教育機関によるICTの抑制から自律活用に向けて、「DQスクールパッケージ」を4月1日から提供開始
PR TIMES / 2021年3月17日 9時45分
株式会社サイバーフェリックス(以下、サイバーフェリックス) は、国際シンクタンクDQ Instituteとの連携の下、文部科学省が推進するGIGAスクール構想対応の新しい教育機関向けソリューションとして、日本語版「DQスクールパッケージ」を、2021 年 4 月 1日 (木)より提供開始します。
「DQスクールパッケージ」は、1人1台時代に必須のデジタル・シティズンシップを育むゲーミフィケーション型教材「DQ World」、DQ World での学習結果をデータで示した2種類のレポート(学校用・個人用)と、DQ World に紐づいた授業用教材を内包し、新しい学習プランの提案を可能にするものです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/75789/5/resize/d75789-5-427350-0.png ]
昨今、従来の「情報モラル教育」を補い、インターネット活用を前提とした健全な市民の育成を目指す、デジタル・シティズンシップ教育の潮流が日本に押し寄せています。一方で、日本の各自治体でGIGAスクール構想やプログラミング教育開始の体制整備が着々と進む中、児童生徒が家庭にデジタル端末を持ち帰ることに不安を覚える教職員や保護者の声は少なくありません。
今後、GIGAスクール構想によって、学校での学びや日常生活におけるインターネット活用が前提となるからこそ、児童生徒一人一人がネット上での自律的な振る舞い方を身に着けることが望まれます。
こうした現状を受けサイバーフェリックスは、「DQスクールパッケージ」により、学校での学びと家庭での学びをリンクさせ、児童生徒がインターネットを使いこなすことを前提とした健全な市民育成のための支援を開始します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75789/5/resize/d75789-5-541849-1.png ]
デジタルインテリジェンス(以下DQ)は、高度情報化社会で児童生徒が最大限の恩恵を受けるために必要な技術的・精神的・社会的スキルの総称です。このDQの第一段階に位置するデジタル・シティズンシップ教育は、デジタル端末導入が進む日本の教育現場が直面する課題解決に最も適したソリューションといえます。
サイバーフェリックスは、2017年より国際シンクタンクDQ Instituteや世界経済会議が引率する世界的ムーブメント#DQEverychild(全ての子どもたちにDQを)にいち早く賛同してきました。具体的には、簡易テストツール DQ Test やオンライン学習プラットフォーム DQ World を、全国1万人以上の児童生徒に普及させるなど、日本における情報教育の革新を進めてきました。
「GIGAスクール構想」の推進により1人1台端末が実現することで、児童生徒がインターネット活用を前提とした健全な市民として育つことに加え、一人一人がインターネット上の事象について自ら考え判断できる力がより求められます。
サイバーフェリックスは1人1台時代に必須のデジタルシティズンシップの土台を育むゲーミフィケーション型教材DQ World、その学習結果をデータで示した2種類のレポート(学校用・個人用)と、DQ World に紐づいた授業用教材を合わせ、2021年4月1日より「DQスクールパッケージ」として提供します。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Fgm5-7pfA8Q ]
(DQ および DQ World の3分の説明動画)
■日本語版「DQスクールパッケージ」の概要: 以下の4つで構成されます。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/75789/table/5_1.jpg ]
1.自律学習型ゲーミフィケーション教材 DQ World
オンライン学習プラットフォーム DQ World によって、主に8-12歳の子どもたちがデジタル・シティズンシップの土台となる知識習得を実現します。DQ Worldによって、子どもたちがインターネット活用を前提とした健全な市民に育つために、ネット上の危険性を最小化し、ネット上でつかみ取れる可能性を最大化することができます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/75789/5/resize/d75789-5-256690-2.png ]
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DQ World のカリキュラムは、スタンフォード大学や南洋理工大学などの研究者によって開発され、これまでUNESCOのアワードを2回受賞するなど、国際的に広く認知されています。
以下の表のカリキュラム内容をみると、デジタル・シティズンシップの定める8つのスキルそれぞれに6つずつの全部で48項目にわたるテーマが設定されています。サイバーセキュリティの扱いを例にとると、強力なパスワードの作り方、スパム・スキャムやフィッシング詐欺への対処法などネット上で身を守るために必要な知識およびスキルが網羅されていることがわかります。
DQ Worldでは、これらの6つの学習内容が各ゾーンにすごろく上に並び、1つクリアするとストーリーが進行したり、カードがもらえたりといった児童生徒が楽しく自律学習を進められる工夫が施されています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/75789/5/resize/d75789-5-627748-4.png ]
