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アット東京のデータセンターでPTPサービスの提供を開始 2018年1月適用開始のMiFIDIIの時刻精度要件に対応、来春から販売

PR TIMES / 2017年12月21日 16時1分

 株式会社アット東京(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中村晃、以下「アット東京」)は本日、アット東京中央センター(以下CC1)ならびに中央第2センター(以下CC2)において、PTP (Precision Time Protocol※1)サービスの提供を、来春から開始することを発表いたします。

 2018年1月3日から、EUでMiFIDII(欧州第2次金融商品市場指令※2)が適用されます。
そのひとつの要件として、取引の透明度を満たすため、各金融機関に求められる時刻同期の要件が厳しく定義されており、従来のNTP(※3)による時刻同期ではms(ミリ秒)レベルの確度、粒度となるので本要件を満たすことができません。PTPはμs(マイクロ秒)以下の同期精度を持ち、MiFIDIIの時刻精度要件に対応していますが、お客さまが自らPTPによる時刻同期設備を導入し運営するためには、高額の費用と、あわせてその設備を運営する技術者も必要となります。

 アット東京はかねてより、お客さまからアット東京のデータセンターにおけるPTPサービス提供のご要望をいただいておりました。そして、今後の需要も見込まれるため、いちはやく当社のデータセンター設備としてPTPによる調時設備を設置し、ご希望のお客さまにサービスを提供することといたしました。

 なおMiFIDIIの時刻精度要件、アット東京のPTPサービスの特長は次のとおりです。

MiFIDIIの時刻精度要件

・時刻基準          : UTC(協定世界時)に同期していること
・時刻の確度(UTCからの誤差) : 100μsec以内(高頻度アルゴリズム取引の場合)
・時刻の粒度(時刻表示の桁)   : 1μsec以上(高頻度アルゴリズム取引の場合)

アット東京のPTPサービスの特長
・高いコストパフォーマンス
自社で設備構築をするよりも安価にPTPへの対応が可能

・高い信頼性
GPSアンテナ~PTPグランドマスター(※4)~お客さままでの構内配線を完全2系統で提供することによる冗長性の担保

 この度アット東京がPTPの対応サービスを開始することにより、当社のデータセンターは、金融機関のお客さまをはじめ、厳密な時刻調時を必要とされる皆さまにとって、よりふさわしいデータセンターになります。

 アット東京はこれからも、各業界の動きに柔軟に対応しながら、データセンター事業者としての経験や運用ノウハウにより、高品質で信頼性のある世界最高水準のデータセンターサービスを、24時間365日ミッションクリティカルで実現してまいります。


※1: PTP(Precision Time Protocol)、時刻同期プロトコルの略称。IEEE1588に基づいたプロトコル。高精度時計同期機構のアプリケーション領域。

※2: 欧州第2次金融商品市場指令とは、欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制。2018年1月から施行される。2007年11月施行の「金融商品市場指令(MiFID)」を改正したもの。

※3: NTP(Network Time Protocol)、インターネットを介してコンピューターの内部時計を正しく調整し、同期させるためのプロトコル。

※4: GPSから時刻を取得し、PTPスレーブへ配信する装置の中でGPSの時刻源に一番近い装置。PTPスレーブはPTPを用いて時刻同期を行うサーバ等のこと。

※本ニュースリリースに記載された情報は発表日現在のものです。サービス・商品の料金、サービス内容や仕様、その他の情報は予告なしに変更されることがありますことを、ご了承ください。

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