約7年ぶりに大徳寺 孤篷庵の一般公開が決定!2022年重要文化財を保有する京都 寺院の春・初夏特別公開情報が続々と発表に。
PR TIMES / 2022年1月27日 15時45分
3年の歳月をかけ復元された「縄目地蔵尊像」が初公開される壬生寺も。
「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、ワンランク上の京都の文化体験を企画・運営する株式会社京都春秋(本社:京都市中京区、代表取締役:市川 豊)は、約7年ぶりに一般公開を迎える京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院 大徳寺内にある孤篷庵と、地蔵信仰・壬生狂言・新撰組のキーワードで知られる壬生寺にて、初公開を含む重要文化財の特別公開を春・初夏の季節に合わせ順次開催致します。
大徳寺は織田信長や豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの地で、その戦国武将に仕えた茶聖 千利休や日本美術史上の重要人物の一人、狩野永徳を代表とする狩野派などが活躍した当時の文化の最先端であり、日本文化に多大な影響を与えた場所です。大徳寺塔頭 孤篷庵は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけて多くの功績を挙げた一大芸術家 小堀遠州が自ら統計した茶室「忘筌席」がある寺院として知られ、遠州の美意識が投影された書院、庭園は茶の湯文化や建築という視点からも一度は実物を拝観する価値のある名高い場所です。5月24日(火)から開催される約7年ぶりの一般公開では本堂、茶室、庭園、書院のみならず、1650~1660年代の作とされる狩野探幽筆「破墨八景図」も特別に展示されます。
壬生寺では、昭和37年に焼失した平安時代の仏師 定朝作と伝わる旧本尊を3年の歳月をかけて復元した「縄目地蔵尊像」が初めて一般公開となります。ゴールデンウィークに上演される壬生狂言に合わせ、 4月29日(金・祝)~5月8日(日)の期間、縄目地蔵尊像をはじめ、通常非公開の本堂や京都市指定登録文化財の庭園、寺宝が特別公開されます。待望の歴史的文化財・建造物の公開にご注目ください。
【特別公開:大徳寺 孤篷庵 紹介】
小堀遠州が自ら設計した茶室「忘筌席」が有名な大徳寺塔頭 孤篷庵。約7年ぶりの一般公開を迎える。安土桃山時代から江戸時代前期にかけて、大名茶の完成者として、あるいは作庭家として、また建築作業の奉行として多くの功績を挙げた一大芸術家 小堀遠州。遠州の美意識が投影された茶室や書院、庭園は、茶の湯や建築を知るものなら一度は足を踏み入れたい名高い場所。
[画像1: https://prtimes.jp/i/63967/5/resize/d63967-5-3b6dfca1470e4778a1d0-2.jpg ]
■概要
公開期間:2022年5月24日(火)~6月12日(日)
休止日 :法務により拝観休止日が増える可能性あり
拝観時間:9:30~16:00(受付終了)
拝観料:大人1,000円・中高生500円・小学生以下入場不可
公開形式:時間と人数を区切ってグループ拝観(ツアー形式)*10名以上の場合、予約必須。
特別公開:本堂
茶室「忘筌席」と露地庭園
書院「直入軒」と近江八景の庭
狩野探幽筆障壁画、軸
松平不昧筆書
URL:https://kyotoshunju.com/temple/koho-an/
■ 特別公開 見どころ
茶室「忘筌席」
[画像2: https://prtimes.jp/i/63967/5/resize/d63967-5-af3ec18aa9a029f17176-0.jpg ]
中国の荘子の句から得た席名で、功を成し遂げた遠州が俗事から離れて、風雅三昧に入る境涯を表したものと言われる。西縁側に舟入板の間を取り、障子を半分降ろし、下吹き抜けになった佇まいは、建築と庭園の視覚関係を緊密に考えられた構成となっている。千利休の草庵風の侘茶に対して、書院式の茶室の完成を表すものである。
庭園
[画像3: https://prtimes.jp/i/63967/5/resize/d63967-5-c4d6fdcbc1dbf3dd5494-1.jpg ]
孤篷庵庭園は本堂前庭、忘筌露地庭園、直入軒前庭「近江八景の庭」、山雲床の庭がある。写真、直入軒の庭は湖景になぞらえて造られた近江八景の庭といわれる。石組みと刈込を多く用いた書院式枯山水庭園で平明優雅な趣がある。
【特別展示】狩野探幽筆「破墨八景図」
[画像4: https://prtimes.jp/i/63967/5/resize/d63967-5-6c1f6f10de04e1a0e16a-3.jpg ]
1650~1660年代の作とされる。墨の濃淡で立体感を表す。
【特別公開:壬生寺 紹介】
地蔵信仰、壬生狂言、新選組の3つで広く知られる壬生寺。ゴールデンウィークに上演される壬生狂言に合わせ、通常非公開の本堂や庭園などが特別に公開される。本堂には本尊 地蔵菩薩立像(重要文化財)が安置されている。
旧本尊は日本の仏像彫刻に多大な影響を与えた平安時代の仏師 定朝作とされるものだったが火災によって焼失。本公開では修復図面などを元に3年がかりで復元された縄目地蔵尊像(延命地蔵菩薩像)が一般初公開される。そのほか、特徴的な石組みと新緑が美しい庭園(京都市指定登録文化財)、寺宝の公開が決まっている。
[画像5: https://prtimes.jp/i/63967/5/resize/d63967-5-483bd2ac8fdcdb2a6d47-8.jpg ]
■概要
公開期間:2022年4月29日(金・祝)~5月8日(日)
休止日:※事情により拝観休止となる場合があります。
拝観時間:10:00~16:00(受付終了)
拝観料:大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開:本堂
本尊 地蔵菩薩立像(重要文化財)
庭園(京都市指定・登録文化財)
【一般初公開】復元 縄目地蔵尊像(延命地蔵菩薩)【特別展示】「壬生地蔵縁起絵巻」(室町時代)
URL:https://kyotoshunju.com/temple/mibudera/
■ 特別公開 見どころ
【一般初公開】復元 縄目地蔵尊像(延命地蔵菩薩像)
[画像6: https://prtimes.jp/i/63967/5/resize/d63967-5-08f39d8f9187226a128e-6.jpg ]
初公開の縄目地蔵尊像は、昭和37年に焼失した定朝作と伝わる旧本尊を復元したもの。大正年間に修復された際の図面や、縄目地蔵を描いた鎌倉時代の図絵(根津美術館蔵)を元に、3年の歳月をかけて制作された。寸法は当時と同じで総檜の寄木造となる。
【特別展示】「壬生地蔵縁起絵巻」二太刀授与の場面(室町時代)
[画像7: https://prtimes.jp/i/63967/5/resize/d63967-5-00bbe10b9d0eff29dd31-7.jpg ]
鎌倉時代、平惟盛の末子にして北条時政の養子となった行政は、合戦の最中に一人の法師より、「治世(じせい)」と「誠剣(じょうけん)」と名付けられた二振りの太刀を授けられた。この法師は、実は壬生寺の本尊、延命地蔵菩薩であった。そして、「この剣を所持するものは凶敵自ら亡びて、しかも国家の長となる威徳ある剣なり」と説かれました。その後、二銘の太刀は足利将軍家が伝授した。絵巻はその行政が法師(延命地蔵菩薩)から二太刀を授与される場面。 本公開で特別展示される。
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