国連WFP事務局長、シリアの包囲地域への支援者の安全な通行を求める
PR TIMES / 2014年2月13日 18時5分
激しい戦闘が続くシリアの街ホムス。包囲されたこの街の旧市街には2500人が取り残され、戦闘のため人道支援が届けられない状態が2年近く続いていました。
飢えや医薬品不足が深刻となる中、2月7日より12日までに、国連WFPをはじめとする国連諸機関がシリア赤新月社と共に食糧などの物資の搬入を行ったほか、住民の半数以上を町外に避難させました。
この活動の最中、何者かにより援助車両が攻撃されましたが、国連および赤新月社チームはたじろぐことなく支援活動を続行しました。この支援活動に関し、アーサリン・カズン国連WFP事務局長は声明を発表しました。
アーサリン・カズン国連WFP事務局長による声明
600日間以上にわたって包囲されてきたホムスの旧市街ではこの数日間、食糧や医薬品等の生活必需品の物資の搬入が行われてきました。住民にとっても、命がけで支援活動にあたった援助関係者にとっても、苦しい数日間でした。これは街に取じこめられていた市民を救出する人道作戦です。罪のない戦争の被害者たちを助けようとする援助関係者の身の安全を保障するよう、戦闘に関わる全ての勢力に求めます。
この2年近く、かろうじて命をつないできた女性、子ども、病人、お年寄りなどが救出されました。閉じ込められた状態を解くための第一歩とはなりましたが、包囲された街にたった一度だけ援助車両を通すことができても、それは最低限の支援にすぎません。国連WFPは引き続き、支援食糧を届け、それがきちんと届いたかを確認し、さらに支援ニーズを調査できるよう、包囲された街への持続的なアクセスを求めます。
シリアにはホムスのように包囲された地域が40ヶ所あります。合計25万人もが、何ヶ月もの間、人道支援が届かない状態におかれています。
国連WFPとその提携機関は、毎日、425万人のシリア人に食糧を届けるべく尽力しています。そのためには、支援を必要としている人のもとへ食糧を届けるための通行の自由が必要なのです。また、シリア支援は国連WFPの全世界の中で最大かつもっとも複雑な活動であり、さらなる資金を必要としています。
(Copyright: SARC Homs)
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