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AutodeskとONESTRUCTION、国内スタートアップ企業初のopenBIM(R)に関する戦略的提携に関する覚書(MOU)を締結

PR TIMES / 2024年9月19日 11時45分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56155/5/56155-5-0fce20be68189eae9f559e44213fa7c1-1920x1079.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「建設とテクノロジーの架け橋に」をビジョンに、建設分野のソリューションを提供するONESTRUCTION 株式会社(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:西岡大穂 、以下:ONESTRUCTION)は、あらゆるモノづくりの変革を実現するデザインと創造(Design & Make)のプラットフォームカンパニーとして、3D 技術を使った設計・製造、建築土木、メディア&エンターテインメント向けソフトウェアを提供している米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)と、グローバルの建設業界における openBIM(R)※ の普及に向けた戦略的提携に関する覚書(MOU)を締結しました。米国Autodesk社と国内スタートアップ企業との戦略的提携は今回が初となります。

背景
昨今グローバルにおける建設業界では、buildingSMART International を中心として openBIM(R) を用いた生産性と持続性の向上が提唱されており、openBIM(R) を活用したワークフローによる、建設ライフサイクルの最適化が推進されています。
弊社では、openBIM(R)に関する技術開発ソリューションの提供、openBIM(R)に関する技術標準及びユースケースの設計・開発、ソリューションパッケージ「OpenAEC」の提供、buildingSMART JapanやbuildingSMART Internationalでの国際協調活動を行っています。
これらの実績を持つ弊社と、buildingSMART Internationalでも最高位のメンバーシップを持ち、グローバルに様々なBIMオーサリングツールを提供するAutodeskが連携し、openBIM(R)に関する様々な戦略的連携を実施することで、openBIM(R)のグローバルにおける社会実装をより加速いたします。

Autodesk社様のプレスリリースはこちら
https://blogs.autodesk.com/autodesk-news-japan/onestruction-mou
戦略的連携に関する覚書の概要
- openBIM(R)に関するマーケティング
- openBIM(R)に関するソフトウェア開発
- openBIM(R)のルールメイキング
- openBIM(R)に関する技術標準開発協力
- openBIM(R)に関する国際サミットへの共同参画、プレゼンテーション
- buildingSMART Internationalの国際協調活動における相互連携

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56155/5/56155-5-2f005831eee1f14992cf843a8cf609ec-1920x1024.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
openBIM(R)ワークフローに応じた、Autodesk製品とONESTRUCTIONのソリューションパッケージ「OpenAEC」のコラボレーションイメージ

グローバルの建設業界の現状
グローバルにおける建設業界の課題は、以下の 5 つの観点から整理することが出来ます。

労働力不足と持続可能性に欠ける働き方
労働者不足と人口減少が深刻であり、高齢化社会や若者の建設業離れが業界全体の持続可能性を損ないつつあります。

生産性の低さ
重層請負構造による情報の断片化、紙や PDF での情報交換プロセスを前提としたデジタル化による非効率なコミュニケーション、データのサイロ化が発生しています。

最新の規格の対応や新技術導入の遅れ
先人の知見の集合体である業界のため、レガシーなルールが多く、新しい技術の導入やデジタル技術を前提とした業務プロセスへの変革に消極的なユーザも一定数存在します。また、発注側が最新の規格に対応するスピードが遅れているといった課題があります。

工程管理のデータ連携・システム連携の課題
大手建設会社の大規模プロジェクトでさえもエクセルベースで工程管理が行われており、プロジェクトの遅れやコストの増加を引き起こしています。しかし、これらの問題に対する効果的な打ち手の実施、システムの構築が出来ていません。

