第11回「ADF ミラノサローネデザインアワード2021」最優秀賞、優秀賞作品が決定!23の国から「再生:re_」をテーマに多様な作品がエントリー
PR TIMES / 2021年2月25日 10時45分
最優秀賞のTakuto Ohtaさん、優秀賞のBoey Wangさん、Alexander Schulさん、おめでとうございます。
特定非営利活動法人 青山デザインフォーラム(以下、ADF)は、今年で11回目となる「ADF ミラノサローネデザインアワード2021」を開催しました。今年は「再生:re_」をデザインテーマに、世界中のデザイナーやクリエーターから、多様なアイデアやデザインの表現が作品としてエントリーされました。審査員には、Eric Clough(エリック・クラウ)氏と坂東航太氏を迎え、革新性・独創性・発展性・機能性・コミュニケーションが生まれる空間か?の5つの観点から公平にアセスメント・審査を行い、以下のとおり最優秀賞、優秀賞を選出しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/39033/5/resize/d39033-5-684409-0.jpg ]
「ADF ミラノサローネデザインアワード2021」受賞者・受賞作品の発表
・最優秀賞:Takuto Ohtaさん 作品名「Rethinking the obvious」
・優秀賞:Boey Wangさん 作品名「Immeasuable Ranges」
・優秀賞:Alexander Schulさん 作品名「substantial furniture line」
受賞された皆様、この度は誠におめでとうございます。
青山デザインフォーラムのミッションである“アーティスト、デザイナー、建築家の社会的地位の向上と育成”を達成させるため、「ミラノサローネデザインアワード」プロジェクトはスタートしました。今年で11回目の開催となります。
2021年のデザインテーマは「再生:re_」です。「再生」とは文字通り「再び生かすこと」。“re-BORN” “re-CYCLE” “re-USE” “re-BUILD” “re-NOVATION”...家具・建築物・空間・プランなど「再生」の形は問わず、自由に提案していただきました。温暖化対策、SDGsなど環境問題の取組みとして、再利用としての「re_」のデザイン提案や、世界的に大流行している新型コロナウイルスにより世の中の価値観が大きく変わった日常において、既存のモノを新しく再定義する「re_」の提案など、家具・建築をはじめ多彩な作品がありました。
ADFでは、環境問題や永続性が全人類のテーマでもある現在において、今後も同じようなテーマでデザインコンペを開催していきたいと考えております。
「ADF ミラノサローネデザインアワード2021」受賞作品について
今年は23の国から建築、家具に限らず、アート作品映像など、多様なカテゴリーよりエントリーがありました。このように幅広い形で応募作品があったことは、10年にわたり開催を続けてきた「ADF ミラノサローネデザインアワード」の成果でもあります。一方、特定のカテゴリーに絞り込まないアプローチでの作品があったことで、カテゴリーの違う作品を同じ土俵で評価する難しさも生まれました。
そのような数々の多彩な作品が集まる中、見事最優秀賞に輝いたTakuto Ohtaさん、優秀賞を選ばれたBoey Wangさん、Alexander Schulさん、この度は受賞誠におめでとうございます。ここに受賞作品の一部をご紹介いたします。
なお、2021年ミラノサローネは新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑みて、例年の4月から2021年9月5日(日)~10日(金)へ開催延期となりました。あわせて本アワードの表彰式および最優秀賞展示も、同会期中に現地開催する予定です。
【最優秀賞】Takuto Ohtaさん 作品名「Rethinking the obvious」(Japan)
[画像2: https://prtimes.jp/i/39033/5/resize/d39033-5-895915-1.jpg ]
【優秀賞】Boey Wangさん 作品名「Immeasuable Ranges」(Netherlands)
[画像3: https://prtimes.jp/i/39033/5/resize/d39033-5-637680-2.jpg ]
【優秀賞】Alexander Schulさん「substantial furniture line」(Germany) ※一部抜粋
[画像4: https://prtimes.jp/i/39033/5/resize/d39033-5-617550-6.png ]
また、本アワードに作品をご応募された皆様、そして運営サポートいただいたすべての方々に心より感謝を申し上げます。
審査員を務めたデザイナーからのコメントご紹介
今年度はNYに拠点をおきながら世界で活躍される2人のデザイナーに審査員としてご協力いただきました。
一人はアメリカやヨーロッパで活躍され、日本でも多くのプロジェクトを手掛け、212box (http://212box.com/)代表のEric Clough(エリック・クラウ)氏です。多様な素材を、地域の伝統的な手法を取り入れた独自の表現力は特筆するものがあり、建築だけでなくプロダクト、映像など幅広いジャンルでの作品を作っています。
もう1人の審査員は、同じくNYで活躍されている坂東航太氏です。Monolayer, Bando Designの創設、経営を経て、現在NYを拠点とするインテリアデザイン設計事務所Bando x Seidel Meersseman(https://bxsm.nyc/)の代表であり、日本人の感性でもある繊細さをアメリカのダイナミックな建築と融合させ新しい世界観を作り、ホテルやレジデンスの設計者として活躍されています。
審査員を務めたお二人よりメッセージをいただきました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/39033/5/resize/d39033-5-713338-7.jpg ]
Eric Clough(エリック・クラウ)氏
“I enjoyed reviewing the submissions and their considerate designs, all of which have made an indelible footprint into our minds which in some way will shape the future and our experiences to well-crafted objects and materials.”
[画像6: https://prtimes.jp/i/39033/5/resize/d39033-5-678827-8.jpg ]
坂東航太氏
「多角的な解釈や手法が取れるテーマに対して皆様色々なアプローチをとり柔軟に対応をされていていたと思います。予期不能な出来事が起こり得るこのご時世、柔軟な思考、対応を迫られる場面がデザイナーとしてもより多く遭遇する機会が増えたように感じる最中、このコンペの作品中にもいろいろな思考、模索、デザインプロセス、対応力を垣間見れ、刺激を受けました。」
ミラノサローネ国際家具見本市について
ミラノサローネは、毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」の通称。1961年、イタリア家具やインテリア小物の輸出を促進するために誕生した。1967年より「国際」家具見本市として拡大し、以降デザイナーの登竜門的存在となっている。
最近では、ミラノ市内で自主的に始まり数多くの有名デザイナーを輩出している「フォーリサローネ(Fuori Salone、サローネの外の意)」を合わせて、「Milano Design Week」と呼ぶようになり、全体で100万人規模の人々で賑わう世界一のデザイン祭典と言われている。
ADF ミラノサローネデザインアワードについて
[画像7: https://prtimes.jp/i/39033/5/resize/d39033-5-600134-5.jpg ]
ADFは世界のデザイナーの育成と地位向上をめざし2009年に日本で設立された特定非営利活動法人です。国内外の会員5,000人に加え、世界各国の提携団体協会に所属する約50,000人のクリエーター、デザイナーのネットワークを有しており、世界各国のデザイナーなどと数多くの業務提携を行うとともに、ミラノで開催される「ミラノサローネ」で2013年より会場設営をしております。
「ADFミラノサローネデザインアワード」は、毎回ADFが提携する各国の協会、団体に所属する数多くのデザイナーにご応募頂き、デザインの国際コンペティションとして成長しております。
ADF:https://www.adf.or.jp
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