1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

全国初、生物多様性に優れた自治体ランキングを公表

PR TIMES / 2016年12月2日 11時28分

~世界的にも先駆的な成果として、全国各地の 665 自治体を共通指標で評価~

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 秀延)は、都市の生物多様性指標研究会(座長:森本幸裕京都学園大学教授)とともに、自治体の生物多様性の現状と取り組み状況を評価し、全国初となる生物多様性に優れた自治体ランキングを作成しましたので、お知らせいたします。生物多様性の政策研究において、665もの自治体(市町村)を共通指標で評価することは世界的にも珍しく、先駆的な成果といえます。



1.調査結果の概要

自治体の生物多様性保全の取り組み状況を評価する指標群で1位となったのは、埼玉県戸田市、神奈川県川崎市、兵庫県神戸市・伊丹市の4自治体でした。また、生態系の豊かさと便益を評価する指標群で1位となったのは、栃木県茂木町・那須町、岐阜県恵那市、大阪府能勢町、兵庫県猪名川町、奈良県宇陀市、広島県竹原市の7自治体でした。

生物多様性地域戦略を策定している自治体の取り組み状況の評価結果は、生物多様性地域戦略を策定している自治体において明らかに全体平均よりも高い平均総合点となっており、行政計画の重要性が明らかとなりました。エリア別にみると、関東、近畿、中部の自治体が、生物多様性保全の取り組みに積極的である傾向が明らかとなりました。また、財政規模が大きくなるほど取り組み状況の平均点総合点が高くなる傾向がうかがえました。

評価方法や自治体ランキング、調査結果の傾向考察の詳細等につきましては、別紙をご覧ください。
[画像: http://prtimes.jp/i/20489/5/resize/d20489-5-740148-0.jpg ]


2.調査・公表趣旨

地球規模の環境問題に対応するため、気候変動対策や自然環境保全、グリーンインフラ等を推進する機運が高まるなか、各地域における生物多様性保全の状況を把握することの重要性は、国内外で指摘されていました。こうした背景があり、全国一律の評価が可能である「都市の生物多様性指標(簡易版)」(国土交通省都市局公園緑地・景観課公表)をもとに、自治体における都市域の生物多様性の生態系の豊かさと便益、及び取り組み状況を評価することといたしました。

評価やランキングの公表により、全国各地(自治体や地域の関係主体等)において、生物多様性保全に関する関心が高まり、さまざまな取り組みが一層いっそう促進されることが期待されます。

また、「住みやすさ」や「幸福度」などの指標で自治体を評価する取り組みはありますが、みどりや生物多様性の豊かさを全国的なデータに基づいて評価する指標は他になく、みどりや生物多様性の観点から自治体の魅力を認識するツールとして、今回の評価やランキングが活用されることが期待されます。


3.詳細データの提供

別紙にて公表した自治体以外でも、評価対象となった自治体のご担当者様に対しては、指標値や指標の算出根拠となったデータ等をまとめた資料をお渡しすることができます。下記の問い合わせ先あてに、自治体・部署名、氏名、連絡先をご連絡ください。


4.「都市の生物多様性指標研究会」の構成メンバー

森本幸裕 京都学園大学バイオ環境学部教授
一ノ瀬友博 慶應義塾大学環境情報学部教授
香坂玲 東北大学大学院環境科学研究科教授
関健志 公益財団法人日本生態系協会事務局長
沼田壮人 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 研究開発第2部 主任研究員
西田貴明 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 経営企画部グリーンインフラ研究センター副主任研究員

以 上


企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください