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NVIDIA Clara(TM)にスペクトラム社のデジタイザとAWGが新たに対応

PR TIMES / 2022年4月27日 12時45分

NVIDIA Claraの開発者のPC上で利用できる豊富な64種類のPCIeカード

デジタイザなど計測機器を製造するスペクトラム・インスツルメンテーション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、次世代のAI医療機器に向けたユニバーサルコンピューテイングアーキテクチャNVIDIA Clara AGX(TM)に対応したドライバの提供を開始します。64種類のスペクトラム社製デジタイザ、AWG(任意波形発生器)、デジタルI/Oカードが選択できるため、この新型ドライバは、科学者や開発者に対し、NVIDIA Clara AGXキットによるハイスピードなアナログおよびデジタル電子信号の取得・発生を可能にするものです。この豊富な選択肢により、ユーザーは必要とする電子信号の取得条件を確実に満たすことができます。



[画像1: https://prtimes.jp/i/95734/4/resize/d95734-4-6e7454f947fc78edecd6-0.jpg ]

画像1: NVIDIA Clara

例えば、デジタイザカードは、DCからGHzまでの周波数帯域の信号を、5MS/sから最大5GS/sのサンプリングレートで取得する事が可能です。同様に、AWGカードは、40MS/sから最大1.25GS/sのサンプリングレートで信号を出力し、DCから400MHzまでの帯域幅で、ほぼすべての波形や周波数成分の信号発生を可能にします。各アナログカードは、1、2、4、8チャネルを提供します。また、デジタルI/Oカードとデジタルデータ収集カードは、最大レート720MS/sでデジタルデータを収集、また最大125MS/sでデジタルパターンを生成することが可能です。TTLとLVDSには、インターフェースオプションをいくつか用意しています。NVIDIA Clara AGX デベロッパーキットは、臨床現場で即座に使えるソフトウェア定義のAI医療機器開発に向けた、操作性の高いプラットフォームです。NVIDIA(R) Jetson AGX Xavier™を搭載したArm(R) SoC(システムオンチップ)の適応力、統合型NVIDIA RTX™ 6000 GPUのパフォーマンス、そしてNVIDIA ConnectX(R) SmartNICの100GbE接続を融合し、リアルタイムのストリーミング接続とAIによる推論を実現しています。同キットには、フルスタックなGPU高速化ライブラリ、SDK、リファレンスアプリケーションも含まれており、開発者やデータサイエンティスト、研究者などによる安全性と拡張性の高いリアルタイムのソリューション開発に役立ちます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/95734/4/resize/d95734-4-71e1b8b03c1ba02cb454-1.jpg ]

画像2: 信号生成と125MS/sの速度での8チャネル信号取得

スペクトラム社製カードをClaraのシステムに追加することで、センサ信号の取得から発生、保存、処理まで一貫して行えるようになります。データは、カード、プロセッサ、GPU間でストリーミングが可能です。実際に、高速で並列処理を行うことができるGPUの処理能力は、スペクトラム社製品が取得・生成する大量のデータを扱うプラットフォームとして最適です。スペクトラム社はすでに、GPUベースのデータ処理を最大ストリーミングレートでも容易に行えるようにするSCAPP (Spectrum's CUDA Access for Parallel Processing)の提供を開始しています。例えば、M2pシリーズ(サンプリングレート5MS/sから125MS/sまで)のカード1枚もしくは2枚を、Claraキットにインストールすることができます(画像2)。4チャネルのAWG信号発生カードと8チャネルのデジタイザは、サンプリングレート125MS/sで全チャネルが完全に同期して動作します。キットは、評価の高いM4i.6631-x8(画像3)など超高速M4iシリーズのカードを選択することで、非常に低ノイズなAWGとなり、2チャネル、最大出力スピード1.25GS/sの信号発生が可能になります。さらに、M4i.2212-x8デジタイザカードを使用した例として、東京大学の研究室が2019年に開発した世界初のハイスループットなセルソーターが挙げられます。同カードは、このセルソーターのコアパーツとして使われています。4チャネル、最大1.25GS/sで信号の取得が可能で、スペクトラム社のSCAPPドライバとClaraキット内蔵のNVIDIA RTX 6000 GPUを介して最大3.4ギガバイト/秒のストリーミング高速処理を実現しています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/95734/4/resize/d95734-4-5dd697f847ccdcf0b6cc-2.jpg ]

画像3: AWGのベストセラーM4i,6631-x8(低ノイズな高速信号の発生を可能にするPCIeカード)は、単原子操作を行う多くの量子科学研究者に使用されています

NVIDIA Claraはこれまで、バイオメディカル分野における数多くの研究プログラムや次世代医療機器に採用されており、イメージング、ゲノミクス、患者のモニタリング、創薬などのアプリケーションに活用されてきました。今日では、ヘルスケア産業が力を入れている技術革新、プレシジョンメディシン(精密医療)のあらゆる場面で使われています。このパワフルなプラットフォームは、スペクトラム社製カードを搭載することにより、最先端の分野でよく扱われる高速電子センサ信号の取得と発生が容易に行えるようになりました。

スペクトラム社のテクニカルディレクター、Oliver Roviniは次のように述べています。「NVIDIA社からのお声掛けにより、連携してNVIDIA Claraのプラットフォーム向けドライバを開発できたことを大変光栄に思います。すでに多くのお客様が、当社の技術を医学に活用されていますが、これからはNVIDIA Claraと併せて、現在市販されている中でもトップクラスの高度なデータ処理ツールとなり得る、非常にコンパクトで低消費電力のシステムを容易に構築できるようになるでしょう」スペクトラム社のすべての製品同様、この64種類のM2pおよびM4iシリーズも5年間の製品保証付きです。この保証には、ソフトウェアとファームウェアの無料アップデートが含まれています。また、製品寿命を通して、当社のエンジニアチームによる直接のサポートを受けられます。詳細につきましては、弊社ウェブサイト(www.spectrum-instrumentation.com)をご覧ください。

上記のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。

スペクトラム・インスツルメンテーション社(Spectrum Instrumentation)について
1989年に創業したスペクトラム社(CEO 兼 創業者Gisela Hassler)は、モジュラー設計を利用することでデジタイザ製品および波形発生器製品をPCカード(PCIeおよびPXIe)やスタンドアローンのEthernetユニット(LXI)として幅広く生み出しています。スペクトラム社は30年間に、トップブランドの業界リーダーやほとんどすべての一流大学を含む、世界中のお客様に製品をご利用いただいています。当社はドイツのハンブルク近郊に本社を構えており、5年保証と設計エンジニアやローカルパートナーによる優れたサポートを提供しております。スペクトラム社の詳細については、www.spectrum-instrumentation.comをご確認ください。

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