東北地方初の『マニュライフわくわくるーむ』が完成!公益財団法人星総合病院内(福島県)に1月19日(土)よりオープン
PR TIMES / 2013年1月21日 13時14分
-第5期子どもの療養環境改善のための特別支援プロジェクト-乳幼児から思春期まで理想的な療養環境を提供
公益財団法人星総合病院(病院長:木島幹博)は、NPO法人「子ども健康フォーラム」(理事長:長嶋 正實)の支援協力のもと、療養中の小児患者を対象にした本格的な新プレイルーム『マニュライフわくわくるーむ』が完成を迎え、1月19日(土)より正式にオープンの運びとなりました。当日は、公益財団法人星総合病院総長院長、病院長ら病院関係者をはじめ、NPO法人「子ども健康フォーラム」、マニュライフ生命保険株式会社、社会福祉法人中央共同募金会の関係団体の代表者が出席し、贈呈式および内覧会が行われました。
『マニュライフわくわくるーむ』開設特別支援プロジェクトは、NPO法人「子ども健康フォーラム」が取り組む子どもの療養環境改善活動の一環として、同NPO法人がマニュライフ生命保険株式会社の特別協賛と社会福祉法人中央共同募金会の協力を得て2008年より開始した活動です。療養中の子どもたちの心のケアのための中核施設としての“プレイルーム”の意義を啓発し、活用の充実と質的向上を促進するモデル・プレイルームの設置と運営を支援しています。第5期となる今回は、全国で8番目、東北地方では初めての『マニュライフわくわくるーむ』となります。
療養中の子どもたちをとりまく環境は、治療のストレス軽減のため、医療環境から離れた家庭を思い起こさせるようなリラックスできる空間作りや、他児との関わり合いの中で社会性を育む機会の提供など“療養環境の充実”が不可欠といわれています。福島県内の地域では、外で遊ぶ時間が限られるなど、不自由な状況の中で多くの方がストレスを感じて生活をされています。公益財団法人星総合病院の『マニュライフわくわくるーむ』は、不安な状況の中で病気と闘う子どもたちにとっての「遊びやくつろぎの場」であり、ご家族にとっても安心を提供する場としての機能を期待されています。
<公益財団法人星総合病院『マニュライフわくわくるーむ』 概要>
公益財団法人星総合病院は、東日本大震災により甚大な被害を受け、建物が大きく損壊、病院機能が一時停止しました。しかし地域の中核病院という使命のもと、震災後敷地内に外来プレハブ棟を建設。また病棟の改修工事を行い、同年6月に外来・入院ともに診療機能を再開しました。震災直後には以前から計画していた新病院建設に着手しており、今年1月1日、新・星総合病院が開院いたしました。
星総合病院の『マニュライフわくわくるーむ』は、近未来のまち「宙(そら)まち」をテーマに作られました。「宙まち」は、同病院から車で約30分で行くことができる布引高原をイメージした平和な近未来の空想都市です。猪苗代湖、磐梯山も一望できます。福島の子どもたちの未来と想像力を刺激する温かみのある療養環境を目指しました。
今回の『マニュライフわくわくるーむ』の特徴の1つに、<赤ちゃんコーナー>、<製作・ルール遊びコーナー>、<ごっこ遊びコーナー>、<スタッフコーナー>、<構築遊び・絵本コーナー>と、わくわくるーむ内をそれぞれのスペースに分けて配置していることが挙げられます。また、テーマに合わせて床や窓回りなど内装もコーディネートしています。
玩具は、乳児から学童期の子どもが興味を持って遊べる様々な種類の楽器、ままごとセット、汽車レール、積み木、ボードゲーム、パズル、カードゲーム、人形などを用意。症状によってわくわくるーむで遊ぶことができない子どもたちには、おもちゃを病室のベッドサイドに持っていくことのできるワゴンを用意し、病室から出ることが出来ない子どもたちへの保育も可能となっています。
さらに、1階外来の待合スペースのプレイコーナーも、NPO法人「子ども健康フォーラム」の設計で作られ、そこに置く玩具は当プロジェクトから寄贈させていただきました。食堂ラウンジには思春期の子どもが楽しめるように、ソファでマンガを読んでくつろげるスペースも作っています。
同院には、避難を余儀なくされた方々も多くいらっしゃいます。避難生活を続けていたり、震災の経験により心に大きな傷を負った子どもたちも入院しています。福島県内には外で自由に遊べない状況からストレスを抱えている子どもや子育てに悩む母親も少なくありません。このような環境下での入院生活はさらに大きなストレスとなることから、入院環境の充実は大変重要であると考えます。
公益財団法人星総合病院4T病棟
住所:〒963-8501 福島県郡山市向河原町159番1号
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