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Shizuoka EverGreen Society(SES)が脱炭素先行地域全国ナンバーワンへ向け静岡市長へ提言

PR TIMES / 2023年3月10日 9時15分

全国初の省エネ住宅補助金制度設計へ官民連携を目指す

エネキコリ(R)の久米歩(株式会社ソマウッド、本社:静岡市清水区、代表取締役)が代表発起人を務める任意団体SESが3月9日、静岡市長へ提言書を提出した。提言の内容は、2021年から同市が取り組む静岡市版ZEH建築等事業補助金に関するもので、2030年以降に住宅の基準となる見込みのゼロエネルギーハウス(ZEH)の普及を加速させるためのアイデアを民間の視点から盛り込んでいる。特筆すべきは、ZEH以上の省エネ性能を持つ住宅に対して、断熱材等が隙間なく正規の形で施工されたか間接的に確認できる気密測定試験を義務付ける内容となっており、制度に取り入れられると全国初の制度となる可能性がある。



[画像1: https://prtimes.jp/i/69226/5/resize/d69226-5-82dc9abf6755ea8f5dd5-5.jpg ]

【背景】
政府の2050カーボンニュートラル達成目標を受けて、静岡市も2020年12月に市長が2050年温室効果ガス排出実質ゼロを宣言し、2022年6月には県内で唯一「脱炭素先行地域」として選定された。
その歩みに合わせるように、住宅部門対策においては2021年より静岡市版ZEH建築等事業補助金がスタートした。しかし、初年度は予算が未消化となるなど市民・地域工務店の理解が進まなかった。
また、海外情勢の影響を受けて各電力会社の電気料金が高騰し市民の生活を圧迫している。政府は上昇した光熱費を補填する補助金を出すことにしたが根本解決にはならない。電気料金を抑制するには、いわゆる省エネ(住宅部門においては高断熱高気密化)と創エネ(太陽光発電)の推進しか解決策がないことは周知の事実であるにもかかわらず、穴の開いたバケツのようにエネルギー垂れ流し放題の住宅建築がまかり通っていて、多くの市民も地域工務店もその現状課題を直視することがない。それどころか、関連法令が未整備であることに胡坐をかく住宅業界によって、隙間だらけで高ランニングコストかつヒートショックにおびえなければならない低断熱住宅の棟数が今日も増え続けている。
[画像2: https://prtimes.jp/i/69226/5/resize/d69226-5-7823cd5dd2f503b4d007-6.jpg ]

【提言の目的】
本提言は、ZEHを積極的に建設する地域工務店の更なるモチベーションアップに寄与し、ZEHから得られるベネフィットを市民に知らしめ、住宅建設の折には有力な選択肢の一つとして地域工務店のZEHが選ばれる社会を構築し、以て2050カーボンニュートラル達成に資することを目的とする。
[画像3: https://prtimes.jp/i/69226/5/resize/d69226-5-375716360690270d90ca-3.jpg ]

【提言の内容】
1.補助金活用実績のある地域工務店リストの公表
2.Ua値のレベルに応じた補助金額の差別化
3.C値の測定を条件付きで義務化
4.長期優良住宅の認定取得を必須化
5.非住宅への補助制度創設
6.省エネリフォーム(部分断熱)の補助金創出
7.ZEH棟数・CO2削減量目標の公表
[画像4: https://prtimes.jp/i/69226/5/resize/d69226-5-c1783d3bc754fe1cb18a-8.jpg ]

【まとめ】
近年、新築住宅のシェアは、大手ハウスメーカー・地域工務店・建売・その他の4業態が各々約25%ずつを分け合ってきた。そのシェア率に変化の兆しがみられる。円安・ウッドショック・ウクライナ情勢などにより資材の高騰は待ったなしで進行し、住宅の原価は一棟当たり数百万円という単位で上昇している。その結果、地域工務店が新築の受注を取れなくなってきたという嘆きの声が聞かれるようになった。地域工務店の衰退は単に住宅産業におけるゲームチェンジと切り捨てるわけにはいかない。なぜなら、地域工務店は国産材(地域産材)の主たるユーザーであり、国内林業にとっては最大のマーケットだからだ。つまり、地域工務店が新築シェアを奪われることは、国内林業や製材業、その他木材加工業や商社・木材小売業にとっての危機とほぼイコールである。以上の背景を踏まえると、行政が地域工務店を支援する大義名分は十分に成り立ち、市民からの理解も得られるものと思われる。しかしながら、地域工務店がカーボンニュートラル達成への重要な役割を担う立場にあることを理解しているとは言い難い。2050年カーボンニュートラル達成には住宅部門のCO2排出量削減は必須であるから、今まさに地域工務店の育成と発展を、官民連携して取り組むべきである。
また、ZEHやZEH以上の高性能な住宅が増えることにより、地域の電力需要が抑制され、地域外(特に海外)に流出する光熱費が地域内に還流することにもつながる。つまり、ZEH普及などのカーボンニュートラル達成への過程は、地域内経済の活性化につながる総合戦略の一角を担うものである。
[画像5: https://prtimes.jp/i/69226/5/resize/d69226-5-537cf75ce5c340289422-0.jpg ]

【SESとは】
SES(Shizuoka Evergreen Society)
ーいつまでも変わらぬ碧(みどり)をー
<ビジョン>
将来にわたって全ての世代が安心して健康に暮らせる社会をつくるため、温室効果ガスによる気温上昇を1.5度以内に食い止め、気象災害のリスク軽減に寄与するゼロカーボンシティを静岡で実現します
<名称の由来>
静岡がいつまでも変わらない自然(山や海→富士山や駿河湾)を次世代へ残していけるように願いを込めました。
「碧」はミドリともアオとも読み、ふかくあおい色。あおみどりの色を表す。
1.碧山(あおやま):青々と木々の繁る美しい山のこと
2.碧海(へきかい):あおい海
Evergreenとは、常緑・不朽・普遍的なという意味。
<発起人>
久米歩 エネキコリ(R) 株式会社ソマウッド 代表取締役(発起人代表)
大石明弘 アルピニスト 大石燃料有限会社 代表取締役
大瀧浩司 1級建築士 株式会社大功建設 代表取締役
山崎久順 1級建築士 株式会社ウモリスタ 代表取締役


[画像6: https://prtimes.jp/i/69226/5/resize/d69226-5-8dd075dba5735f7575df-1.jpg ]

【エネキコリ(R)について】
「森を育てることは100年先への投資、自然エネルギーへのシフトは未来のこどもたちへのプレゼント」を理念として掲げ、林業×再生可能エネルギーでイノベーションを起こすキコリ。
木材供給とともに地域工務店へ太陽光発電システムの提案、施工販売をしている。(Looop販売代理店)
2021年1月より、カーボンニュートラル達成と地域工務店の支援を目的にSESを立ち上げる。
エネキコリHP:https://enekikori.com/
[画像7: https://prtimes.jp/i/69226/5/resize/d69226-5-f817afc17714d8f5e9c7-2.jpg ]


【会社概要】
会社名:株式会社ソマウッド
所在地:静岡県静岡市清水区布沢243
設立:2009年8月
代表者:代表取締役 久米歩
事業内容:建設業、林業サービス業、木材伐出業、風倒木処理、薪製造販売、キコリスクール、太陽光発電システム施工販売
URL:https://enekikori.com/

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