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東大発ベンチャーLPixel、日本初の人工知能を用いた研究画像不正検査サービス「LP-exam Cloud」を提供開始

PR TIMES / 2015年4月20日 13時26分

 LPixel(エルピクセル株式会社)は、生命科学分野の学術論文の画像を中心に、人工知能のサポートを受けて専門家が切り貼りや加工などの不自然な箇所がないかを検査する受託サービス「LP-exam Cloud」(特許技術採用)を開発し、販売を開始しました。これを導入することにより、大学などの研究教育機関や専門雑誌の出版社は、今まで見過ごしていた安易な不正画像を事前に検出し、世の中に出ることを防ぐことができます。



 英科学雑誌「ネイチャー」に掲載されたSTAP細胞の論文に含まれる画像に不正な加工や不自然な箇所があるという指摘を皮切りに、研究不正の指摘や博士号の取り消しが相次ぎ、社会問題として大きな関心を集めています。LPixelでは2014年4月に、「画像不正検出ソフトウェアLP-examオンライン版」を無償で公開し、誰もが論文の画像について解析できる環境を提供することで研究不正の抑止力となることを目指してきました。しかし、画像不正を体系的に検出して防ぐには不十分であり、大学や研究機関には性善説に頼らないシステマチックな検査体制の導入が必要とされていました。この度、当社は研究画像に対する加工の有無を自動的に推定するために画像自動分類の特許技術(東京大学の特許の実施許諾済:日本国特許 第4688954号 / 米国特許8260063 / 欧州特許出願08751572.2)を採用し、大学や研究機関が画像をアップロードするだけで安易な不正・加工の有無を検査することを可能としました。当社は人工知能のサポートを受けた専門家による解析レポートを作成し、今まで膨大な時間がかかるとして敬遠されていた不正加工の検査にかかるコストを大幅に削減し、画像不正が生じない環境の構築を支援します。


[画像1: http://prtimes.jp/i/10005/6/resize/d10005-6-460899-4.jpg ]



LP-exam Cloudについて
 LP-exam Cloudでは人工知能が画像不正の有無を推定します(特許技術採用)。全国の大学・研究機関は画像をアップロードして解析の結果を待つだけであり、研究者に余分な時間的負担を課さないことが特徴です。画像に対する加工が推定されたものについてはライフサイエンス研究と画像解析の双方に精通した専門家が確認し、解析レポートを作成します。料金は毎月の定額制で毎月約3万円、1画像約500円から解析が可能となり、研究室単位での導入も可能としています。
[画像2: http://prtimes.jp/i/10005/6/resize/d10005-6-182901-3.jpg ]



「教育」と「システム」の両軸で支援
 多くの研究者にとって画像処理の知識やスキルは研究活動を進める上で不可欠のものとなっています。しかしながら画像処理をタブーと誤解している大学院生や、逆に深慮なく画像修正をする研究者がいることも事実です。今後はシステムの提供に加え、正しい画像処理方法を伝える教育活動をアドビシステムズ株式会社と展開することで、「教育」と「システム」の両軸で研究の世界の信頼回復と研究効率の向上を目指します。

 
エルピクセル株式会社について
エルピクセル株式会社(本社: 東京都文京区、代表取締役: 島原佑基)は、東京大学の生命科学の研究者が中心となって、2014年3月に設立した企業です。東京大学産学連携本部が運営する東京大学アントレプレナープラザに本社を構え、先端技術を活かした医療・ライフサイエンス研究者向けの画像解析システムの開発を中心に事業を展開しております。

主な事業内容:
・研究用画像解析ソフトウェア開発
・新規アプリケーション開発
・研究者・科学者ソーシャル支援
ホームページ: http://lpixel.net

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