石井楓子ーーークラシックファンに今、一番聴いてほしいピアニスト
PR TIMES / 2024年6月13日 13時45分
グリーグ国際ピアノコンクールを制した俊英の、待望の東京公演が近づく!
マエストロ・山田和樹も認めたピアニズム。国内の指揮者・オーケストラから熱い視線を集めてきた石井楓子のソロリサイタルが6月21日(金)、東京のトッパンホールで開催される。3月までスイスのバーゼルに拠点を構えていた石井。“ヴェールに包まれていた”と言うと語弊があるかもしれないが、日本各地のオーケストラへ招かれてきたキャリアからすると、ソロ・リサイタルを聴く機会が少なかったのは確か。ヨーロッパでの充実の日々を終え、日本での活動を本格化させた石井が選んだプログラムとは。
[画像: https://prtimes.jp/i/130986/4/resize/d130986-4-75c5e17cbe4a3a05f3b0-0.jpg ]
石井は1991年神奈川生まれ。13歳で国際コンクールに出場した時に、ある種のプロ意識が芽生えたという。逸材揃いで知られる桐朋学園在学中より学内でも一目置かれるほどで、2013年には難関の日本音楽コンクールで第1位を獲得した。24歳でヨーロッパに渡り、研鑽を磨く中でグリーグ国際ピアノコンクールや、ドイツ・ブラームスコンクールで優勝を果たした。
今回のプログラムでは、石井本来の持ち味である古典派~ロマン派のドイツ音楽、コンクール優勝を境に新たな代名詞ともなったグリーグの作品がバランスよく取り上げられている。いわばベートーヴェンやシューマンが活躍していたドイツ語圏から、グリーグの生まれたノルウェーを含む北欧への旅路のようにも見える。グリーグを筆頭とするいわゆる国民楽派の作曲家たちが、どのように自国の民謡や舞踊をクラシックに取り込んでいったかがよく分かるプログラムとなっている。
また、クラシックファンやピアノ愛好家が見逃せないのが、現存するドイツの現代作曲家、ヘルムート・ラッセンマンによる変奏曲。古典を参照しつつ現代的な音響を表出させるその音楽は、日本人としてヨーロッパに身を置き、連続する歴史の中で芸術音楽を学んできた石井にとっても大きなシンパシーを抱かせる。この一曲が含まれることで、ぐっと現代的なプログラムへと昇華されていると言えるだろう。
実は昨夏、一時帰国した石井は都内の小さなサロンでソロリサイタルを開いている。コンサートの幕が開き、ピアノの前に立った時点でサロンの空気が変わったことを思い出す。演奏はもちろんのこと、ステージングを含めたトータル・プロデュースされたそのコンサートは、海外でコンサートを聴くときのような非日常感を味わうことができるものだった。
今回のトッパンホールでのリサイタルは、より多くの聴衆が石井の演奏を体験できる絶好の機会となる。ぜひ足を運んで、確かめてほしい。
石井楓子 ピアノ・リサイタル
2024年 6月 21日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:トッパンホール
出演:石井楓子(ピアノ)
曲目
グリーグ:バラード
グリーグ:ノルウェー舞曲
ラッヘンマン:シューベルトの主題による5つの変奏曲
ベートーヴェン:6つのバガテル
シューマン:謝肉祭
● コンサートイマジンチケットセンター: 03-3235-3777(10:00~18:00/日・祝休)
● トッパンホールチケットセンター:03-5840-2222(10-18時/土日祝休)
● イープラス:https://eplus.jp/
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。事情により曲目が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
【主催・お問合せ】 コンサートイマジン03-3235-3777(10-18時/日曜・祝日除く)
後援:在日スイス大使館/ノルウェー大使館/日本グリーグ協会/日本ブラームス協会/若手音楽家育成アヤメ基金/一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
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