さらに、国際シンクタンクDQ Instituteの研究結果では、DQ World に取り組んだ前後で同一学習者の DQ スコアが10%向上し、危険なネット上の行動が15%減少することが報告されています。具体的には、児童生徒がネット上の知らない人と容易に会う、ゲームに依存するなど心身の健康や周囲との関係を損ないかねない行動をとる確率が1桁まで減少しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/75789/5/resize/d75789-5-288349-5.png ]
また、DQ World の利用にあたっては、インターネット環境とICT端末があれば場所を選ばないため、家庭での DQ World のご利用も可能です。これにより、GIGAスクール構想の肝でもある端末持ち帰り状況下において、学校と家庭での学びをリンクさせることが可能となります。
2. DQ World の学習結果をデータで示した2種類のレポート
・DQ 個人レポート
DQ 個人レポートは、 DQ World の学習結果をデータで示したレポートで、 DQ World 内で学習者が登録したメールアドレス当てに発行されます(全 8 枚)。DQ 個人レポートには、児童生徒が現状ネットとどのように関わっているかを可視化するデータに加え、個々人がネット上の危険な行動を更に減少させるためのアドバイスが記載されています。
また、1人1台時代では児童生徒が家庭に端末を持ち帰る場面も増え、保護者を巻き込んだ形での取組みも重要となることを見据え、学校・児童生徒・保護者の3者で話し合うきっかけ作りとしても有用です。
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・DQ スクールレポート
DQ スクールレポートは、 DQ World で学習した児童生徒全体の学習結果をデータで示したレポートで、 DQ World に取り組んだ学校ごとに発行されます。全40~50ページで構成されており、学校向けに1部発行されます 。
DQ スクールレポートには、DQ Worldに取り組んだ学校の児童生徒が現状ネットとどのように関わっているかを可視化するデータに加え、学校全体で危険なネット上の行動を更に減少させるためのアドバイスが記載されています。管理職の皆様は、DQ スクールレポートに記載されたデータに基づいて、学校として授業で重点的に取り組んでいく領域を決めることができます。
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3. DQ World の教材分析と授業展開例を示した指導書
DQ World を授業時間内で実施するための、教材分析と授業展開例を示した指導書です。約60ページ構成で、およそ18の授業展開例を示しており、それぞれの授業の目的や学習事項を解説しています。
また、指導書を参照し、個人レポートで明らかになった児童生徒の弱点を強みに変える柔軟な授業を展開することで、より強力な学習効果を見込むことが出来ます。
さらに、DQ Worldに取り組む中で感じた疑問点や個人の価値観に左右される答えの出しずらい命題などに対して、児童生徒が自ら頭を働かせ、判断することを促す授業展開例も複数示しております。
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4. DQ World の学びを日常での実践に繋げるワークブック
DQ Worldのカリキュラムに対応して構成されているワークブックは、DQ Worldでインプットした知識をアウトプットし、日常生活で実践することをサポートします。指導書に基づいた個々の児童生徒の弱みを克服するきめ細やかな指導の上で、授業内での反復練習または家庭での宿題として活用することにより、児童生徒はDQ Worldの学習内容をスキルとして体現することができるようになります。
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■「DQパッケージ」の価格
・教育機関向けに「DQパッケージ」を最低価格165,000円~(税込み)からご提供予定です。
■その他サービスも提供予定
・訪問型DQ講座(教育者向け、保護者向け、児童生徒向け)
・アカウントセットアップ
・プレミアムサポート
詳細は以下のサービスページをご覧ください。
https://cyber-felix.com/dqservice
◇
サイバーフェリックスは、「DQスクールパッケージ」により、学校での学びと、家庭での学びをリンクさせることを可能とし、児童生徒がインターネット活用を前提とした健全な市民に育つための支援をいたします。
[参考情報]
株式会社サイバーフェリックス Webサイト
https://cyber-felix.com/
DQ Institute Webサイト
https://www.dqinstitute.org/
◇
【株式会社サイバーフェリックスについて】
株式会社サイバーフェリックスは、国際シンクタンクDQ Instituteを戦略的パートナーとする、日本におけるDQ教育および研究のリーディングカンパニーです。デジタル社会がもたらした革新的で便利な生活の一方で、子どもたちは、ネットいじめ/テレビゲーム依存症/性的なコンテンツなど、様々な脅威にさらされています。弊社は子どもたちがこれらの脅威に適切に対処するための力を身につけることを、DQの普及を通じてサポートしています。
◇
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