ファーストリテイリング、障がい者の活躍推進に取り組む国際イニシアチブ「The Valuable 500」に加盟
PR TIMES / 2021年1月21日 17時15分
株式会社ファーストリテイリングはこのたび、障がい者の活躍推進に取り組む国際イニシアチブ「The Valuable 500」に加盟しました。
「The Valuable 500」は、2019年の世界経済フォーラム年次総会で発足した取り組みで、障がい者が社会、ビジネス、経済における潜在的な価値を発揮できるような改革を、ビジネスリーダーが主導していくことを目的としています。
[画像: https://prtimes.jp/i/68550/5/resize/d68550-5-625657-0.jpg ]
ファーストリテイリングは、2001年に本格的に障がい者雇用を開始して以来、障がいの有無に関わらず、すべての従業員がやりがいを持って働ける環境づくりに取り組んできました。このたび、「The Valuable 500」の趣旨に賛同して以下のコミットメントを定め、障がい者雇用をはじめとする取り組みをさらに推進していきます。
<ファーストリテイリングのコミットメント>
ファーストリテイリングは、「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というステートメントを掲げ、本当に良い服を創造し、世界中のお客様に良い服を着る喜びを提供することで人々の暮らしの充実に貢献するとともに、社会との調和ある発展を遂げることを使命としています。
多様性の尊重は、ファーストリテイリングが最も大切にしている理念の一つです。ファーストリテイリンググループの主力ブランドであるユニクロのLifeWearは、世界中のすべての人を対象にしたMADE FOR ALLというコンセプトを掲げています。あらゆる人の生活をより豊かにするための服は、多様な人々の多様な価値観からつくられなくてはなりません。そして、それぞれの価値観を、敬意をもって受け入れる寛容性こそが、新しいアイデアとさらなる変革を生み出していく力になると信じています。
ファーストリテイリングは、以下5つの取り組みを柱に、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と尊重)を推進していきます。
1. 障がい者の雇用と受け入れ研修の実施
ファーストリテイリングは、世界各地の店舗で障がい者雇用を推進しています。2001年にユニクロ日本で障がい者雇用を本格的に開始し、国内ユニクロとジーユーの店舗においては1店舗1名以上の採用を目標に、積極的な雇用とやりがいを持って働ける環境づくりに取り組んでいます。さまざまな障がいのある従業員がそれぞれの能力と可能性を広げるために、店長やトレーナーとなる従業員に向けた研修を行っています。
2. お客様や従業員の声を反映した、商品・サービスと売り場づくり
ファーストリテイリングは、障がいのあるお客様や従業員の声を反映した、商品・サービスや売り場づくりを推進しています。ユニクロ日本では、従業員有志が、障がい者や高齢者など、配慮の必要なお客様がより快適に買い物ができる店舗づくりを目指すプロジェクトを立ち上げ、取り組みを進めています。障がいのあるお客様との座談会などを通じて、店舗設備や運営オペレーションの検証と改善、障がいのあるお客様に配慮したサービスや接客技術の向上にも取り組んでいます。日本での推進とともに、各国のユニクロ事業との連携も進めています。また、ユニクロ日本は、かぶりの衣服が脱ぎ着しづらいお客様の声から生まれた、「前あきインナー」をオンラインストア( https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/feature/front-open/ )と一部店舗で販売しています。商品部門の担当者が、医療機関や施設を訪問したり、入院や通院が必要な方や乳がん手術後の方、障がい者やご高齢の方々の声を聴き、開発しました。脱ぎ着のしやすさ、快適な着心地、手頃な価格にこだわり、メンズ、ウィメンズ、キッズで展開しています。
3. ダイバーシティ&インクルージョン専用ウェブサイトの開設
ファーストリテイリングは2020年3月に、グループのダイバーシティ&インクルージョンに関する情報をグローバルに発信するための専用ウェブサイト( https://www.fastretailing.com/employment/ja/diversity/ )を開設しました。経営陣によるメッセージに加え、障がい者支援、ジェンダー、グローバル・ワンチーム、LGBTQ+といった、ファーストリテイリンググループの重点テーマと各種取り組み、活躍する従業員を紹介しています。当ウェブサイトは、グループの重要な企業活動のひとつとして、採用情報ウェブサイトでも紹介しています。
4. 障がい者スポーツの支援
ユニクロ日本は2002年から、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本のオフィシャルパートナー( https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/community/sports_and_culture.html )を務めています。知的障がいのある人たちのためのスポーツトレーニングと競技会を、アスリートやボランティア用のユニフォームの寄贈や大会の運営ボランティアを通じて支援しており、ユニクロ台湾でも、現地の組織やアスリートを支援しています。また、ユニクロは2014年から、国際テニス連盟(ITF)が主催する車いすテニスツアーのタイトルスポンサーとして、「ユニクロ車いすテニスツアー」の世界40か国以上で開催される年間150を超える大会に協賛しています。また、ダブルスの主要大会である「ユニクロ車いすテニスダブルスマスターズ」のタイトルスポンサーも継続しています。さらに、ユニクロのグローバルブランドアンバサダー( https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/ambassador/ )を務めるプロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾選手、ゴードン・リード選手や、ユニクロがオフィシャル・クロージング・パートナー契約を締結するスウェーデンパラリンピックチーム( https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/feature/ambassador/team-sweden/ )など、障がい者スポーツの世界でトップのアスリートたちとゲームウエアを協働開発するとともに、彼らから得たプロフェッショナルな視点を、新しい価値を持った服づくりに活かしています。
5. 地域コミュニティにおける障がい者支援
ファーストリテイリングはコミュニティ活動の一環として、世界各地でさまざまな障がい者支援に取り組んでいます。ユニクロ韓国は2019年に、脳性まひによる障がいのある人を対象に、一人ひとりの身体特性に合わせて脱ぎ着しやすいようリフォームしたユニクロの服を寄贈する取り組みを開始しました。これまでに、約1,200人に約6,000着を寄贈しています。ユニクロシンガポールは2017年から、知的障がいのある学生のための職業訓練施設「APSNデルタ・シニアスクール」を支援しています。ユニクロの仮想店舗をスクール内に設置し、学生が店舗での仕事を学び、体験する機会を提供しています。
<「The Valuable 500」について>
2019 年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にて、「インクルーシブなビジネスはインクルーシブな社会を創るという」という考えのもと、社会起業家のキャロライン・ケーシー氏により発足しました。障がい者がビジネス、社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮できるように、ビジネスリーダーが自社のビジネスをインクルーシブにする改革を起こすことを目的としています。 「The Valuable 500」では、障がい者のインクルージョンを先進的に進めている企業と これから取り組みを進めようとしている企業 500 社以上の賛同を得ることをめざしています。
https://www.thevaluable500.com/ (英語のみ)
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