こくみん共済 coop が進める これからの防災・減災プロジェクト「もしも」は「いつか」やってくる。『もしもプロジェクト渋谷』
PR TIMES / 2021年3月22日 17時45分
2021年3月11日(木)14:00~15:00 「14:46黙祷プロジェクト」レポート
こくみん共済 coop 〈全労済〉(全国労働者共済生活協同組合連合会 代表理事理事長:廣田 政已)は、東日本大震災から10年を迎える2021年、これまでの災害対応の中で得た教訓と経験をもとに、更なる防災・減災の普及とネットワークづくりを推進すべく、渋谷区の協力のもと、皆さまとの共創による防災・減災の普及啓発活動『もしもプロジェクト渋谷(MOSHIMO PROJECT SHIBUYA)』を始動。
その活動のひとつとして、東日本大震災から10年を迎えた3月11日(木)、ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)屋上(渋谷区立宮下公園)にて、「14:46黙祷プロジェクト」を行いました。当日の様子はYouTubeでも配信していますので、ぜひご覧ください。
[画像1: https://prtimes.jp/i/65331/5/resize/d65331-5-154284-0.png ]
■防災・減災プロジェクトとは
こくみん共済 coop は、戦後、人と人とのたすけあいの組織(生活協同組合)として、火災共済から事業を開始し、以来、様々な共済を提供するとともに、万一の災害から命と暮らしを守る防災・減災活動に取り組んできました。
東日本大震災から10年。これまでの災害対応の中で得た教訓と経験をもとに、さらなる防災・減災の普及とネットワークづくりを進めていくため、「防災・減災プロジェクト」をスタートしました。
このプロジェクトでは、災害への備えを「もしもの前」「もしもの備え」「もしもの後」の3つのフェーズで捉え、「もしもの前」では防災・減災の普及啓発、「もしもの備え」では共済の普及促進と災害時の迅速な対応、「もしもの後」では復旧・復興・生活再建に向けた取り組みなどを展開します。また、このことを広く社会に発信するため、TV、WEB サイトやSNS 等のデジタルも活用したコミュニケーションを推進します。
<防災・減災特設ページ> https://www.zenrosai.coop/bousai-gensai.html
■共創による防災・減災の普及啓発活動『もしもプロジェクト渋谷』
「もしもの前」の活動のひとつとして、当会の本拠を構える渋谷区で展開する活動が『もしもプロジェクト渋谷』です。本プロジェクトは、こくみん共済 coop 、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会の3団体が主催し、渋谷区の後援を受けて実施します。
もしも首都直下地震が起きたら、多くの交通機関がストップし、帰宅困難者は約500万人、避難生活者は約300万人にのぼり、食糧も不足するという被害予測があります。また、予期せぬ災害の発生により、75%もの人が思考停止に陥り、適切な行動ができなくなるといわれています。
「もしも」は「いつか」必ず起こるもの。しかし「もしも」に備えれば未来は大きく変わるはずです。本プロジェクトは、暮らす人、働く人、遊ぶ人など、多様な人が集う渋谷を舞台に、一人ひとりが「もしも」の日のために何ができるかを考え、備えることで、レジリエントな街づくりをめざす取り組みです。
■3月11日(木)「14:46黙祷プロジェクト」レポート
まず、こくみん共済 coop 専務理事 崎田 弘が登壇し、「こくみん共済 coop では、共済金のお支払いを通じて皆さまの暮らしの安心を支えるだけでなく、防災・減災の普及により、安心して暮らせる街づくりに寄与したいと考え、今回のプロジェクトの実施に至った。(防災・減災を)堅苦しいイメージではなく、本プロジェクトを通じて、多くの人に参加してもらえる取り組みにしていきたい」と『もしもプロジェクト渋谷』に込めた想いを話しました。さらに、「このプロジェクトを通じて、自治体に民間企業や団体が協力して災害に備えるというモデルを構築し、渋谷から全国へと展開していきたい」と今後に向けた意気込みを語りました。
また、本イベントの主催である渋谷区観光協会 代表理事 金山 淳吾氏が登壇し、「東日本大震災から10年。この10年で私達がどれほどの備えができたのかを一緒に振り返り、このプロジェクトを通じて皆さんと自分たちの街の安全について考えていきたい」「大震災は10年前のことではなくて“今”のことなんだということを渋谷から作れたらいいと思う」と語りました。
その後、プロジェクトメンバーである崎田、金山氏、DE.Inc.Co-CEO 牧野 圭太氏、およびゲストのarca 代表 辻 愛沙子氏が加わり、「3.11あのとき私は」「風化させないために」「もしも渋谷で大地震が起きたなら」などのテーマでトークセッションを開催。
