【日本タレント名鑑】きっかけはモデル?グラビア?アイドル?若手女優のブレイク方程式を分析してみた!
PR TIMES / 2014年11月12日 12時19分
「日本タレント名鑑」を発行するVIPタイムズ社が、40年以上タレント情報を取り扱ってきた強みや知見を活かし、芸能界を様々な切り口で分析するコンテンツ「タレメreport」をリリース。第三弾として「きっかけはモデル?グラビア?アイドル?若手女優のブレイク方程式を分析してみた!」を公開しました。
1970年の創刊以来、各メディアの制作現場にて愛用されている『日本タレント名鑑』を発行する株式会社VIPタイムズ社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:井草睦子)が、新しいコンテンツとしてスタートした「タレメreport」の第三弾として「きっかけはモデル?グラビア?アイドル?若手女優のブレイク方程式を分析してみた!」を『日本タレント名鑑webサイト』( http://www.vip-times.co.jp/ )で公開しました。
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きっかけはモデル?グラビア?アイドル?若手女優のブレイク方程式を分析してみた!
■細分化する若手女性タレント市場
70年代の若手女優と言えば、そのまま「アイドル」と同意語。松田聖子さんや小泉今日子さんなど、一人で歌手・グラビア・女優などを兼務し、すべての人々の羨望を集めていました。ところが、80年代おニャン子クラブなどの出現により、「バラエティと歌」をメインとするタレントが増え、「アイドル」というと「アイドル歌手」を表すようになりました。
90年代は西田ひかるさんや、「最後のアイドル」と呼ばれた高橋由美子さんを最後に、演技もするアイドル歌手が減少し、歌わない若手女優がグラビアなどに多数登場し、アイドル的な人気を博しました。そして、現在はグラビア界の高齢化や昨今のアイドルブームもあり、「女優」「アイドル」「グラビア」がまた細分化されてきています。そんな中、人気若手女優たちは一旦どんな形でブレイクをしているのでしょうか?検証してみました。
■現在主流の黄金ルート?ローティーンモデルからトップ女優へ!
90年代には、アイドル的なグラビアもこなす加藤あいさんや榎本加奈子さんなど、10代の若手女優が台頭しました。彼女たちは小中学生向け雑誌のモデルで、若いうちから人気に火がついたため、彼女たちの年齢にあわせて、ドラマの舞台が「小学校」「中学校」「高校」と変わっていくほどでした。
現在は主役級のティーンこそ少なめですが、ブレイクルートとしてはほぼ変化はなく、宮崎あおいさんや新垣結衣さん、剛力彩芽さんをはじめ、2014年の日経「好感度ランキング25歳以下女優の部」で2位以下を大きく引き離して1位になった能年玲奈さんも中学一年で雑誌モデルとしてデビューしています。
日本タレント名鑑「業界人1000人が選ぶ2014年ブレイクを期待する女性タレント」で2位になった演技派女優の二階堂ふみさん、「好感度」4位、「ブレイク」7位ランクインの橋本愛さん、6位の三吉彩花さん、9位の土屋太凰さんと、若手の注目株はほとんどティーンモデル出身者で占められています。高校を卒業してから大学在学中などにデビューすることが多い男性俳優に対して、若手女優にはより早いスタートが求められているようです。
■主演女優のサポート役で着実に演技力を付ける
事務所のオーディションを受け、その事務所の先輩女優が主演するドラマの端役からステップアップしていく若手女優もいます。
前出の「ブレイクを期待する女性タレント」で1位になった有村架純さんなどはそのパターンに当てはまります。広末涼子さんヒロインの『11人もいる!』でしっかり者の長女を、吉瀬美智子さん主演の『ハガネの女』や戸田恵梨香さん主演の『SPEC』では、マスコット的な緩和剤キャラとして出演していました。
自身の魅力が足りなければ悪く言われがちですが、「マスコット」としての仕事を見事にこなした有村さん、自らの実力でチャンスをしっかり次につなげた素晴らしい女優道といえるでしょう。そういった意味では、米倉涼子さんの『35歳の高校生』、武井咲さんの『戦力外捜査官』『ゼロの真実』など、事務所先輩主演ドラマで脇を固めた宮崎香蓮さんなども、若手演技派女優として大注目です。
■ファッションモデルからの分岐派
『vivi』『non-no』『CanCam』などの大人向けファッション誌で活躍してからの女優デビューといえば、米倉涼子さんや松嶋菜々子さんなどがあげられます。どちらも誰もが認める高視聴率女王です。
ジュニアモデルよりも女優としてのデビューが遅めですが、すでに女性に馴染みがあり業界慣れもしているので、洗練された見た目や所作、高いプロ意識を持ち合わせています。十分な実力、そして知名度もあるため、企業にとっては安心感があり、なおかつ目新しい部分もあるため、デビュー後即CMなどに引っ張りだこになる傾向があります。番宣以外でもバラエティ番組に出演する事が多いのも特徴の一つです。
そして、現在最もモデル出身女優として注目を集めているのが、CM契約8社10本を持つ山本美月さん。スラっとしたスタイルと整ったベビーフェイスで、男女ともに高い人気を集めています。
■アイドルからの転身は努力のたまもの
アイドルから女優へ・・・というルートも意外と多く、「CoCo」の三浦理恵子さん、「ribbon」の永作博美さん、「東京パフォーマンスドール」の篠原涼子さん、仲間由紀恵さん、「桜っ子クラブ」の菅野美穂さん、持田真樹さん、中谷美紀さん(アニメ『セーラームーンS』の主題歌を歌っていました)、「HiP」の優香さん、深田恭子さん、「Z-1」の上戸彩さん「Folder5」の満島ひかりさんなど、そうそうたる名女優達が名を連ねます。
しかし、三浦さんや満島さん以外は「アイドルとして成功」していたと言い難く、アイドル活動はあくまでデビューのきっかけともいえます。篠原さんや優香さんはバラエティ、永作さんや上戸さんは劇団に参加するなど、さまざまな経験を積み、努力を重ねています。最近では「ももいろクローバー」の早見あかりさんが、脱退3年目にして努力が実り、現在ドラマに引っ張りだこです。アイドル出身女優として、これから更に大きく飛躍してくれそうですね。
「日経好感度ランキング」で25歳以下の女性として最高位に付けた武井咲さんや、視聴率女王米倉涼子さんらが所属するオスカープロモーションなどは、番宣以外にもバラエティにゲストやレギュラーで出演するなど多角的な戦略を取っているように思います。ドラマだけではなく司会やモデルもこなせるマルチなタレントになるだけではなく、さまざまな経験を積むことで“女優”としての厚みや深みに繋がっているのではないでしょうか。最近は少なくなったグラビアからの女優進出などもとても楽しみです。
今回ご紹介出来なかった方々も魅力たっぷりの女優さんばかりです。今後の活躍を期待したいですね。
文/藤原ゆうこ
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