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「火災で全焼した下町の工場、再建プロジェクト」                    皮革業界には必要不可欠な革漉工場再建のためのクラウドファンディングが支援金450万円を突破

PR TIMES / 2023年3月30日 10時45分

リフォーム業者の火の不始末で工場が全焼。会社再建のためクラウドファンディングに全国から450万円を超える支援が集まりました。4月20日まで開催中

東京にわずか5軒しかない「革漉工場」。革の厚みを変えることは皮革製品の製造に必要不可欠な工程ですが、弊社が運営していた革漉工場がリフォーム工事中に施工業者による火災で全焼しました。
火災を起こした業者が加入している保険会社に損害賠償請求する為、消防署に火災原因報告書を依頼しましたが、書類完成までに9か月もの期間を費やしました。その間、施工業者から補償の話や謝罪もなく、損害賠償保険会社からも過失の有無が判断できないとの理由で話が進まず、何度も心が折れそうになりながら、現在に至っています。
皮革業界に関わる方々の再建を望む声が非常に多く、工場再稼働のため「CAMPFIRE」でクラウドファンディングを開始したところ、わずか3日で日本全国から400万円を超える支援が集まりました。皆様のご支援に心より感謝申し上げます。再建まではまだまだ長い道のりですが、皆様のお気持ちを糧に上を向いて頑張っていこうと思っています。



[画像1: https://prtimes.jp/i/116914/4/resize/d116914-4-1d5c2ffcf848a85748f2-0.jpg ]

皮革素材卸売及び小売を行う創業85年の株式会社伊藤登商店(所在地:東京都台東区、代表取締役社長:伊藤勢一郎)がリフォーム業者の火の不始末で全焼した革漉工場を再建するため「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングに挑戦しています。




我々皮革材料問屋は多くの革(牛革、豚革、山羊革、羊革, etc.)を取り扱っています。
その全ての革は厚みが不揃いで、そのままの厚みでは皮革製品にする際使いづらいことがあり、その革を希望の厚みにスライスする“革漉き”という作業が必ず必要になります。

全ての皮革製品を製作するにあたりこの“革漉き” という作業は必須であり、厚みを変えることで製品に特徴を加え、命を吹き込むことが出来ます。この“革漉き” は皮革製品に関わる人にとっては無くてはならない工程です。

https://twitter.com/ITOH_NOBORU/status/1172287395523256320
              ↑
            漉き加工風景

この“革漉工場” の現状は私が知る限り東京で5社、全国でも6~7社しかありません。長引く不況の影響や新型コロナウイルスによる影響で仕事が減っていることも一因ではありますが、それ以前に後継者不足が大きな問題になっており、将来この革漉工場は半数ほどに減ってしまう可能性も否定できません。

漉き加工機は機械操作やメンテナンスに関しての取扱説明書が一切なく「見て覚える、やって覚える」が唯一の習得方法。更に様々な革(大きさ、硬さ、柔らかさ)を均一に漉き加工できる職人さん一人を育てるのに非常に多くの時間が掛かります。



[画像2: https://prtimes.jp/i/116914/4/resize/d116914-4-10ea24cd6b54ed7e98b7-11.jpg ]



※このように熟練の職人が言葉と感覚だけで伝えていき、覚えていきます。


[画像3: https://prtimes.jp/i/116914/4/resize/d116914-4-5471cc1ff2b4f6053def-13.jpg ]



            ※直接横で作業を見せながら指導することもあります。


弊社では、この革漉工場を存続していくため、廃業予定だった加工場を2018年に引き継ぎ、運営しながら若手を育成し、次の世代へ繋げる活動を続けておりました。


今回の工場火災に関して

2022年1月21日作業所のリフォーム中、施工業者が使用したグラインダーから木造の建物に火花が飛び続け、その火の不始末より事務所、作業所が全焼しました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=1lXfFsWVsQg ]


「火災が発生した」との電話をもらい、被害が少ないことを祈りながら工場へ向かいましたが、すでに火の手が上がっており、大切なものを運び出す余裕すらありませんでした。

近隣の方が1名煙を吸って搬送されましたが命に別状はなく、職人も無事でした。しかし結果として家屋は全焼、漉き加工機材も被害を受けました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/116914/4/resize/d116914-4-376ea2ffa531198f60b9-4.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/116914/4/resize/d116914-4-7d321547a7f54b918669-5.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/116914/4/resize/d116914-4-a7ef501f8a7aa27f7a8b-6.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/116914/4/resize/d116914-4-a2654d1d1a7b48cde415-7.jpg ]



先代から引き継ぎ50年にも渡り営業していた革漉工場がこのような状況になり、愕然としていますが、それでも再建を待ってくれているお客様のため、従業員の今後を考えると下を向いてはいられません。
この困難を乗り越え、ゼロから這い上がる為に、「CAMPFIRE」でクラウドファンディングを開始致しました。

【※スタートから3日間で目標金額を達成し、現在ネクストゴール挑戦中です】
開始早々から温かいご支援を頂き、本当にありがたいことに3月27日現在、450万(達成率152%)ものご支援となりました。革漉工場再建に向けご支援頂いた方からの応援コメントだけでなく、SNSからも沢山応援のお声を頂いております。



・プロジェクト名 :施工業者の火の不始末で工場が全焼、風前の灯の”革漉き加工場”を再建させたい!
・プロジェクトページ :https://camp-fire.jp/projects/view/557061
・2023年3月1日12:00~2023年4月20日23.59
・目標金額:300万
・リターン内容は上記ページをご参照ください



資金の使い道・実施スケジュール

資金の使い道
・今回ご支援頂きました資金は3台ある漉き加工機械の修理費に充てさせて頂きます。
その他として
・リターンの原材料代
・リターンの送料
・その他、人件費
・諸経費
・事務所移転にかかる諸経費
・CAMPFIRE様、手数料
令和5年4月クラウドファンディング終了
    5月末頃リターン発送

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