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全国老施協、介護職員の早期離職防止に向けたサポートを周知

PR TIMES / 2019年11月5日 12時5分

株式会社エス・エム・エス、新規入職者へのチャットによる遠隔サポート実証開始

全国の特別養護老人ホームをはじめとする高齢者福祉施設・事業所が加盟する公益社団法人全国老人福祉施設協議会(東京都千代田区)は、株式会社エス・エム・エス(東京都港区)が行う早期離職の予防に有効な新規入職者に対するサービストライアルへの協力依頼を会員施設等に対して行った。



[画像1: https://prtimes.jp/i/47239/5/resize/d47239-5-241550-0.png ]

介護の仕事にあこがれて入職したとしても、入職後1、2年で辞めてしまう人は少なくない。多くは介護の仕事を再び選んでいるが、中には介護業界から離れてしまう人もいる。

2025年には55万人の介護人材不足が叫ばれるなかで、せっかく介護を選んで入職した介護職員が、介護の現場で働いて辞めてしまうことは社会にとって大きな損失である。

厚生労働省の調査では、介護関係職種が退職を検討するきっかけの上位には、「職場の人間関係に問題があったため」が20.0%、「結婚・出産・妊娠・育児のため」が18.3%、「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」が17.8%となっており(*1)、職場の人間関係は他業界と同様に、離職を防止する観点では重要な要素である。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47239/5/resize/d47239-5-180331-1.jpg ]


エス・エム・エス調査によると、早期離職した人の43.5%が「職員間の人間関係」、26.1%が「業務に対する不安」に悩んでいた。問題は、早期離職するまでの間に指導する立場にある者が、適切なコミュニケーションや関わりを持てないがために、このような離職を助長してしまうことだ。

エス・エム・エスでは、試験的にチャットを用いた介護職員へのサポートを行っており、3か月以内の離職が約12%減少するなど、一定の成果が得られることが分かっていた。

全国老施協としても、介護従事者が働きやすい環境を整えるための経営支援の一環として早期離職者の防止に向けた対応を検討しており、今回、共同検証に踏み切った。

エス・エム・エス社は電話や訪問によるヒアリングを経て実証を開始し、実証期間は、11月以降の開始から半年程度を見込んでいる。

生産年齢人口の減少に伴い、介護従事者の減少は避けられない。そうであれば尚更、入職者が介護業務に対して不安を抱えたまま他業界に離職してしまう悪循環を防ぎ、介護業界全体の好循環が生まれる社会を目指していくことが求められる。

今後、全国老施協としては、離職要因のほか長期的に従事する介護従事者のキャリア形成や働き方などの経営管理の支援についても検証等を進めていく。


*1:社会保障審議会 介護保険部会(第79回)参考資料より

【本サービスや共同実証へのお申込みに関するお問い合わせ】
サービス担当 株式会社エス・エム・エス 房田(ふさだ) 電話:070-4540‐4859
関連URL: https://www.bm-sms.co.jp/prs_20191101_smsroushikyo/

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