消費エネルギー・原単位「可視化」システム「Enewatcher」にSCADA連携機能を追加、2025年4月より販売開始
PR TIMES / 2024年11月7日 16時45分
株式会社日立プラントサービス(取締役社長:風間 裕介、本社:東京都豊島区/以下、日立プラントサービス)は、お客さまの環境目標管理や省資源化、DXを支援する消費エネルギー・原単位「可視化」システムEnewatcher*1(エネウォッチャー)にSCADA*2(監視制御システム)などの連携機能を追加し、2025年4月に販売開始いたします。
*1 Enewatcher:Enewatcherは株式会社日立プラントサービスの日本における登録商標です
*2 SCADA:Supervisory Control And Date Acquisition 監視制御システム
■Enewatcherについて
Enewatcherは、空調、電気設備など各種工場インフラ設備の消費エネルギーのほか、生産工程ごとの生産数量などの生産系データを取り込み、エネルギー原単位の「可視化」を図ることができるシステムです。インフラ設備、生産ラインや部門別の電力、ガスなどの使用量、CO2排出量を把握、可視化し、「測る」「知る」「共有」を通してお客さまのカーボンニュートラルやDXの実現をサポートします。
さらに、このたびの機能強化により、SCADAなどとの連携機能と、これまでお客さまにご提供してきた機能や標準規格対応などを標準機能として実装します。また、Enewatcherで取得したエネルギーデータを、当社の空調設備の専門家がデータ分析し、お客さまのカーボンニュートラル達成に向け、エネルギー効率化を提案します。
■Enewatcherの特長
(1)消費エネルギーだけでなく、原単位の「可視化」機能を強化
多種多様なグラフを、さまざまな時間軸で表示できるだけでなく、収集したデータ同士を比較し、エネルギー原単位の「可視化」が図れます。
(2)既存システムからのデータ取込みにも対応
各種オープンネットワーク(BACnet*3など)のほか、FTP*4機能などの利用により、お客さまの既存システムから柔軟にデータを取り込むことができます。
(3) 省エネ制御機能など、各種機能と組み合わせ可能
デマンド制御、熱源省エネ制御、パッケージエアコン空調機制御等、お客さまのご要望に応じて、各種機能と組み合わせることができるほか、デジタルサイネージなどのシステムとも容易に連携できます。
(4)月末エネルギー予測機能で、PDCA活動を支援
月間の使用量目標値を定めることで、エネルギー量予測値が目標値内で推移できるかどうか予測することができます。
(5)汎用ブラウザで閲覧可能
専用アプリケーションソフトのインストールは不要なため、さまざまな部門の方がご覧頂けます。
*3 BACnet:Building Automation and Control Networking protocol ANSI/ISOなどで標準規格となっているビル制御ネットワーク向けの通信プロトコル
*4 FTP:File Transfer Protocol サーバとクライアントの間でファイル転送を行う際に必要となる通信プロトコル
■今回の機能強化の特長
(1) SCADAとの連携機能標準化
SCADAとの連携機能を標準化し、可視化・分析・監視制御・管理および運用をパッケージ化してご提供します。可視化だけでなくエネルギー管理機能を補強するほか、 監視制御機能の追加、更新にも対応できます。
EnewatcherがハブとなってSCADA等とのデータ連携を支援、製品などのエネルギー原単位を管理、WEBでSCADAなどの情報を可視化できます。
業界標準規格との接続はもちろん、OPC-UA*5などの最新規格に対応、Life Cycle Assesment*6などお客さまのシステムへのAPI機能によるデータの受け渡しが可能になるなど、オープンインターフェース機能を強化します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146785/5/146785-5-0fb966b800ef54a027fc414bfa1e0ef9-720x525.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
*5 OPC UA:OPC Unified Architecture 産業用アプリケーションの相互運用を実現するオープンなインターフェースの仕様
*6 Life Cycle Assessment:製造部品1個当たりのCO2排出量を求めるシステム
(2)可視化、分析機能の強化
1.曜日別比較機能
ご利用いただいているお客さまからご要望の多かった曜日別複数グラフ一括比較機能を強化し、一日の運転コストを曜日単位、ならびに複数機器/生産ラインで比較することが可能となるほか、指定時間別の使用量を比較することで、より現場の無駄を見つけやすくなります。
2.レイアウトメニュー機能
生産ラインやユーティリティ機器を配置したレイアウト図から、ワンクリックで該当ラインや機器CO2排出量や運転コスト、生産原単位グラフ等を表示し、より簡単かつ容易に見たいポイントをグラフで閲覧できるようになります。
(3)分析支援
Enewatcherの原単位や使用量が一目でわかる機能に加え、当社のビルや工場設備の専門家がデータ分析し、省エネ分析作業の効率化およびデータ利活用を促進します。
データ分析の結果からCO2削減、省エネ、省コスト効果などの目標に向けた施策の検討、運用改善、設備導入、効果検証までの支援を実施し、お客さまの目標実現をサポートします。
■関連リンク
Enewatcherに関するWEBサイト
https://www.hitachi-hps.co.jp/business/office_commercial/enewatcher/index.html
■日立プラントサービスについて
日立プラントサービスは、空気、水、エネルギーなど幅広い分野でお客さまのさまざまなニーズにお応えし、快適な社会の実現をめざす総合エンジニアリング企業です。各種プラント・工場設備のエンジニアリングからメンテナンスサービス、リニューアルまでを提供し、また、デジタルイノベーションを加速する日立のLumadaとの連携による設備運用の効率化ソリューションなどを通して、お客さまのビジネスの成長と、社会課題の解決に貢献します。
詳しくは、日立プラントサービスのウェブサイト(https://www.hitachi-hps.co.jp/)をご覧ください。
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