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『広島・長崎・沖縄からの永遠平和詩歌集 ―報復の連鎖からカントの「永遠平和」、賢治の「ほんとうの幸福」へ』を、今年の広島原爆投下の日、8月6日に合わせて新刊発売します。

PR TIMES / 2024年8月3日 11時45分

「永遠平和」の公募趣旨に賛同した269名の詩人・歌人・俳人が世界に贈る希望の書。同書を翻訳した「英語版」も来年の春頃刊行予定です。



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『広島・長崎・沖縄からの永遠平和詩歌集 ―報復の連鎖からカントの「永遠平和」、賢治の「ほんとうの幸福」へ』書影

株式会社コールサック社(本社:東京都板橋区、代表取締役:鈴木比佐雄)は、『広島・長崎・沖縄からの永遠平和詩歌集 ―報復の連鎖からカントの「永遠平和」、賢治の「ほんとうの幸福」へ』を2024年8月6日(火)奥付で発売いたします。
◆『広島・長崎・沖縄からの永遠平和詩歌集』の5つの特徴
1.時代に求められるアンソロジー詩歌集
コールサック社は2007年刊行の『原爆詩一八一人集』(日本語版8月刊行、英語版12月刊行)から、毎年1冊、社会的なテーマを掲げてアンソロジー詩歌集を刊行してきました。
『原爆詩一八一人集』英語版は、広島平和記念資料館のミュージアムショップでロングセラーとなっており、新型コロナ禍後の近年、特に外国人来館者を中心に買い求められ、今夏、第二版増刷となりました。
今も戦火の止まぬ世界の、平和を考える人びとから、詩歌のアンソロジーが求め続けられています。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70751/5/70751-5-671d48d6d66f718f60952d17228e78e1-583x827.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『原爆詩一八一人集』英語版第二版

2.「永遠平和」の理念を伝える詩歌の力
上記の『原爆詩一八一人集』の考え方をさらに推し進め、イマヌエル・カントの「永遠平和」・宮沢賢治の「ほんとうの幸福」という理念で、詩に加えて短歌・俳句を交えた詩歌を公募しました。
公募趣旨に賛同した全国各地の作家から作品が寄せられ、物故者を含めて、最終的に269名の作品を収録しました。
3.原爆・戦争被害の歴史をリアルに伝えるカバー装画
本書のカバー装画には、戦中・敗戦直後の日本の3地点を現代の読者と共有するために、
・「原爆投下後の広島(1945年)」〈上〉提供:MeijiShowaアフロ
・「焼き場に立つ少年(1945年)」〈左下〉撮影:ジョー・オダネル、提供:坂井貴美子
・「白旗の少女(1945年)」〈右下〉沖縄県公文書館所蔵
の三点の写真を使用しました。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70751/5/70751-5-3dbbee1389e3a9dd53c2f25299684659-583x827.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


4.目次
一章 被爆者の声
二章 広島を語り継ぐ
三章 長崎を語り継ぐ
四章 沖縄を語り継ぐ
五章 空爆・破壊の記憶
六章 アフガニスタン・ウクライナ・ガザ・世界は今
七章 戦争に駆り立てるもの
八章 喪失・鎮魂・反戦
九章 永遠平和
5.英語版を来年の春に刊行
本書の英語版を、来年春頃に刊行します。なお翻訳者は次の方々です。与那覇恵子、郡山直、結城文、水崎野里子、植松晃一、堀田季何、その他にネイティブチェッカーが数名。
◆企画編集者が本書に込めた想い
広島・長崎・沖縄・世界の戦場の経験から汲み上げられた言葉には、後世の人びとに伝える極限的な知恵が宿っていると考えています。
今回の「永遠平和」をテーマとした当詩歌集は、被爆者や戦禍に遭遇した人びとの声にならない無言の思いや叫び声の代弁、そして核兵器や大量破壊兵器の廃棄を現実的に進める試みを詩人・俳人・歌人たちが言葉を通して表現しようとしました。
本書の英語版は2025年の春頃刊行予定で、併せてお読み下されば幸いです。
世界の人びとに日本人が広島・長崎・沖縄で経験したことや、現在進行中のアフガニスタン・ウクライナ・ガザなど世界の戦争地域に関する詩歌も併せて収録させて頂いたので、その思いをお読み下さればと願っています。
(企画編集者・鈴木比佐雄)
◆収録した「詩」より引用
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ/
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
(峠三吉『原爆詩集』の序より)

少年たちは
鍾乳石のつきでた自然壕から這いでて
もえるような夏の色をさがして
剝き出しの丘をさまよい
灼ける渇きに うたれて死んでいった。
(新川明「慟哭」より)

平和
それは花ではなく
花を育てる土
平和
それは歌ではなく
生きた唇
(谷川俊太郎「平和」より)
◆収録した「短歌」より引用
くろぐろと水満ち水にうち合へる死者満ちてわがとこしへの川(竹山広)
太き骨は先生ならむそのそばに小さきあたまの骨あつまれり(正田篠枝)
白き虚空とどまり白き原子雲そのまぼろしにつづく死の町(近藤芳美)
原爆の子なほ読めと言ふ子らに向き我また泪しつつ読みつぐ(馬場あき子)
人の世の深き悲しみくり返すあけもどろの花咲いわたる島(平山良明)
◆収録した「俳句」より引用
水をのみ死にゆく少女蝉の声(原民喜)
なにもかもなくした手に四まいの爆死証明(松尾あつゆき)
蝶よ川の向こうの蝶は邪魔ですか(池田澄子)
原爆ドームただ一本の霜柱(長谷川櫂)
草の花ジェノサイドとは子らが死ぬ(神野紗希)
◆『広島・長崎・沖縄からの永遠平和詩歌集』の読み方・利用シーン
子ども達に原爆や戦争の実態を伝える教育現場で。
平和の大切さを広く伝える詩の朗読会で。
文学館・資料館・美術館等のミュージアムショップで。
世界中の平和と非核化を願い、詩歌を愛する方々に。
◆商品概要
価格:2,200円(税込)
A5判・ソフトカバー・384頁・ISBN978-4-86435-626-8
◆販売先、ご購入
全国の書店、Amazon等のインターネット書店、コールサック社公式HPで注文できます。
書店様は各取次店より搬入可能です。
◆コールサック社について
株式会社コールサック社は短詩型文学・評論・小説などを専門とする文芸出版社です。
宮澤賢治の自然や銀河を感受する詩的精神や生きるものたちの幸せを願う平和思想を根幹にして、詩・短歌・俳句・評論・エッセイ・小説・画集・写真集・かるたなど幅広く出版活動をしています。

文芸誌「コールサック」を年4回刊行しており、最新号「コールサック118号」は本年6月1日に発売しています。


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70751/5/70751-5-0a89be0325261f8ce53ede28b5ad8be3-583x827.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
季刊文芸誌「コールサック」(石炭袋)118号

会社名:株式会社コールサック社
所在地:東京都板橋区板橋2-63-4-209
代表者:鈴木比佐雄
設立:2006年
URL:http://www.coal-sack.com/
事業内容:総合文芸書出版
【お客様からのお問い合わせ先】
《問い合わせ先名称》株式会社コールサック社
TEL:03-5944-3258
FAX:03-5944-3238
e-mail:m.suzuki@coal-sack.com
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
株式会社コールサック社 編集部 鈴木光影
TEL:03-5944-3258
FAX:03-5944-3238
e-mail:m.suzuki@coal-sack.com

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