時代にあったビジネスプロセスへの適応遅れ
手書き図面や 2 次元 CAD が広く使われていた時代に定められた設計標準や要領類を前提としたソフトウェアを用いた設計・施工手法から BIM によるワークフローへと適応が遅れている建設企業が一定数存在しており、それらの企業へのサポートが業界全体として不十分な側面があります。
協業により目指す未来
- openBIM(R) に最大限準拠したビジネスワークフローの構築openBIM(R) 技術を前提とした技術革新を重視する ONESTRUCTION とクローバルにおける建設業界で最新の BIM 関連技術を提供する Autodesk が協業し、それぞれが注力する技術開発分野とビジネス領域を相互補強します。これらにより、単一ソフトウェアベンダーのプラットフォームに縛られない openBIM(R) を活用した情報交換環境の変革、データの持続可能性を加速します。openBIM(R) による本来のビジネスプロセスの構築と具体的なユースケース実施サポートを強化します。
- スタートアップならではの実装スピードと Autodesk のグローバルネットワークを活用した openBIM(R) 機能の迅速な提供ONESTRUCTION のスタートアップ企業としての実装スピードと openBIM(R) に対する確かな技術と、Autodesk のグローバルネットワークリソースを掛け合わせ、お互いの相乗効果を高めます。
- openBIM(R) に準拠したサービスの提供により誰一人取り残さない未来openBIM(R) は誰もが息をするように使えることが最適です。今回の協業により、openBIM(R) をあまり知らないユーザでも、正しく openBIM(R) が使え、ビジネスを最大化できる未来を作ります。これにより、業界人は技術者として設計や施工の技術研鑽に集中することが出来ます。

今回のMOUにおける各社コメント
【ONESTRUCTION 代表取締役CEO 西岡 大穂】
この度、BIM オーサリングツールの分野で世界をリードする Autodesk 社と MOU を締結できたこと非常に嬉しく思います。本連携は 2 社間によるものですが、あらゆるソフトウェアベンダーが会社間の垣根をこえて連携し、BIM を通じて世界中の建設現場の課題解決を実現していくための、大きな一歩だと思っています。Autodesk 社と連携してグローバル展開を加速させていきます。今後も buildingSMART International の openBIM(R) 戦略の実現に協力し、データ標準の進歩に貢献していきます。

【Autodesk Inc., AEC Design Strategy Vice President Dan Lohmyer】
Autodesk は、シームレスなエンドツーエンドのワークフローを実現するためのopenBIM(R) を強力に推進しています。1994 年、Autodesk は BIM で共同作業を行うためのオープンでベンダーニュートラルなデータ標準を定義し、逐次進歩させるための業界集団の設立に関与しました。今日では、buildingSMART International の openBIM(R) 戦略の実現に協力し、その進化を支援しています。その一環として openBIM(R) を製品開発のコア技術として buildingSMART International の様々な実証プロジェクトに積極参画する ONESTRUCTION 社と連携し、グローバル展開で協業することでこの進化を迅速にしかも確実なものとします。

報道機関からの問い合わせ先
ONESTRUCTION 広報窓口 代表取締役 CEO 西岡大穂
Mail: pr@onestruction.com
ホームページ: https://onestruction.com/

オートデスク 広報事務局(プラップジャパン) 森島・菊池・宮原・金子
Mail: autodesk@prap.co.jp
ホームページ: https://www.autodesk.co.jp/


※openBIM(R)とは
原則として、1. Interoperability、2. Open、3. Reliable、4. Collaboration、5. Flexibility、6. Sustainabilityの 6 つで構成されます。openBIM(R) は、建設業界におけるデジタルデータのアクセシビリティ、ユーザビリティ、管理、持続可能性を向上させることで、BIM の利点を拡張します。openBIM(R) の核心は、ベンダーに依存しない共同作業プロセスであり、相互運用性(インターオペラビリティ)を促進し、ライフサイクル全体を通じてプロジェクトや資産に利益をもたらしますopenBIM(R) により、データのサイロ化を解消することで、プロジェクトのデリバリーとアセットパフォーマンスを大幅に改善します。通常の BIM に比べて、openBIM(R) を採用することで、より良いプロジェクトの成果、より大きな予測可能性、パフォーマンスの向上、リスクの低減による安全性の向上が実現します。BIM データは通常、独自のベンダーのデータ形式によって、分野ごとに、またはプロジェクトのフェーズごとに制約されますが、このような BIM データの従来の問題も openBIM(R) は回避することができます。

openBIM(R) は、国際標準と作業手順を遵守することで、共通の整合性と言語を生み出し、BIM の利用の幅と奥行きを広げることができます。openBIM(R) は、IFC、BCF、COBie、CityGML、gbXMLなどのベンダーニュートラルなフォーマットに基づくデジタル・ワークフローを可能にします。

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