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健康ソリューション「シンクロシフト」導入により、疲労回復に重要な「深い睡眠の量が有意に増加」という調査結果を日本産業衛生学会で発表

PR TIMES / 2024年6月5日 12時40分

「シンクロシフト」の導入前後で介護従事者の睡眠の質が変化



◆はじめに
独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所(以下、労働安全衛生総合研究所)は株式会社サインキューブ(以下、サインキューブ)と共同研究(以下、本研究)として、介護従事者のシフト表の最適化を行った結果、労働負担とストレス軽減等が介護従事者の心身にどのような影響を与えるかに関しての調査を実施。深い睡眠指標に関して、職場の疲労特性を踏まえてシフト作成ソフト「シンクロシフト」を導入した結果、従来の手動作成のシフト作成よりも、深い睡眠が有意に増加したという調査結果が得られたことをお知らせします。本研究の成果の一部は、第97回日本産業衛生学会 in HIROSHIMAでも紹介されました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/121407/5/121407-5-463334147ab2a411c384b3d92d619958-3756x1311.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◆本研究の目的
本研究の目的は、次の3つです。
■最適なシフトの提供
シンクロシフトは独自のAIを活用したアルゴリズムによって労働者にとって最適なシフトを提供します。これにより疲労回復が促進され、健康で充実した働き方を実現できることを目指します。
■最適な働き方を提案
最終的な目標は、本研究にて得られたデータと知見をもとに、医療・介護業界の働き方を最適化し、労働者がより健康で不満なく働くことができる環境の構築に貢献することです。
■睡眠の質を定量的に評価
睡眠の質を向上させることは睡眠段階を適切に維持し、それぞれの健康効果を最大限に引き出すために重要です。
そのためには、
・適切な睡眠環境の整備
・一定の睡眠スケジュールの維持
・睡眠前のリラクゼーション

など、良い睡眠習慣を身につけることが重要とされています。
この睡眠の質を評価するためにウェアラブルデバイス※1を用いて生体データを取得し、結果を疲労回復の定量的な指標として利用します。そこで得られたデータから疲労回復の効果的な方法を評価・検証します。
◆研究方法
本研究の研究方法は以下。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/121407/5/121407-5-7cf54bd056f3f4d74c3d0dc61281a1ba-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


・参加者は交代勤務に従事する介護労働者35名
・調査期間:2022年11月~2023年2月(4か月間)
・条件:シンクロシフトを活用したシフト運用期間(介入期間)と、シンクロシフトを利用せずにシフト作成者が作成したシフトで運用する期間(統制期間)でそれぞれ2ヶ月間運用
・利用するシフト管理サービス:シンクロシフト
・睡眠計測方法:ウェアラブルデバイスを利用した睡眠計測

【シンクロシフトにより作成されるシフトの特徴】
シンクロシフトは独自のAIアルゴリズムによって公平、かつ心身負荷の少ない良質なシフトを自動作成します。良質なシフト提供を通じて、従業員の健康や人間関係を含む職場環境を改善し、従業員のモチベーションアップ、長期雇用に貢献するため次のシフト配置が可能となっています。
1. 逆循環シフトの回避
2. 連続勤務の制限
3. 勤務間インターバルの延長
4. 夜勤明けの休日確保
5. AIによる希望休や勤務回数など公平性の担保
6. 職員の組み合わせ設定

◆本研究の主要な成果
本研究の結果、介入期間における疲労回復に重要な深い睡眠※2の量が、シフト管理者が手動でシフトを作成していた統制期間に比べて、有意に増加していた。レム睡眠※3、総睡眠時間に関しても深い睡眠と同様に、介入期間において有意に増加する傾向が見られました。
・深い睡眠:肉体の疲労回復に効果があること
・レム睡眠:精神の疲労回復に効果があること
・レム睡眠が多い方が死亡率が下がる傾向があること

