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エーオンジャパン、太陽光発電事業のプロジェクトファイナンス向けに画期的な保険スキームの提供を開始

PR TIMES / 2015年10月22日 10時53分

モジュール製品・出力保証をバックアップし、長期信頼性を確保した太陽光発電所の実現・運用をサポート

世界最大の保険・再保険ブローカーであるエーオングループの日本法人であるエーオンジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山本達也、以下、エーオンジャパン)は、太陽電池モジュールの第三者認証機関であるテュフ ラインランド ジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:ホルガー・クンツ)と共同で、太陽光発電事業に対するプロジェクトファイナンス向けにモジュール製品・出力保証をバックアップする画期的な保険スキームを開発、2015年10月より本格的なサービス提供を開始する。保険は日本で認可を受けている損害保険会社が引き受けを予定している。



太陽電池モジュールの現状とポイント
太陽電池モジュールにおいては、国際規格(IEC 61215 等)に準拠した試験に合格することにより、製品の品質が担保されるものとして認知されている。試験は一定のスクリーニング機能としては役割を果たしているが、太陽電池モジュールの製品寿命に関する(長期)信頼性を評価するには十分ではないと考えられている。すなわち試験に適合しても20~30年の寿命が担保されるとは限らない。さらに、認証試験に適合したモジュールの実フィールドにおける不具合事例も報告されているなど、信頼性に影響を与える太陽電池モジュールの主要部材に対する評価は必ずしも十分ではないのが現状である。

また、太陽電池モジュールの現状としては、公称最大出力が100%未満のモジュールが納品されているケースや劣化率が年率0.7%を超えているモジュールが存在しているケースがある。

モジュールの欠陥リスクを考える上でのポイント
出力の低下が発生した場合、モジュールメーカーの出力保証を受けるには、その原因が太陽電池モジュールの欠陥であることを事業主が立証する必要がある。しかしながら、モジュールの審査、確認を納品時、引き渡し時、引き渡し後に実施していないプロジェクトが多いのが現状である。また、モジュールメーカー倒産後のモジュールの欠陥事故を補償する保険が十分ではない。

エーオンジャパンの田中康裕マネージャーは、太陽電池モジュールの現状について次のように語る「FIT価格が段階的に下がる現状、初期投資額をできる抑えたいニーズは依然高い。しかしこれでは、将来発生するかもしれないリスクが高まり、予期せぬ費用と想定以下の収益という結果につながりかねない。購入したモジュールの評価、定期診断等によって、高パフォーマンスが維持できれば、メーカー倒産後の欠陥リスクの可能性も下がり、結果として最大収益につながる。テクニカルデューディリジェンスと保険の融合が長期信頼性の高い太陽発電所の増加につながることを目指したいと考えている。」

長期信頼性を確保した太陽光発電所の実現
エーオンジャパンが新たに開発した当プランでは、1.使用される太陽電池モジュールの長期信頼性を明確化するテクニカルデューディリジェンスの導入、2.テクニカルデューディリジェンスによって最小化した欠陥リスク(モジュールメーカー倒産後)の保険によるカバーの二段構えで太陽光発電事業における長期信頼性の確保を支える。

[画像: http://prtimes.jp/i/6076/6/resize/d6076-6-587350-0.jpg ]



長期信頼性を実現するためのステップ(設計・製造から納品までカバー)
太陽電池モジュールの長期信頼性を実現するためには、納品される製品のクオリティーを事前に確認することによりリスクを“見える化”し、設備稼動後はリスクが適切に管理される必要がある。当プランでは以下の4つのステップによりテクニカルデューディリジェンスを行う。

まずモジュール調達契約前の事前評価として「1.製品の設計・製造プロセスおよびその妥当性のチェック」を行い、製品の製造ばらつきや内在するリスクを明らかにする。また、「2.完成品(モジュール)の試験」を行い、初期出力をはじめ、長期信頼性や安全性を評価することで製品がもつリスクを総合的に評価し、リスク内容に応じた保険条件が決定される。次に「3.実際に納入される製品の製造時から納品直後までのクオリティーの確認」を行い事前評価時との同等性を確認する。ここまでで最小化したリスクを長期にわたり管理するために「4.製品の出力と安全性能の定期検査」を行う。このように設計・製造から納品までをカバーすることにより、そもそも保険に頼る機会が少なく、健全な状態が実現される。

本スキームは太陽光発電事業者を対象に2015年10月より本格的なサービス提供を開始。3年後に発電能力で計100万キロワットの受注を目指す。

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※本サービスに関する一般お問い合わせ先
エーオンジャパン株式会社
担当: 田中
電話: 03-4589-4137(直) FAX: 03-4589-4460
E-mail: jp.info@aon.com Web: http://www.aon.com/japan
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エーオンジャパンについて
エーオンジャパンは、世界最大の保険・再保険ブローカーであるエーオングループに属し、日本においても多様なサービスを提供しています。日本国内の主要損害保険会社と代理店契約を結んでおり、お客様の多種多様なリスクに対して最適・最良なカバーを提供しています。また、エーオンが誇るグローバルネットワークを駆使し、お客様のために全世界の保険マーケットから最適・最良な保険カバーを探してくることが可能です。エーオングループは世界120カ国/地域(約600拠点)に展開し、約62,000名のプロフェッショナルを抱えています。

テュフ ラインランド ジャパンについて
テュフ ラインランドは、140年の歴史を持つ世界でもトップクラスの第三者検査機関です。69ヵ国に拠点があり、従業員数は19,300人、年間売上高は17億ユーロにのぼります。第三者検査のエキスパートとして、人々の暮らしのあらゆる面で、品質、安全、環境、テクノロジーを支えています。産業用装置や製品、サービスの検査だけではなく、プロジェクト管理や企業のプロセス構築もサポートしています。また幅広い業種、職種について、専門的なトレーニングも実施しています。こうしたサービスは、テュフ ラインランドの認定ラボや試験設備、教育センターのグローバルネットワークによって支えられています。テュフ ラインランドは、2006年より国連グローバル・コンパクトのメンバーとして活動しています。テュフ ラインランド ジャパン株式会社はテュフ ラインランド グループの日本法人として、1978年から活動しています。ウェブサイト: www.jpn.tuv.com

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