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文部科学省から眞山舎への委託事業「リカバリーの学校@くにたち」、2年目の開講が決定!障害の有無にとらわれずに学びあい、つながる共生の地域づくりを目指す

PR TIMES / 2024年6月5日 11時15分

令和6(2024)年6月22日から講座プログラムがスタート

 一般社団法人眞山舎(代表理事:土屋 一登、以下「眞山舎(さなやまや)」)は、文部科学省(総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課 障害者学習支援推進室)と、令和6年5月20日に、令和6年度「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業(地域連携による障害者の生涯学習機会の拡大促進)」の委託契約を締結しました。
 本事業は、東京都国立市において多様な背景をもつ人々による「キョウドウを生きる暮らし」を実現するために、英国で生まれた「リカバリーカレッジ」のコンセプトを参考に、「リカバリーの学校@くにたち」という事業を展開し、2年目を迎えます。
 今年度は、令和6年6月に開講し、令和7年2月まで実施予定です。
 なお、昨年度の取り組みをふり返るため、令和6(2024)年7月6日(土)10時から国立市公民館にて、「「リカバリーの学校@くにたち中間成果報告会」―〈生きづらさ〉からはじまる対話と学び―」を開催します。
 ご関心のある方は以下のURLをご確認ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000124797.html



[画像1: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-8de504ec44ec6046813a-8.jpg ]


事業概要



(1)背景
 精神や知的等の障害者の生活は、施設から地域への移行が推進されていると言われていますが、自宅と通所先との往復の生活に閉じられがちで、現状が本当に共生的な社会なのかというと、必ずしもそうとは言えず、社会的分断や社会的孤立も指摘されています。
 こうした課題の解決には、医療や福祉の制度拡充だけではなく、障害の有無にとらわれずに互いに学びあい、つながる共生の地域づくり(=「キョウドウを生きる暮らし」)が求められていると考えています。
 「リカバリーの学校@くにたち」という取り組みのアイデアのベースは、「リカバリーカレッジ」です。リカバリーカレッジとは、英国で生まれた取り組みで、市民のメンタルヘルス向上に向けて、疾患のある人やその支え手が、さまざまな生きづらさなどと向き合いながら地域で豊かに暮らしていくために、支援/被支援の関係を超えて互いに学びあうことを推進します。この取り組みは、近年、日本でも各地で実践されています。
 本事業は、リカバリーカレッジに着想を得ながら、NPO的・市民活動的な人々の協力のちからをベースにして、教育と福祉、一般市民と障害者の「キョウドウを生きる暮らし」を実現する国立市独自の共生の学びの場づくりを目指しています。
 なお、ここでの「リカバリー」とは、疾患や障害からの「回復」の意味ではありません。多様な「生きづらさ」を抱えながらも、他者とつながり、その人らしい人生を主体的に求める生き方を目指すプロセスと捉えています。また、「キョウドウ」とは、共同・協同・協働によって社会的分断や社会的孤立に抗する地域を創る意味で用いています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-12e17ac0241dc58a3e3e-6.jpg ]


 今日、国立市では、ソーシャル・インクルージョンの理念のもと、まちづくりの根幹に広義の健康=「ウェルビーイング」を据え、「健康まちづくり戦略」を策定し、今後施策を推進しようとしています。本事業では、これまで主に知的障害者の生涯学習分野で実績のある行政機関として国立市公民館と協働しています。国立市公民館にプログラム実施面で主体的に参画いただくことで、地域や行政全体への波及効果も期待されます。
 こうした背景のもと、「リカバリーの学校@くにたち」では、複数の講座等を新規で企画しつつ、地域の既存の取組とも連携・協働し、各機関のネットワークを形成しながら「カリキュラム」の全体像を構成しています。

(2)目的
 本事業の目的は、NPO・市民活動に関わる人々の「協力のちから」をベースにして、教育と福祉、一般市民と障害者の「キョウドウを生きる暮らし」を実現する国立市独自の共生の学びの場づくりをすることです。
 また、近年、教育・福祉・医療・労働等の各領域での機能分化や専門化の進展に伴い、地域の関係機関のつながりも希薄化していますが、本事業は、委託事業終了後も見据え、関係者のつながりを生む機能を強化し、地域の共生ネットワークづくりを目指します。

[画像3: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-c247464459f98a15f8b4-4.jpg ]


(3)本事業の特徴
 令和5年度の取り組みを経て、令和6年度からは、〈主人公〉と〈舞台〉というキーワードをベースに、3つのカリキュラム(言語対話型、⾮言語対話型、当事者参画型)を軸にして各講座プログラム(20回程度)の展開を検討しています。
 別々の講座プログラムに参加する学習者が、混ざり合い、共同する機会(=実践レベルのインクルージョン)を創出し、コーディネーターが中心になって、学習者と共に当事者主体のスピンアウト企画を作ることを企図します。こうした「リカバリー」の学びの地域実装によって、前年度の実践研究によって導き出された実践仮説である、学習者・支援者を含む各主体の〈回遊性〉と〈越境性〉を高め、〈共生圏の拡張(=地域レベルのインクルージョン)〉を目指します。

[画像4: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-8c1c2e9f66383f4ce276-2.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-86b6b5b00b52e51f2df4-0.png ]


(4)協力事業者等
 令和6年度は、眞山舎(さなやまや)を実行団体として、主に「国立市公民館」及び「bumPo ー 伴歩 ー」と連携・協働し、三者を中心に事業を推進していきます。また、令和5年度リカバリーの学校@くにたち参加者や専門家等による連携協議会を設けています。

[画像6: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-5eaf5ab842e45a3cebe6-0.png ]


(5)前年度活動実績
 令和5年度は、7つの講座プログラムを提供し、延べ300名以上の方が参加しました。言いっぱなし、語り合いの場である連続講座「リカバリーの学校」には延べ160名程度が参加。テキスト(『リカバリーの学校の教科書ー精神疾患があっても充実した人生を送れます!ー』)を順番に読み上げ、その後、5つ程度のグループ(最大4名)に分かれ、それぞれが思うことや感じることを共有し、対話を行いました。

[画像7: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-e7b6b340a1616091bccc-9.jpg ]


 また、鈴木直文氏(NPO法人ダイバーシティサッカー協会代表理事/一橋大学社会学部教授)に講師を依頼したダイバーシティサッカーの企画には、知的・精神障害当事者、診断名があるわけではないが生きづらさを感じる方、大学生、市民など、多様な背景をもつ個人(延べ64名)が参加し、「どのようにすれば、今この場にいる人とサッカーを楽しむことができるか」という問いに向き合いながらサッカーをしました。

[画像8: https://prtimes.jp/i/124797/4/resize/d124797-4-7648ba645219a100019d-9.jpg ]


(6)メディア掲載実績
・令和6年3月23日(土)TBSラジオ「まとめて!土曜日」内「人権TODAY」で紹介
・令和6年3月26日(火)「TBS NEWS DIG」にて記事掲載
・令和6年5月14日(火)「都政新報」にて紹介

団体情報


(1)団体名:一般社団法人眞山舎
(2)設立:令和4年11月7日
(3)住所:東京都国立市富士見台1丁目7番地1号 富士見台第一団地1号棟102号室
(4)代表理事:土屋 一登
(5)目的:個人が幸せを感じられる暮らしを主たるテーマに掲げ、地域に暮らす個人による幸福の増進に係る主体的活動及び地域社会における個人の幸福を増進する仕組み構築・基盤整備
(6)団体ホームページ:https://www.sanayamaya.org

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