.jp/i/53115/4/resize/d53115-4-151192-1.jpg ]
【株式会社LINK 会社概要】
● 会社名 :株式会社LINK
● 設立 :2017年4月4日
● 代表取締役 :水野 友喜
● 本社 :東京都渋谷区渋谷2丁目2-17 トランスワークス⻘山
・東京オフィス :東京都港区南⻘山7丁目3-6 南⻘⻘山HYビル7階
・名古屋オフィス:愛知県名古屋市中区大須3丁目1-36 林太陽ビル7階
● 主な事業内容:
・介護⼠のシェアリングサービス「イチロウ」の運営
・居宅介護支援事業
・介護施設紹介事業
● ウェブサイト:http://link-cocokara.jp/弊社投資テーマとの関連性:利用者が自宅に居ながら自立的でかつ生活を豊かにするための「シニア向けサービス」として、大きな高齢化課題である介護問題の解決に寄与すると評価。
[画像6: https://prtimes.jp/i/53115/4/resize/d53115-4-521279-3.png ]
■BlackCrow Capital(ブラッククローキャピタル)の概要
ファンド名称 :BlackCrow Capital 1号投資事業有限責任組合
投資ステージ :シード・アーリー
投資テーマ :労働人口減少および高齢化の解決に寄与する事業
GP法人商号 :BlackCrow Capital合同会社(ブラッククローキャピタル)
設立日 :2019年3月15日
本社所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷二丁目34番12号
代表パートナー:菅原 康之
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
メドレー、埼玉県の医療・介護・福祉事業所への業務支援を目的に、埼玉りそな銀行との協業を開始
PR TIMES / 2024年9月18日 17時45分
-
善光総合研究所、プレシリーズAラウンド調達により、累計6.1億円の資金調達を実施/株主となった東京大学教授松尾豊氏、レオス・キャピタルワークス代表取締役社長藤野英人氏が顧問に就任
PR TIMES / 2024年9月6日 11時45分
-
サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合から、AstroX株式会社に出資いたしました。
PR TIMES / 2024年9月5日 11時15分
-
【岸田首相、年金世帯等に追加給付金を検討】ウチの親は国民年金・厚生年金をいくらもらっている?
LIMO / 2024年8月30日 19時55分
-
家計の大きな負担で家族が介護するケースも…民間介護保険は必要?
MONEYPLUS / 2024年8月23日 11時30分
ランキング
-
1「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
2PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
-
3ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
4「うどんみたいな布団」が突如爆売れ、Xで16万いいね 「売れたらラッキーくらいに思ってた」と担当者
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月21日 7時40分
-
5渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください