【実践型 哲学スクール 第3期開講】未来世代への責任、環境美学、ケアの倫理の観点から「共生」について哲学する3ヵ月
PR TIMES / 2022年8月24日 11時15分
哲学コンサルティング企業、クロス・フィロソフィーズ株式会社(代表取締役社長:吉田幸司)は、ビジネスパーソンや一般の方向けの哲学スクール「アカデメイア・フィロソフィカ」の第3期を開講します。
世代間倫理、環境美学、ケアと共感などを切り口に、「共生」や「多様性」について哲学的に掘り下げる、実践型カリキュラムを全11回・3カ月間のプログラムで提供します(2022年10月8日~12月17日)。
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公式ページ:https://tetsugaku-thinking.com/school/
【開催概要】
どうしたら 多様な存在が固有のあり方を損なうことなく共生できるのか。そもそも「多様性」や「共生」とは、何を意味するのか。こう問われたとき、みなさんは自分の考えを言葉にできるでしょうか。
持続可能性や多様性・包摂性が社会で求められるなか、個人も組織も、「他者と共に在るとはどういうことか」という問いに根本から向き合う必要が生じています。社会課題への取り組みも、目指す理想の本質的な理解がなければ、意図せぬ悲劇をもたらしかねません。
古来、哲学は、自己と他者、人間と環境、ケア、未来世代への責任など、さまざまな問題に対峙してきました。その思索の軌跡は、私たちによりよい理解をもたらし、現実をより望ましい方向に変えていく助けとなります。
本講座は、「入門講義」「文献講読」「言語化」「対話」から構成され、講師陣や他の受講生と交流できるオンラインコミュニティも用意されています。また、カリキュラムは、豊富な企業実績をもつクロス・フィロソフィーズ株式会社が設計しており、あなた自身が仕事や人生に対して〈自ら解釈し、意味づけを与える〉という哲学的営為を身につけられるように支援します。
先哲に学び、学友と対話することで、これからの生き方や働き方、多様な他者との関係について、じっくり考えてみませんか。3ヶ月の講座を終えたときには、あなた自身が自らの言葉でよりよい未来を描き、実践できるようになるはずです。
【受講日】2022年10月8日~12月17日 全11回・毎週土曜20:00~21:40(※Aコースのみ11月26日分が11月22日に変更となります)
【会場】Zoomミーティング+オンラインコミュニティ(SNSツールのdiscordを利用)
※講義とは別に、コースを越えた交流の場としてFriday Lounge(金曜21時~、入退出自由)を用意しています
【定員】80名
【受講料】48,000円(税込 52,800円)
※選択したコース以外の講義動画もアーカイブ視聴できます
■対象(こんな方にオススメ)
他者や社会との関係を捉え直し、自身の人生に反映させたい方
大学に通うほどではないけど、専門的な哲学を体験してみたいという方
サステナビリティやD&Iに関連する哲学的な基礎理論を学びたい方
■カリキュラム
「入門講義」「文献講読」「アウトプット」の3科目を、各1ヶ月(計3ヵ月)かけて学んでいきます。毎回、対話の機会があるほか、オンラインコミュニティでも受講生同士や講師陣と交流できます。2~3ヵ月目はA~Cコースに分かれ、学びを深めた上で、課題レポートを提出していただきます。
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【1ヵ月目 10/8, 10/15, 10/22, 10/29】
入門講義「世代間倫理 未来世代との共生」(講師:戸谷洋志)
私たちの現在の行いは、まだ生まれていない未来世代にも影響を与えます。どのような意味で、私たちは未来の人びとに責任をもつのでしょうか。この講義では、「世代間倫理」を切り口に、未来の他者との共生について考えます。講義と参加者同士での対話を通じて、問題意識を育て、考えを深めていきます。
【2ヵ月目 11/5, 11/12, 11/19, 11/26 ※Aコースのみ11/22】
文献講読
・Aコース:環境との共生 環境美学の視座から(青田麻未)
・Bコース:ケアの倫理と共感(早川正祐)
・Cコース:「共に在ること」を哲学する(外村江里奈)
【3ヵ月目 12/3, 12/10, 12/17】
アウトプット
共通テーマ:多様な他者と共に生きることをどう考えるか?
