【イベントレポート】小池都知事登壇、経営者の意識や職場の文化の変革を促すため、「東京女性未来フォーラム2025」開催
PR TIMES / 2025年1月31日 10時45分
変えていこう、東京から。動かそう、日本を。~企業が”女性活躍”を考える場~
東京都では、あらゆる場面で女性が持てる力を発揮できるよう、日本全体に女性活躍の輪を拡げていくため、これまで推進してきた様々な取組を「女性活躍の輪~Women in Action~」(WA)として位置づけ、気運醸成を進めています。
2025年1月28日、WAの取組の一環として、経営者の意識や職場の文化の変革を促すことを目的とした「東京女性未来フォーラム2025」を東京国際フォーラムにて開催し、女性登用の必要性や企業における具体的な取組事例を発信しました。また社会全体に取組を波及させていくために、小池都知事と企業経営者達が、女性活躍・ダイバーシティ経営の推進に向けた共同宣言を行いました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154108/4/154108-4-b87d26821eeb4fc832d0fe9d48edfca3-1494x625.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■共同宣言
小池都知事と企業の皆様で、女性活躍・ダイバーシティ経営の推進に向けた共同宣言を行いました。小池都知事からは「企業が変われば、社会全体の意識や行動が変わっていきます。これからも力を合わせて創意工夫に取り組んでいきましょう。Women in Actionをキーワードとし、お一人お一人が輝いている東京にしていきたい」と挨拶がありました。
■基調講演
鳥取氏により、自社の事例を基に経営戦略としての女性活躍、DE&I推進をテーマに基調講演を行いました。また、「人材のDE&Iはまさに人的資本経営そのものであり、多様な人材が自由な発想でアイデアを出し合い多くの視点で議論し、価値創造力を高めていくことが大切であり、女性だけでなく多様な人材が活躍する社会、企業を目指して参ります。」といった意気込みも発表し、開会直後のプログラムにふさわしい講演となりました。
●登壇者
日本航空株式会社 代表取締役社長・グループCEO 鳥取 三津子 氏
■宣言企業トークセッション
4名の日本企業の経営者が登壇し、「経営戦略として考える女性リーダー登用と企業成長」をテーマにトークセッションを行いました。本トークセッションでは、女性活躍やダイバーシティの推進について、どのように取組を進め、組織を変革してきたのか、企業のトップならではの視点でその道のりや今後のビジョンを語りました。
また、女性登用や女性活躍の推進により社風がオープンになり、女性に限らず多様な人材が適切に評価され、自分らしく働ける環境の実現が目指されていることが共有されました。さらに、マネジメント層としても社内外への積極的な関与が求められることや、女性リーダー育成の重要性についても意見交換が行われました。
●モデレーター
朝日新聞出版 AERA編集部 編集長 木村 恵子 氏
●登壇者
株式会社高島屋 代表取締役社長 村田 善郎 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社 取締役執行役員 井上 裕美 氏
株式会社みずほ銀行 取締役頭取 加藤 勝彦 氏
株式会社リコー 代表取締役会長 山下 良則 氏
■高校生によるMy Voice-自分たちが変えよう・動かそう-
東京都では、昨年、第1回となる「東京女性未来フォーラム」を契機として、東京女性リーダーズ応援ネットワークを立ち上げました。ネットワークでは、若年層へのキャリア教育の一環として、都立高校3校の2年生を対象に、出張授業や専門家による講演、企業で実際に働く方々による講演、ワークショップを通じて、将来の「ありたい姿」を描くきっかけづくりを行いました。当日は、東京都立青山高等学校、東京都立国立高等学校、東京都立多摩科学技術高等学校の3校の代表生徒から、「誰もが望む生き方・働き方を選択し、自分らしく活躍できる社会にしていくために」をテーマに、それぞれの切り口から発表を行いました。
●東京都立青山高等学校
「女性の育児による悪循環」をテーマに、近年の女性の就業者数や男女別の家事・育児負担割合についてのデータを踏まえ、育児の主体が女性に偏っている現状を発表。男性側の家事・育児の促進によって、女性のキャリアアップしやすい環境の重要性を説明し、「自分らしく活躍するための多様な選択肢を社会全体で提供し、それが全ての人の共通認識になってほしい」と提案。最後に「自分らしくありたいと思えるようになることが大事だと感じている。」と締めくくりました。
●東京都立国立高等学校
「多様化する社会で、女性が働いていく、ポジティブに私らしいキャリアを歩んでいくために。」をテーマに、平安時代の女流文学に見られる性別による苦しみの歴史や、男性の育児休業取得率、日本国内の女性社長の割合などを例に挙げ、意見表明。「男女で分けるのではなく、個人を尊重する価値観を企業が取り入れることで、全ての人が幸せに生きられる社会に近づいていくのではないでしょうか」と投げかけました。
●東京都立多摩科学技術高等学校
「女性の研究職の割合を増やしていく取り組み」をテーマに、自ら行ったアンケート調査を踏まえ、幼少期の体験が進路選択の「文理選択」に大きく影響する点に着目しました。その上で、幼少期に科学技術の楽しさを伝えることが、女性の研究職を増やす鍵であると提案しました。「高校と小中学校の連携や地域交流を通じて、子どもたちに科学技術の楽しさを伝える機会を作る」ことが、企業や社会の果たすべき役割だと呼びかけました。
●小池都知事コメント
「将来、東京も明るいという思いを抱かせてくれる発表だった。若者の皆さんが、能力や個性を活かして活躍できる社会を築いていきたい。」とのコメントがありました。
■フォーラム概要
【イベント名】
・東京女性未来フォーラム2025 ~企業が“女性活躍”を考える場~
【開催日時】
・2025年1月28日(火) 13:00~17:00
【会場】
・東京国際フォーラム ホールB7
【登壇者】
・東京都都知事 小池 百合子 氏
・日本航空株式会社 代表取締役社長・グループCEO 鳥取 三津子 氏
・株式会社高島屋 代表取締役社長 村田 善郎 氏
・日本アイ・ビー・エム株式会社 取締役執行役員 井上 裕美 氏
・株式会社みずほ銀行 取締役頭取 加藤 勝彦 氏
・株式会社リコー 代表取締役会長 山下 良則 氏
・朝日新聞出版 AERA編集部 編集長 木村 恵子 氏
【プログラム】
・基調講演 「経営戦略としての女性活躍、DE&I推進」
・宣言企業トークセッション 「経営戦略として考える女性リーダー登用と企業成長」
・高校生によるMy Voice-自分たちが変えよう・動かそう
・共同宣言
・パネルディスカッション1.
「本気で女性の育成を進めるには? 女性リーダー登用で見えてきた理想的な企業の在り方」
・パネルディスカッション2.
「女性が能力を発揮できる組織とは? ー誰もが働きやすい職場をつくるー」
【参考情報】
東京女性未来フォーラム2025に関する特設サイト
https://mirai-forum2025.metro.tokyo.lg.jp/
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