新会社のNALA RENEWABLESを通じて世界中の太陽光発電・風力発電・電力貯蔵プロジェクトへ投資
PR TIMES / 2020年10月5日 13時45分
~今後5年間で合計2GW規模のプロジェクトへの投資を目標~
世界有数の独立系コモディティ商社のトラフィグラ・グループ(Trafigura Group Pte Ltd、以下「トラフィグラ」)はこの度、世界中の太陽光発電、風力発電および電力貯蔵プロジェクトへ投資するための新会社、Nala Renewablesを設立しました。
Nala Renewablesは、今後5年以内で、2GWの累積容量を備える、稼働中、建設中、または開発の最終段階にある、再生可能エネルギー・プロジェクトのポートフォリオを構築するという、意欲的な目標を掲げています。Nala Renewablesは世界的な資産運用会社のIFMインベスターズとの合弁会社であり、2018年に設立された合弁会社、インパラ・ターミナル(Impara Terminals)を通じた両社の関係を一層深めるものとなります。
Nala Renewablesは、主に欧州、アジア、および特定の新興諸国においてトラフィグラが既に事業を展開している市場で、再生可能エネルギーを生産しているプロジェクトを特定、建設、および運営します。グリーンフィールド・プロジェクトの開発に加えて、ポートフォリオの投資プロファイルに適合する、さまざまな開発段階にある資産または企業を取得する機会を厳選し、追及します。
その他にも、Nala Renewablesはトラフィグラ・グループが有する世界中の鉱業、港湾、精錬インフラ資産と接点のあるプロジェクトの建設および運営も手掛ける予定です。生産された再生可能エネルギーは、これらの施設に供給されます。トラフィグラは合弁会社に対して開発の初期段階にある250MW相当規模のプロジェクトを拠出すると共に、時価ベースにて、再生可能資産に対して長期のオフテイク(供給)契約を提供します。
トラフィグラ のCEO兼エグゼクティブ・チェアマンであるジェレミー・ウィアー(Jeremy Weir)は次のように述べています。「インフラ投資において非常に豊富な経験をもつIFMインベスターズは、今回の意欲的でタイムリーな挑戦にあたっての素晴らしいパートナーです。エネルギー転換は、再生可能エネルギーに対するニーズを高めるだけでなく、戦略的な長期投資の機会を作り出します。こうした投資は、今後弊社の取引業務の中で重要な柱となる電力・再生可能エネルギーのトレーディング部門との相乗効果を生み出すとともに、弊社の他のエネルギー市場での能力や知見 を活かして進められるでしょう」
IFMインベスターズのインフラストラクチャー運用部門グローバルヘッドであるカイル・マンジーニ(Kyle Mangini)は次のように述べています。「トラフィグラとの良好なパートナシップを継続し、エネルギー転換に一緒に取り組むことに期待しています。今回の合弁会社の設立は、当社の投資資産における二酸化炭素排出の影響を削減するための戦略における重要な一歩となる取り組みです」
15名のプロフェッショナルからなる担当チームの採用が進められており、トラフィグラとIFMインベスターズは再生エネルギー関連の専門知識を通じて支援していきます。今後は投資ポートフォリオの展開に伴い、チームも拡大させていく予定です。
トラフィグラについて
1993年に設立されたトラフィグラは世界有数の現物商品トレーディンググループです。トラフィグラは、世界中のお客様にさまざまな原材料(石油・精製品、金属・鉱物を含む)の調達、貯蔵、輸送、引き渡しを行っています。トレーディング事業は欧州や米州北米、中南米、オーストラリアで採掘、精錬、その他の事業を展開している世界的な亜鉛・鉛の生産者であるNyrstarの株式の過半数を保有するほか世界的な石油製品の貯蔵、流通企業であるプーマエナジーや世界各地のターミナルや倉庫、物流オペレーターのインパラ・ターミナル、トラフィグラのマイニング・グループ、ガレナ・アセットマネジメントの株式を大量に保有するなど、産業や金融資産にサポートされています。
トラフィグラは世界41か国の80拠点で勤務する約8,000名の従業員のうち700名によって所有されています。ここ数年で大幅な成長を遂げたトラフィグラは2003年の120億米ドルから2019年の1,715億米ドルにまで売り上げが拡大しました。当社グループは20年以上にわたって、お客様とグローバルエコノミーを結び付け、トレードを進化させることで成長しています。詳しくはwww.trafigura.comをご覧ください。
IFMインベスターズについて
世界的な資産運用会社IFMインベスターズは、インフラストラクチャー、プライベート・エクイティ、デット、上場株式の4つのアセットクラスにおいて、470の機関投資家向けに1,080億米ドルの資産を運用しています。IFMのインフラストラクチャー運用部門は、欧州、北米、アジア、オーストラリアで100名以上の投資プロフェッショナルからなり、案件取引、ポートフォリオ管理、財務・事業運営など幅広い専門性を有します。IFMはインフラ・エクイティ投資では世界中で440億米ドルを運用し、世界最大のインフラ・マネジャーのひとつです。現在、メルボルン、シドニー、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、東京、香港、チューリッヒ、ソウルの9ヵ所に拠点を有しています。詳しくはwww.ifminvestors.comをご覧ください。
インパラ・ターミナルについて
2018年12月にトラフィグラと世界的な資産運用会社のIFMインベスターズの間でメキシコ、スペイン、ペルーにあるインパラ・ターミナルのベースメタル・ターミナルのインフラを保有・運営する、出資比率50:50の共同事業が発足しました。合同事業はパラグアイにおける精製品の貯蔵・流通・河川を利用した運搬事業 やスイスを拠点とした、アフリカの銅山地帯でグローバルな貨物輸送と各種輸送サービス事業も手掛けています。より詳細な情報はwww.impalaterminals.comをご覧ください。
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