Aコース講師:青田麻未
Bコース講師:早川正祐
Cコース講師:外村江里奈
■講師
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戸谷 洋志 Hiroshi Toya
関西外国語大学准教授。専門は哲学・倫理学。博士(文学)。20世紀の哲学者ハンス・ヨナスを中心に、「技術」と「責任」をキーワードに研究している。未来世代への倫理をより包括的に検討することが主要な研究テーマのひとつ。また、哲学対話・哲学カフェをはじめとした教育・社会連携活動にも取り組んでいる。著書に『スマートな悪──技術と暴力について』(講談社)、『ハンス・ヨナスを読む』(堀之内出版)、『原子力の哲学』(集英社)など。
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青田 麻未 Mami Aota
博士(文学)。現在、群馬県立女子大学文学部美学美術史学科専任講師。専門は環境美学・日常美学と呼ばれる現代の美学で、日々の生活のなかで私たちはどんなふうに感性をはたらかせているのか、感性を通じて世界と出会うことが私たちの人生においてどのような意味を持つのかを考えています。著書に『環境を批評する 英米系環境美学の展開』(春風社、2020年)。論文に「「地域アート」の芸術的価値――環境美学の視点から」(『美学』72(1)、2021年)など。
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早川 正祐 Seisuke Hayakawa
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座特任准教授(文学博士)。専門は哲学・倫理学で特に、行為論・ケアの倫理・臨床死生学。ケアの観点を手掛かりに、「脆さ」と「依存性」を多分にはらむ人間的主体の複雑な実態を分析しています。また、ケアの倫理を、人間の死生に関わる複雑な臨床実践に耐えうるものにすべく研究を重ねています。共訳書に『ケアの倫理と共感』(マイケル・スロート原著)勁草書房、2021年)。現在は、共感知について哲学書(単著)を英語で執筆しています(Receptivity and Human Agency [under contract with Wiley-Blackwell])。
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外村 江里奈 Erina Sotomura
早稲田大学社会科学研究科修了。博士(学術)。現在、早稲田大学、東洋大学などの非常勤講師および(一社)社会科学総合研究機構理事。専門は社会哲学、生命倫理、アカデミック・ライティング。博士学位論文に『現代医療と生命倫理の哲学的基礎に関する考察―「脳死・臓器移植」および「尊厳死」を事例として』、論文に「現代社会における生命観の再考―生命倫理におけるパラダイム転換について」(早稲田大学社会科学研究科ソシオサイエンス)などがある。
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企画・進行:吉田幸司 Koji Yoshida
クロス・フィロソフィーズ(株)代表取締役社長、博士(哲学)。上智大学文学部PD、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を務めたほか、上智大学や東京女子大学、東京工芸大学の非常勤講師として、哲学史、自然科学史、科学技術の倫理、美学などの講義や文献講読を担当してきた。日本ホワイトヘッド・プロセス学会理事、『BIZPHILO』編集長。著書に『哲学シンキング』(マガジンハウス)、共著書にBeyond Superlatives(Cambridge Scholars Publishing)などがある。
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ファシリテーター:清水友輔 Yusuke Shimizu
中央大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程を経て、現在、クロス・フィロソフィーズ(株)で、企業向け「哲学シンキング」のファシリテーターや「哲学シンカー」養成セミナー講師などを担当。萌芽的科学技術の哲学・倫理学的課題を扱う産官学連携プログラムにも参画。「フェスティバル/トーキョー20」に哲学担当で参加するなど、哲学、ビジネス、テクノロジー、アートを架橋する仕事に多数従事している。
■哲学スクール「アカデメイア・フィロソフィカ」
詳細は、公式ページでご確認ください。
https://tetsugaku-thinking.com/school/
■主催:クロス・フィロソフィーズ株式会社
専門的・体系的・対話的な哲学を社会実装する哲学コンサルティングファーム。哲学の専門知と方法論を活かして、組織の対話文化醸成や人材育成、ビジョン構築・共有、社会課題に関するコンサルティング、経営層向けのコーチングやセミナーを行っている。数々の大手企業や産官学連携プログラムでの実績があるほか、『日本経済新聞』『週刊ダイヤモンド』など、メディア掲載・出演多数。
ウェブサイト:https://c-philos.com
Twitter: https://twitter.com/c_philos
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