疲労は事故やケガ等の安全面に加えて、心身の健康面にも深くかかわるものであり、今回の結果はシンクロシフトを通じて、問題となるシフトを防ぎ、疲労回復につながるようなシフトを考慮したことによる効果だと考えられる。
このことからシンクロシフトが作成したシフトを基に運用いただいた期間では、従業員の睡眠の質が向上し、心身の疲労回復に効果があったと考えられます。
◆成果の意義
質の悪い睡眠により、様々な生活習慣病のリスクが高まることが知られています。(e-ヘルスネット
このことからシンクロシフトが作成したシフトを基に運用いただいた期間では、従業員の睡眠の質が向上し、心身の疲労回復に効果があったと言えます。
身体的にも精神的にも過重労働となりがちな介護職にとって心身の疲労回復は重要であり、経営者側も従業員の健康維持に配慮した職場環境整備が求められます。
シンクロシフトは従業員の健康を考慮したシフト作成が可能であり、従業員の健康維持・促進の実現に寄与します。それに伴い利用者に対し質の高いケア・支援につながることが期待されます。
本研究の成果から、より多くの現場でシンクロシフトをご利用いただくことで、シフトや勤務形態一覧表の作成時間の短縮による業務効率化だけでなく、公平かつ心身負荷の少ない良質なシフト提供を通じて従業員の健康と職場環境の改善をサポートし、離職率低下や施設の価値向上といった経営効果にも貢献したいと考えます。
◆共同研究の紹介
共同研究の成果の一部は、以下の学会において紹介されました。
■学会名:第97回日本産業衛生学会
■テーマ: 変革期における 産業保健のアイデンティティ -サイエンスに基づく組織と労働者の両立支援-
■会期: 2024年5月22日(水)~25日(土)
◆今後の展開
サインキューブは、「効率化と価値あるコミュニケーションの創造により、医療・福祉・介護現場に素敵な笑顔と癒しの時間を届ける」というビジョンを実現するため、ICTその他の技術を活用した様々なソリューションを提供します。

第一弾として、シンクロシフトを通じてシフト作成の時間削減を実現し、従業員の健康維持と介護サービスの質の向上を同時に図ります。
心身の健康が保たれることで、介護の現場での笑顔が増え、それが高品質なケアへと繋がります。
これにより、介護業界全体の労働環境を改善し、従業員及び利用者の満足度を向上させることで、健康で働きやすい職場を創出することがサインキューブの使命です。

労働安全衛生総合研究所は、厚生労働省所管の独立行政法人労働者健康安全機構におかれた研究所であり、事業場における災害の予防並びに労働者の健康の保持増進、及び、職業性疾病の病因、診断、予防その他の職業性疾病に係る事項に関する総合的な調査及び研究を行うことにより、職場における労働者の安全及び健康の確保に資することを目的としています。
◆研究実施組織
独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所
所在地:〒214-8585 神奈川県川崎市多摩区長尾6-21-1(登戸地区)
HP:https://www.jniosh.johas.go.jp/index.html
株式会社サインキューブ
代表取締役:白川 昌子
所在地:〒106-0045 東京都港区麻布十番2丁目20番7号
事業内容:シフト管理システム「シンクロシフト」のサービス企画、開発、運営
HP:https://hp.syncube.co.jp/
オウンドメディア Shift Life:https://shiftlife.jp/
お問い合わせ:https://hp.syncube.co.jp/contact_form
◆先行受付の応募方法
シンクロシフトのご利用をご希望の方は、モニター企業を募集しておりますので以下、フォームよりお申し込みください。
応募フォーム:https://synchroseries.jp/synchroshift/pre_entry_form
※1 ウェアラブルデバイス:手首や腕、頭などに装着するコンピューターデバイスです。代表的なウェアラブルデバイスの例として、腕時計のように手首に装着するスマートウォッチ、あるいはメガネのように装着するスマートグラスが挙げられます。本研究ではオーラリングを使用。

※2 深い睡眠:ノンレム睡眠の最も深い段階。身体も脳も休息状態にあり、成長ホルモンが分泌され身体の修復や疲労回復に欠かせません。深い睡眠が不足すると、肥満、糖尿病、心疾患、早期死亡のリスクを高めることが知られています。

※3 レム睡眠:脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われる段階の睡眠のことを指します。レム睡眠中は目がぴくぴく活発に動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれています。

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