環境素材MIRAIWOOD(R)︎技術で、伝統工芸漆器の廃木粉をアップサイクルしたサスティナブルな漆器木地を開発 ~加賀市補助金により我戸幹男商店と共同開発~
PR TIMES / 2024年10月15日 11時45分
MIRAIWOOD(R)︎ サスティナブル木地 - 漆器の廃木粉から作った汎用木地
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MIRAIWOOD(R)︎ サスティナブル漆器木地
2024年10月11日、菱華産業株式会社(本社:東京都中央区日本橋室町4−6−2、代表取締役:藤塚英明)は、廃木粉をアップサイクルした植物由来の環境素材「MIRAIWOOD(R)︎(ミライウッド)」の技術を活用した漆器用のサスティナブル木地を発表しました。
この製品は、2024年10月16日からMATSUYA GINZA本店 7F にて開催される「めぐる未来、つづく工芸」展にて展示されます。
環境志向のラグジュアリー市場と、伝統工芸のサスティナビリティ
MIRAIWOOD(R)︎ サスティナブル漆器木地は、日本の伝統工芸山中漆器の漆器製造で排出される欅材の廃木粉を回収、MIRAIWOOD(R)︎ 技術によりアップサイクルした汎用の成形木地です。一般的な汁椀の製造に適しており、伝統工芸の技術により様々なデザインの漆器椀を作ることができます。
天然木粉(主に欅)が体積の80%以上(比重では51%以上)、植物由来の生分解性樹脂をブレンドすることで、比重換算のバイオマス度は73.3%以上を達成しています。
加工品は木製品とすることができ、アップサイクルに加えてリサイクルも可能です。
日本の伝統工芸は、環境志向の強い欧米での人気が高く、特にファッション、ラグジュアリー市場では環境素材であることはマストとなっています。このニーズに応える商品となっています。
伝統工芸山中漆器「我戸幹男商店」と共同開発、加賀市の補助金にも採択
この開発には、石川県の山中漆器の人気ブランド「我戸幹男商店」に大きく協力いただきました。我戸幹男商店の天然木の漆器を削る際の木粉を回収、アップサイクルして木地としました。木地の形状も我戸幹男商店の監修により、伝統工芸の職人が扱いやすく、汁椀のデザインバリエーションを作りやすいように配慮されています。この開発は、加賀市の製品開発補助金にも採択されました。
今後は、既存の漆器木地業界にも木粉回収の協力や製造連携の輪を広げ、国内の木材を無駄なく有効活用するサプライチェーンアライアンスを広めていく計画です。
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開発された試作品。左から無塗装の状態、カカオ木地、GATOマットブラック(天然漆)
株式会社 明治のサスティナブルカカオ構想、CACAO STYLE に協力
通常の木粉バージョンに加えて、チョコレート製造時の未利用部位であるカカオハスク(カカオ豆の皮)を混合したカカオ混合バージョンも製作可能です。天然のカカオ素材のブレンドにより、ほんのりとチョコレートの香りがする上、ビターチョコレートのようなダークブラウンの色、質感となります。
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株式会社 明治「CACAO STYLE」と伝統工芸山中漆器「我戸幹男商店」のコラボレーションで、カカオ漆器を開発
このカカオ素材に我戸幹男商店によって伝統工芸山中彫と漆を施された、ふたつきの小物入れ(ボンボニエール)を開発、下記にて数量限定にて販売いたします。
MATSUYA GINZA 本店(東京・銀座)7F おりふしギャラリー
「めぐる未来、つづく工芸」展
20024.10.16 WED - 22 TUE
2024年10月16日からは、MIRAIWOOD(R)︎公式サイトでもオンライン販売を開始します。
https://www.miraiwood.com
高い質感と、木地レベルでも美しいデザインを追求
MIRAIWOOD(R)︎ 技術により、木地の状態でも天然素材ならではの高級感を追求。アップサイクル工程で木粉に圧力をかけることで独特の美しい質感を実現しました。木材でありながら「工芸作家の陶器のような風合い」だと表現する方もいらっしゃいました。
また、我戸幹男商店の要望により、木地のままでも美しいデザインを追求。建築家でプロダクトデザイナーの森 豊史 により、シンプルな中にも情感の宿る形状となっています。前述のボンボニエールも森によるデザインで、注目のクワイエットラグジュアリーの世界観を表現しています。
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3Dプリンターにて何度も試作、形状デザインが煮詰められた。
デザイン 森 豊史
THE CONRAN SHOP、Paul Smith、無印良品、アクタス、アスクル、バルスなどにデザインを提供していることで知られている。2000年9月に発売されたプライウッド時計シリーズは現在も日本のベストセラー、グッドデザイン賞「LONGLIFE賞」として、日本のデザインの殿堂入りを果たしている。
商品詳細
MIRAIWOOD(R)︎ サスティナブル漆器木地は、弊社および代理店を通じて受注生産後に販売されます。
MIRAIWOOD(R)︎ サスティナブル漆器木地を活用した商品「CACAO ボンボニエール」は、サイズ2種(L、S)、カラー2種を揃え、販売店やオンライショップを通じて提供されます。
具体的な発売日は、2024年10月16日(水)からとなります。
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サイズ、L、S カカオブラウン(明治カカオハスクをアップサイクル)
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特別展示販売
MATSUYA GINZA 本店(東京・銀座)7F おりふしギャラリー
「めぐる未来、つづく工芸」展
20024.10.16 WED - 22 TUE
会期中、我戸幹男商店の山中漆器の展示と販売もございます。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/150929/4/150929-4-df354da6ed98b1c8b91f81e29518d10f-1782x2304.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2024年10月16日からは、MIRAIWOOD(R)︎公式サイトでもオンライン販売を開始します。
https://www.miraiwood.com
価格
「CACAO ボンボニエール」
サイズ:L 18000円(税別)、サイズ:S 15000円(税別)の価格は[価格情報]です。
カラーは、それぞれに2種(カカオブラウン、マットブラック)があります。
また、MATSUYA GINZA「めぐる未来、つづく工芸」展での特別販売も実施されます。
今後の展開
MIRAIWOOD(R)︎は、このサスティナブル漆器木地と伝統工芸漆器の発売を皮切りに、多様な業界や合首都の連携で、更なる木質材料や植物由来材料のアップサイクル製品の開発を計画しています。
担当者コメント
[本社/環境素材事業担当]
弊社は創業からプラスチック成形業を永く営んできました。バイオマス環境素材はプラスチック成形業界のサスティナビリティにも不可欠なものと認識しております。弊社のMIRAIWOOD(R)︎技術は、既存のプラスチック成形設備で、バイオマス製品、木製品が成形製造できます。
アップサイクル、リサイクルのサプライチェーン確立には、異業種の方々との連携、協力が重要です。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
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