白内障の情報に特化したメディア【白内障ラボ】公開
PR TIMES / 2019年10月9日 15時25分
眼科医監修による正確な情報をお届けし、皆さんの疑問を解決します
白内障に関する一般的知識から、眼科医がお答えする「お悩み相談室」、白内障の最新の治療をご紹介する「治療最前線」、白内障治療に力を入れている全国の医療機関のご紹介など、白内障と診断された方々の欲しい情報を発信する白内障ラボ http://shoyokai.or.jp/lab を公開いたしましたのでお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/49675/5/resize/d49675-5-557593-0.jpg ]
白内障とは、加齢などの原因から目の水晶体が濁ってしまう病気です。水晶体は、目の中に入る景色のピントを調整するカメラのレンズのような役割を担っています。白内障を発症すると水晶体が濁り、ピント調節機能が悪化、その結果、景色がぼやけて見える、光をまぶしく感じるなどの症状が発生します。中高年以降の年齢で発症しやすくなる病気で、50代では40~50%、60代で70~80%、70代で80~90%、80歳以上の場合はほぼ100%の確率で白内障を発症するといわれています。生活習慣など外的要因によっても白内障を発症する年齢は変動し、不摂生な食生活、喫煙、屋外での仕事が多いといった場合などは白内障になりやすいと考えられており、早ければ40代で白内障を発症することもあります。
日常生活への影響がない白内障の初期には点眼治療が行われます。主にピレノキシン製剤やグルタチオン製剤を用いて、水晶体が濁るスピードを抑制します。ただし、あくまでも白内障の進行を遅くすることを目的とするため、点眼治療で水晶体を透明に戻すことや、進行を止めるほどの効果は期待できません。
白内障の影響で、日常生活に支障が出てくる場合は手術を行う必要があります。日本では年間100万件以上の白内障手術が行われています。最近では日帰りで行われることが一般的で、多くの眼科クリニックで手術が可能です。
白内障の手術では、超音波水晶体乳化吸引術という手術が広く行われています。この手術では、角膜を切開した後に水晶体の袋(嚢)の一部を切開(前嚢切開)、超音波器機を用いて濁った水晶体の核を砕き(核分割)、それを吸い取ったあとに水晶体の変わりとなる眼内レンズを挿入するという内容です。また、近年登場したレーザー白内障手術では、個々の目に合わせてレーザーの照射位置を決め、角膜切開・前嚢切開・核分割を行います。より正確で再現性の高い手術が可能であり、著しい進化を遂げている手術です。現在まだまだ限られた施設でしか受けられないレーザー手術ですが、より器械が安価になり、保険診療でも施術可能となれば、日本国内においても普及していくことになるでしょう。
[画像2: https://prtimes.jp/i/49675/5/resize/d49675-5-963096-2.png ]
手術の際には、濁った水晶体を摘出し、代わりになる人工のレンズ-眼内レンズ-を目の中に挿入する必要がありますが、単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズなど、手術後の快適な生活をかなえるための様々なレンズがあり、ライフスタイルに合わせた選択が重要です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/49675/5/resize/d49675-5-123020-3.jpg ]
近年では手術中に術者のアシストを行う術中イメージガイドシステムや、眼内レンズ度数測定を行う術中波面収差解析装置が登場するなど、白内障手術に関わる技術的進歩は目覚しいものがあります。多くの方がかかる白内障に関する正確な情報を発信してまいります。
白内障ラボ
http://shoyokai.or.jp
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