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神戸大学発のAIスタートアップ「TelaAxon」がシリーズAラウンドで、約1億円の資金を調達

PR TIMES / 2025年1月29日 16時15分

研究開発・製品化の強化で、さらなる成長促進を



株式会社テラアクソン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:小澤誠一、安田鉄平)は、シリーズAラウンドとして、約1億円の資金調達を実施しました。既存株主である神戸大学キャピタルをリード投資家として、SMBCベンチャーキャピタル、みなとキャピタル、フューチャーベンチャーキャピタルの計4社を引受先とする、第三者割当増資となります。本ラウンドで調達した資金は、研究開発や製品化の強化を目指し、人員や組織の増強等に充当する予定です。

なお、今回の調達により累計資金調達額は約1.3億円となります。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/132072/5/132072-5-75de4cbaf9b0d639d84ce967da9b99fd-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【本件の背景】
人工知能は今や研究段階を終え、人とAIが共生する未来、QOL=Quality of Lifeの飛躍的な向上のために社会実装が進んでいます。他方、人とAIの共生には、AIの能力的進化の他にも、プライバシー侵害、心理的操作、運用持続可能性など、解決しなければならない課題があります。
当社は、AIのプライバシー侵害に関する研究、AIの倫理侵害に関する研究、AIの持続的な運用に関する研究を行っています。また、金融やヘルスケア等の高い秘匿性や倫理性が求められる分野で、特別な技術者でなくとも人工知能を開発・運用できる、「持続可能性を有する人工知能」の実現を目指しています。今回、我々の志に共感し出資いただいた4社は、特に関西のスタートアップ育成に力を入れています。今後も様々な面で、連携強化を図ります。
【テラアクソン概要】
当社は、神戸大学数理・データサイエンスセンター長である小澤誠一教授の研究成果の事業化社会実装を目的に、2022年5月に設立された、神戸大学発のスタートアップです。人工知能同士を統合させる事で強化できる「連合学習」等のコア技術を基に、金融機関における特殊詐欺検知や、健康・ウェルビーイングの分析および増進行動の推奨といった、各種AI SaaSプラットフォーム事業を展開しています。
【資金調達の目的】
今回の資金調達により、研究開発力と製品化力をより高め、人材や組織の強化を行います。テラアクソンのプラットフォームを支える、Continual Learning、Federated Learning、人工知能のセキュリティ関連技術、データ秘匿関連技術対策技術は発展途上のDeep Techであり、研究開発力と製品化力こそが成長につながります。

研究開発では、国内外で研究開発人材(データサイエンティスト)の採用を進めます。また大学や企業との共同研究体制を進め、Deep Tech研究エコシステムの中核を担います。製品化については、テラアクソンの持つ人工知能の開発/保守に係る技術を、高いユーザビリティを持つ製品とし、DX関連製品開発に強い企業との連携をしてまいります。
【出資VC様からのコメント】
株式会社神戸大学キャピタル 投資部 キャピタリスト 石田 真士様
「初回資金調達の単独出資に引き続き、追加投資させていただきました。小澤先生の優れた技術と安田代表の創造的な提案力が融合し、大手の事業・販売パートナーを巻き込みビジネス課題を発見し、複数サービスの研究開発に繋げており、それが売上実績にも反映されてきています。AIのプライバシーにおける課題を解決し、機微データにおけるAIの持続的運用を実現する事が、金融・医療をはじめとした多くの産業の活性化・効率化に繋がると考えます。今回新たに投資いただいた投資家の皆さまや既存のパートナーのみなさまとも連携し、同社の成長に向けた支援を行います」

SMBCベンチャーキャピタル株式会社 関西投資営業部 次長 川戸 啓太様
「AIの進歩によって個人データの取得・分析による利便性が高まった一方、プライバシーの問題もクローズアップされています。テラアクソンは小澤先生がこれまで研究されてきた連合学習技術などのプライバシーテックを活かし、AIとヒトが共存し合う世界観を目指したソリューションを提供しています。社会実装に向けては、安田代表を筆頭に様々な企画・提案がなされ、既にウェルビーイング支援など複数の分野で展開が進んでいます。プライバシーテックは今後も大きな成長が期待される領域であり、SMBCグループとしても当社の事業拡大に貢献できるよう支援させていただきます」

みなとキャピタル株式会社 投資業務部 藤原 淳様
「テラアクソンは、独自の連合学習技術、継続学習技術、持続的に AI エンジンを悪意から保護するセキュリティ技術を基に、草創期から大手企業含めた強力な事業パートナー及び販売パートナーと共同で複数の事業を展開しており、高い技術力を保有しております。社会課題である特殊詐欺対策の社会実装に向けては、被害者保護を第一に考える不正送金を監視する AIシステムを金融機関向けに開発しており、今後社会問題の解決に貢献できるものと期待しております。「人とAIが共生する未来を創る」を実現する為、みなと銀行とも連携し支援させて頂きます」

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 投資本部投資部 小林 祐也様
「神戸信用金庫と共同で設立した「こうべしんきんステップアップファンド」から投資をさせていただきました。AIの技術は日々進歩していく中で、情報漏洩リスクの高まりといった情報の取り扱いはより重要度が増しています。同社の連合学習技術等を用いた最新技術は、プライバシー侵害、心理的操作を解決する持続的なAIエンジン開発につながるものと期待しています。特に不正送金監視AIは詐欺被害が増加する中で金融機関として注目をしている領域となります。人とAIが安全に共生する未来の実現のため、関係者一同精一杯応援させていただきます」

株式会社テラアクソン 
概要:人工知能に関する研究、製品開発、運用支援を実施する
設立:2022年5月24日
本社所在地:兵庫県神戸市中央区江戸町104 江戸町104ビル 6F
代表取締役 :小澤 誠一、安田 鉄平
HP:https://www.telaaxon.com/
【投資会社】
株式会社神戸大学キャピタル
概要:神戸大学発・地域発のシーズへの出資を行い、研究成果の社会実装を推進する。
設立:2021年10月
本社所在地:兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1 産官学連携本部2階
代表者 :水原 善史
HP:https://kuc.vc/

SMBCベンチャーキャピタル株式会社
概要:三井住友フィナンシャルグループの一員として、長期的な視野に立ったベンチャー投資を行う。
設立:2005年9月
本社所在地:東京都中央区八重洲1丁目3番4号 三井住友銀行呉服橋ビル
代表取締役社長:佐伯 友史
HP:https://www.smbc-vc.co.jp/

みなとキャピタル株式会社
概要:みなと銀行グループの一員として、中堅・中小企業資本政策をサポートし、投資やコンサルティング業務を行う。
設立:2000年6月
本社所在地:兵庫県神戸市中央区多聞通2丁目1番2号 大森・みなとビル5F
代表取締役社長:山崎 浩司
HP:https://www.minatobk.co.jp/group/minatocp/

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
概要:独立系ベンチャーキャピタルとして、創業支援・地方活性化を目的とした地方創生ファンドや事業会社とのCVCの設立、コンサルティングを行う。
設立:1998年9月
本社所在地:京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町659番地
代表取締役: 澤田 大輔
HP:https://www.fvc.co.jp/

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