崎田から「東日本大震災時は、“最後のお一人まで”を合言葉に、約6年の歳月をかけて全ての被災組合員に共済金をお届けした」「ともにたすけあう共済として“誰一人取り残さない”ということを体現し、これこそが共済の価値であることを再認識した」と語ると、金山氏から「誰一人取り残さないことは重要だが大変な作業」と共済の本質に共感。「災害はある時、急に顕在化するので、日常で意識することが大切。もしもプロジェクトでは、そのアイディアを集めていきたい」と語りました。
また、牧野氏より「かたい空気感では、(防災・減災を)観光や遊びで渋谷を訪れる人にも届けることは難しい。だから、本プロジェクトでは、子どもにも親しんでもらえる“もしも”という言葉やキャラクターを用いた」とクリエイティブに込めた想いを話すと、辻氏は「だれでも当事者意識を持てるようにするのは重要ですね」と賛同しました。
また、金山氏から「渋谷の街は、平常時は夜間人口も多い。災害は夜中でも襲ってくる。夜の避難訓練とかできないかな」との問いかけに、牧野氏は「5月に渋谷の街を使った防災・減災イベントを行う予定なので、避難訓練にもチャレンジしてみたい」と強い意気込みを語り、崎田は「渋谷は外からの人が集まる街なので、その方々への避難の仕組みも大事」、辻氏も「夜のフェス的な雰囲気で実現できると面白いのでは」と想いを述べました。
最後に、金山氏からの「被災した時に一番大事なのは、隣の知らない人と、どういう信頼関係を築けるかだと思う。そのためには、人と人とのたすけあいの輪を広げていかなくてはならない。本プロジェクトを通じてどのように発信していこうと思うか」との問いかけに対し、崎田は「防災・減災のポイントは、一人ひとりの意識だと思う。まず自分の身を守ることが大切。そのうえで、小さなことでいいから、誰かのためにできることを1つ考えて欲しい。そんな動機付けからアクションが広がってゆけば、みんなが“たすけあいの輪”に入りやすくなると思う」と述べ、トークセッションを締めくくりました。
そして、東日本大震災が起こった14時46分、岩手県宮古市と中継を結び、黙祷を捧げました。
黙祷時は、宮下公園を行き交う多くの方が足を止め、登壇者、モニターの向こうの宮古市の方々と共に黙祷をささげる姿が見られました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/65331/5/resize/d65331-5-871405-2.png ]
<「14:46黙祷プロジェクト」実施概要>
・日時:3月11日(土) 14:00~15:00
・場所:ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)屋上(渋谷区立宮下公園)
・内容:こくみん共済 coop 専務理事 崎田 弘 挨拶
渋谷区観光協会 代表理事 金山 淳吾氏 挨拶
<第一部> トークセッション
こくみん共済 coop 専務理事 崎田 弘、渋谷区観光協会 代表理事 金山 淳吾氏、DEInc.Co-CEO 牧
野 圭太氏/ゲスト:arca 代表 辻 愛沙子氏)
<第二部> 岩手県宮古市と中継 黙祷
・動画:https://youtu.be/_7qrmHSsGAw
[画像3: https://prtimes.jp/i/65331/5/resize/d65331-5-983065-5.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/65331/5/resize/d65331-5-624591-4.png ]
■「もしもプロジェクト渋谷」今後の活動予定
「もしもプロジェクト」は、5月の連休に向けて、様々なナレッジのシェア、防災・減災に係るプログラムを展開する予定です。
#つなげる防災(@moshimo_project / #つなげる防災)
Twitterにプロジェクトの公式アカウントを設置。
防災の取り組みや情報発信を行っていきます。
5月1日(土)~14日(金) MOSHIMO WEEK SHIBUYA
渋谷という街全体を使い、防災・減災を体験できる様々な取り組みを展開します。
ポスター、フラッグなど震災への意識を高めるサイネージ、防災・減災を学ぶ展覧会「もしも展」や、防災グッズを集めたセレクトショップ「もしもストア」などを展開予定です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/65331/5/resize/d65331-5-879420-1.png ]
<こくみん共済coop >
全国労働者共済生活協同組合連合会。
たすけあいの生協として1957年9月に誕生。「共済」とは「みんなでたすけあうことで、誰かの万一に備える」という仕組みです。少子高齢社会や大規模災害の発生など、私たちを取り巻く環境が大きく変化しているなか、こくみん共済 coop は、「たすけあい」の考え方や仕組みを通じて「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」にむけ、皆さまと共に歩み続けます。
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