【食品ロス削減】規格外のミニトマトを野菜粉末用原料として販売
PR TIMES / 2024年5月30日 15時15分
ごみゼロの日(5月30日)・環境月間(6月)に合わせてスタート ―日本最大級のミニトマト生産拠点【たねまき常総】×廃棄農産物問題の解消を目指す【グリーンエース】―
株式会社たねまき常総(代表取締役社長 兼 CEO:前田亮斗、以下たねまき常総)は、栽培・出荷の過程で発生した出荷規格外※1のミニトマトを野菜粉末用原料として、株式会社たねまき(代表取締役社長 兼 CEO:藤井宏明)を通じ、2024年5月30日より株式会社グリーンエース(代表取締役社長:中村慎之祐、以下グリーンエース)へ販売いたします。
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たねまき常総は「日本の農業に新しいたねをまく」という企業理念のもと、テクノロジーの活用による持続可能な農業の創出と、地域活性化を目指し農業事業を展開しています。2023年4月からは日本最大級のミニトマトの生産拠点として稼働し、環境制御装置により24時間管理された安定的な生産体制を構築しています。規格外品の発生率はわずかではあるものの、さらなる食品ロス削減のため、野菜粉末用原料としての販売を開始することにいたしました。
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■日本における農作物の食品ロス※2は約200万トン
2020年の農作物の国内収穫量は約1,305万トンで、そのうちの約14%にあたる約200万トンが出荷基準を満たさず未出荷となっています。さらに、過去10年間のデータを見ても収穫量と出荷量はほぼ横ばいで、生産現場における農作物の食品ロスという課題は解決に至っていません。
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■たねまき常総とグリーンエースの取り組み
農作物の食品ロスを削減するには、品質向上や廃棄率低下といった取り組みだけでなく、規格外農作物の活用も重要と捉えています。今回の取り組みにより、これまで出荷することのできなかったミニトマトが野菜粉末(製品名:Vegemin)として生まれ変わります。「Vegemin」には当社のミニトマトを原料にした製品の他にも、ほうれん草やかぼちゃなどの製品もあり、グリーンエースの公式サイト(https://vegemin.jp/collections/all)より購入いただけます。
■たねまき常総におけるサステナビリティ活動
たねまき常総では、今回の取り組みに加えてさまざまなサステナビリティ活動を実施しています。一般的に農業で使われることの多い重油に比べ、環境負荷の少ない液化天然ガスを使用して発電を行い、発電時に発生する熱は暖房に、CO2は植物の光合成に活用することでエネルギーを最大限に活用しています。さらに、潅水後の水のリサイクルなど、資源を大切にする取り組みも行っています。今後も安定的な生産活動を続けながら、サステナビリティ推進に努めてまいります。
※1:品質に問題はないが、重量・色・形状が出荷先にて定められた規格から外れ出荷できないもの
※2:収穫量―出荷量=未出荷量≒食品ロス
<会社概要>
■株式会社たねまき
担い手不足や異常気象による農作物の被害など、日本の農業が抱える課題を解決し、全国各地を元気にすることを目指して事業を展開しています。新拠点の開発や農業用ハウスの施工管理、農業用ロボット・管理システムなどの技術開発、農作物の販売といった持続可能な農業の実現に向けた取り組みを、自社にてワンストップで行っています。(コーポレートサイト:https://www.tanemaki.co.jp/)
■株式会社たねまき常総
株式会社たねまきの関連企業である株式会社たねまき常総は、敷地面積約7haを誇る日本最大級のミニトマトの生産拠点でテクノロジーを活用し、通年で生産を行っています。世界基準の農業認証であるGLOBALG.A.P.を取得し、食品安全・労働環境・環境保全に配慮した栽培や出荷管理に取り組んでいます。
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■たねまき常総 通常出荷のミニトマト
24時間体制でハウス内の環境を適切にコントロールすることによって通年で安定した出荷を実現し、徹底した品質管理により甘みと酸味のバランスが取れたミニトマトを栽培しています。たねまき常総が通常出荷を行っているミニトマトは、関東近郊のスーパーマーケットにてお買い求めいただけます。
■株式会社グリーンエース
未利用の農産物を新たな食品へと生まれ変わらせることを目指し、農産物の色や香り、栄養成分を保持したまま粉末化する技術の研究に取り組んできました。この技術を活用し、野菜を手軽にとる商品を製造・販売しています。(コーポレートサイト:https://greenase.jp/)
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