「洋服を受け継ぐ」ことを提案するサルトが、洋服お直し論と実例をまとめた書籍『リフォームの魔法』を講談社から発売 - 【洋服お直しサルト】
PR TIMES / 2021年9月15日 12時15分
亡くなった父のスーツを私(息子)が着たいー。受け継ぐお直しの素晴らしさを掲載
創業22年目となった、洋服お直しサロン「SARTO」を運営するサルト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:檀正也)は 、2021年9月15日に『リフォームの魔法』を刊行します。
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<「受け継ぐお直し」を紹介したい想いから始まった>
かつての私達は、洋服お直しを「ファッショナブルに着るための手段」として取り上げ、トレンドへの理解や「デザインを崩さないサイズダウン」、「糸までこだわる再現性」などを強みとしていました。
しかし、10年ほど前から、創業当初からの理念である「良いものを長く大切に使ってほしい」という想いを企業精神の中心に位置付け、「洋服を長く着るための洋服お直し」を最も強く提案するようになりました。
ありがたいことに今では、新品のサイズ調整よりも、譲り受けた物をお直しするご依頼の方が多い時もあるほど、お客さまには認知いただくようになりました。
「亡くなった妻がプレゼントしてくれたスーツを、娘の卒業式で着たい」
「祖父のコートを私(孫娘様)が着たい」
「亡くなった父のスーツを受け継ぎたい」
「成人式で祖母に買ってもらったスーツを、結婚式で着たい」
こんな様々なストーリーを持ったご依頼をいただくようになった今、「受け継ぐことの素晴らしさ」や「洋服は受け継げる」ということをより多くの方に知っていただきたいと思い、今回『リフォームの魔法』を出版いたしました。
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<洋服お直しのイメージを変える、たくさんの実例を紹介>
洋服お直しは、残念ながら「破けの補修」か「裾上げ」程度のイメージしかないのが現状です。そんなイメージを少しでも変えたいという思いから、洋服お直しとリメイクの事例を多く掲載しています。また、自分でできるお直しやちょっとしたリメイクも「セルフリフォーム」として紹介しています。
紹介する実例は、サルトの20年間の歩みの中で強く印象に残ったもの。この本を手にとった多くの方が「こんなことまで出来るのか!」と驚くことと思います。
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<サルトの「洋服お直し論」>
書籍の中では、洋服お直しを4つにカテゴライズし、「洋服お直し」という言葉の中身を解説しています。これはサルトがかねてから唱えてきた理論のようなものですが、文章として発表するのはこれが初めてのことです。
洋服お直しの本質や存在する意味を追求し続けた中で整理された考え方や想いを紹介し、書籍の最後には、実際に動き出している世界に向けた目標も文字に残しています。ファッション業界や同業他社の方にも、洋服お直しを体系的に理解するヒントとなる内容です。
<環境省が進める「サステナブルファッション」へのヒントに>
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https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
環境省は、カーボンニュートラル実現に向けた一つの柱として、ファッションと環境タスクフォースを結成し、「サステナブルファッション」というムーブメントを推進しています。その中にはリサイクルやリユースに並んで、「洋服のお直し・リペア」が消費者が取り組める活動として取り上げられています。
しかし、破けの補修や裾上げといった従来のイメージの洋服お直しだけでは、到底解決はできません。書籍「リフォームの魔法」は、従来の洋服お直しの考え方を変え、環境問題解決のひとつの手段として再認識するきっかけやヒントを与える内容となっています。
<書籍情報>
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書名:捨てられない服がよみがえる!リフォームの魔法
著者:檀 正也
発行:講談社
定価:1,540円税込
ISBN-10:4065248124
ISBN-13:978-4065248126
頁数:112頁
おわりに(あとがき)より
「お直し」が究極である理由は、今あるものを1とした場合、「1以上に増やすことなく、新しい1を作り出す」、無限の可能性を秘めていることです。
我々の力はとても小さいですが、彼女(ワンガリ・マータイさん)と同じ想いで「お直し(ONAOSHI)」という言葉を世界に羽ばたかせることを、大きな目標としています。
<サルト株式会社について>
業界初の「洋服お直しサロン」として2000年に創業。従来のお直し屋さんがカウンターで対応し、お客様の指定した寸法に基づいて縫製作業を受けるのみであったのに対し、サルトはカウンターを廃止し、フィッティングルームにて専門のフィッターが一対一でしっかりと採寸とご提案をするスタイルで展開しています。
現在、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹、赤坂、本郷、名古屋で店舗展開する他、香港、台湾、シンガポールのパートナーショップ内でのお直しの受注や、人材育成のための学校事業を行っています。
イタリアの総手縫いのスーツやフランスの高級ブランドの衣類などを中心に担当し、高級衣類お直しのパイオニアとしてのポジションを確立しております。
また、イタリア等では一般的である「世代を超えて洋服を受け継ぐ」ことを日本でも広めようと、積極的に提案・広報し、「受け継ぐお直し」を提供するお直し屋さんとして広く認知されるところとなりました。
さらに、2018年にはシンガポール、2019年には香港、台湾で業界初の「海外お直し会」を開催し、日本の「ONAOSHI」を世界に発信する活動を行っています。
環境省「ファッションと環境タスクフォース」との意見交換などを通して、ファッション業界の環境汚染問題にも積極的に取り組んでいます。
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