将来のキャリアを描けずに不安が膨らむ一方で、3人に1人の学生はコロナ禍の不安を「誰にも相談せず」
PR TIMES / 2020年10月12日 15時45分
<コロナショックで苦しむ学生に関するアンケート調査>
社会を担う学生を後押しする一般財団法人 人間塾(代表理事:仲野 好重)は、親元を離れて首都圏で1人暮らしをしている学生を対象に、コロナショックで苦しむ学生の実態を明らかにするためにインターネット調査を実施しました。
今回の調査では、目標を持っている学生でもコロナ禍によって将来のキャリアが見えず、精神的不安が膨らむ一方で、学生の3人に1人はコロナ禍の不安を誰にも相談していない実状が明らかになりました。
また、奨学金や大学などが設ける経済支援制度を最も多く利用していた層は、実家の世帯年収が500万以上900万未満の中流家庭の学生だったことが判明し、低所得世帯の学生だけではなく、大多数の学生が経済的不安に直面していることが表れた結果となりました。
<調査結果サマリー>
学生の3人に1人はコロナ禍の不安を「誰にも相談していなかった」
将来のキャリアを描けなくなり、精神的に不安な学生の声
経済的支援制度を最も利用していたのは、中流家庭の学生だった
志を持っている学生は、苦難の中でも前を向く傾向が判明
多くの学生が精神的不安や経済的不安を抱えている中で、人間塾では、志を持つ学生に人間教育と奨学金の給付を通して、社会に貢献する人材を応援していきます。
コロナショックで苦しむ学生の実態を調査
親元を離れて首都圏(東京都・神奈川県、千葉県、埼玉県)で1人暮らししている学生400名を対象に、新型コロナウイルス感染症の影響を抽出したインターネット調査を実施しました。
【調査結果1.】学生の3人に1人はコロナ禍の不安を「誰にも相談していなかった」
[画像1: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-822606-0.jpg ]
新型コロナウイルス感染症による危機が訪れた中、様々な不安を「誰にも相談していない」学生も多く見受けられました。家族や友人、恋人に相談できる学生はいますが、学生のキャリアをサポートしていく人や仕組みは整っていないことが表れた結果となりました。
【調査結果2.】将来のキャリアを描けなくなり、精神的に不安な学生の声
[画像2: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-164391-1.jpg ]
新型コロナウイルス感染症によって、実習や研究、留学など“学びの機会”を制限されてしまったことや、さらに就職活動を不安視する学生の声が多数挙がりました。目標を持っている学生でも将来のキャリアが描けなくなってしまい、先の見えない精神的不安に駆られています。
【調査結果3.】現在の学生は、志ある学生でもやむなくアルバイトしている現状
[画像3: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-836545-2.jpg ]
アルバイトの代わりにしたいことを質問すると、勉学や教養などを深めたいと回答する学生も見受けられました。こうした“志を持つ学生”でも、やむなくアルバイトしている現状が伺えます。
【調査結果4.】経済的支援制度を最も利用していたのは、中流家庭の学生だった
[画像4: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-335414-3.jpg ]
新型コロナウイルス感染症の影響によって困窮する学生のうち、奨学金や大学などが設ける経済支援制度を最も多く利用していた層は、実家の世帯年収が「500~900万円未満」の中流家庭の学生でした。新型コロナウイルス感染症をきっかけに、低所得世帯の学生だけではなく、大多数の学生が貧困に苦しむ現状が判明しました。
【調査結果5.】志を持っている学生は、苦難の中でも前を向く傾向が判明
[画像5: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-539038-4.jpg ]
新型コロナウイルス感染症が拡大したことで、学生の将来に対する考え方が変化していることが読み取れます。特に、調査結果3.で定義した“志を持っている学生”は、自身のあり方に気づき、未来に向かって乗り越えていこうと考える傾向が明らかになりました。
調査概要:コロナショックで苦しむ学生に関するインターネット調査
有効回答:親元を離れて首都圏(東京都・神奈川県、千葉県、埼玉県)で1人暮らししている
学生400名(奨学金をもらっている学生200名/奨学金をもらっていない学生200名)
調査期間:2020年8月21日(金)~2020年8月25日(火)
一般財団法人 人間塾 代表理事・塾長 仲野 好重(なかの よしえ) コメント
[画像6: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-455280-7.jpg ]
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの学生が精神的に不安を抱える今、家族や友人、恋人以外にも、不安を取り除いて学生のキャリアをサポートする人や仕組みが必要です。また、中流家庭の学生まで経済的に不安を抱える現実が明らかになり、志を持って頑張っている学生こそ、アルバイトではなく、自身を磨く活動に専念できるような経済的援助が大事です。
これらを解決し、社会に貢献する人材を育成する仕組みとして、人間塾では志ある学生が人生の使命や生きがいを見出すための人間教育と、返済義務のない奨学金給付を合わせた「スカラーシップ」を提供しています。
<略歴>
1962年、兵庫県生まれ。聖心女子大学を卒業後、米国・セントルイス大学大学院にてPh.D.(哲学博士号)。尼崎市教育委員長並びに大学教授を経て、2011年7月より人間塾塾長。専門は心理学、人間発達、生涯教育。
一般財団法人 人間塾 活動概要
人間塾は、志を持つ学生に「人間教育」をテーマにしたセミナーや研修と、奨学金の給付を通して、世のため人のために役立ちたいと考える学生を応援する「井上和子スカラーシップ」を賦与しています。2011年7月に設立して以来、50名の修了生が現在社会で活躍し、今年度は16名の塾生が在籍しています。
[画像7: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-222534-6.jpg ]
[画像8: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-792967-8.jpg ]
[画像9: https://prtimes.jp/i/61912/4/resize/d61912-4-817637-5.jpg ]
法人名 :一般財団法人 人間塾
所在地 :〒102-0084 東京都千代田区二番町12-13 セブネスビル1階
設立 :2011年7月1日
設立者 :井上 和子
代表理事 :仲野 好重
URL :https://ningenjuku.or.jp/
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