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クロスプラットフォームのアプリケーション開発フレームワークQtを開発するThe Qt Company 様々な分野に向けたソフトウェアやデバイス開発をより効率良く支援 『Qt 5.9』リリース開始

PR TIMES / 2017年6月7日 19時27分

クロスプラットフォームのUI開発フレームワークQtの開発元であるThe Qt Company oy(本社:フィンランド、日本オフィス:東京都中央区、日本オフィス代表:Dan Koo)は、2017年5月31日(水)にクロスプラットフォームのソフトウェア開発環境の最新版、「Qt 5.9」をリリースしました。



クロスプラットフォームのUI開発フレームワークQtの開発元であるThe Qt Company oy(本社:フィンランド、日本オフィス:東京都中央区、日本オフィス代表:Dan Koo)は、2017年5月31日(水)にクロスプラットフォームのソフトウェア開発環境の最新版、「Qt 5.9」をリリースしました。
Qtはユーザーニーズに応え、ユーザーの製品価値を生み出し、ユーザー体験を創造するフレームワークです。
世界中の100万人の開発者によって利用されており、フォーチュン500のトップ10の企業のうち、8社までがこのテクノロジーを採用しています。

The Qt Companyは日頃から、クロスプラットフォームのQt ライブラリやツールの改善に取り組んでおり、製品開発の効率化やあらゆるデバイス、OSに対応する製品開発をサポートしてきました。
C++11標準規格の機能を最大限活かしたQt 5.9は長期サポート版として、史上最高のパフォーマンスと安定性を提供します。

今回のアップデートは医療や車載、航空、産業、家電やエンターテイメントなど様々な分野に向けたソフトウェアやデバイス の開発を、より効率よく支援できるように設計されています。

【主な機能】
■長期サポート(LTS)
Qt 5.9はLTSとして、Qt5.6以来のアップデートです。高い安定性で開発が進められ、高いレベルで継続的なサポートが提供されます。今後のQt 5.9 はフェーズに応じた開発、パッチレベルのリリースが行われるようになります。ユーザーがこれまで開発してきた既存のアプリケーションも、より高速で安全に、安定して動作します。

■新機能3D
Qt 5.9ではQt3D のアニメーション対応が可能となり、Qt Quickとの連携も容易になりました。 Wavefront OJB、PLY、FBX といった複数の3Dのジオメトリフォーマットのプラグインも追加され、Qt3DExtrasでは、物理ベースレンダリング(PBR)マテリアルのサポートも可能になりました。

■高いパフォーマンス
Qt 5.9では、Qt Quick Controls 2(リニューアルされた組み込みやモバイル用のUI操作)、QML型キャッシュの事前生成への新規対応、.qml/.jsファイルからディスクに生成されるコードやデータ構造のキャッシュ機能など、Qt 5.6のパフォーマンスが大幅に強化。および、Qtで構築したデバイスの起動時間が大幅に向上。

■対応オペレーティング システムとハードウェアの追加
Qt 5.9 は伝統的なWin32アプリケーションとユニバーサルアプリで使用可能であり、またWindows10もすべてのバリエーション(Windows 10、Windows 10 IoT Core、Windows Mobile)に対応しています。さらに、Qt 5.9 はQNX 7とi.MX7の対応が追加されました。

■セーフティークリティカル システム
Qt 5.9 は正式にINTEGRITY RTOSに対応し、RTOSアプリケーションの開発で、最新のGUIフレームワークを活用できるようになりました。リアルタイム性や信頼性、セキュリティに加え、車載や医療、産業オートメーション業界で必要となる認証取得の面において活躍します。

■その他新機能として下記のことが可能となりました。
・C++11への移行とQtを用いることによるC++11の最大限の活用
・Waylandを利用したマルチプロセスアーキテクチャによるデバイス開発のサポート
・描画のアーキテクチャを大幅に改善により、将来的に VulkanやDirect3DのようなOpenGL 以外の描画 API の対応
・Qt Liteの機能により、Qtのビルドのカスタマイズを可能にし、軽量で高速なQtの実現
・Qt Serial BusモジュールのCAN やModBusを利用したデバイスのコミュニケーション。
・Qt Network Authenticationモジュールを使用し、アプリケーションやデバイスがクラウドやサードパーティーのウェブサービスに簡単にアクセス。
・Bluetooth 4とBTLEのサポートをQt がサポートするすべてのプラットフォームでの使用
・Qt Quick Designer の改善によるQt Quick Controlsを利用した迅速なUIのプロトタイプ作成

The Qt CompanyのCTO、Lars Knollは次のように述べています。
「あらゆるものがインターネットに接続され、スマートフォンが生活の中心となっている現在の世界においては、2、3年前にも予想できないほど顧客の期待値が急激に上昇しています。開発者が創造するアプリやデバイスは、こうした世界レベルのユーザー体験に慣れたユーザーの期待に見合う、もしくは越えるものである必要があり、これまで開発者がそのような製品を開発するために利用してきたフレームワーク自体もまた進化し続ける必要があります。競争の激しい、ソフトウェアが中心になりつつある世界を勝ち抜くための製品開発に必要な、最高のパフォーマンスと安定性をQt 5.9 は提供いたします。」
今後もThe Qt CompanyはQtを通じて、開発フレームワークを最大限に活かした、あらゆる規模のパワフルでフレキシブルなソフトウェアの開発の支援やユーザー体験の最高のパフォーマンスと安定性を提供していきます。

【The Qt Company概要紹介】
■会社概要
会社名:The Qt Company oy
日本支社:東京都中央区京橋2−12−9京橋55−1
設立:平成28年7月(日本オフィス設立)
事業内容:クロスプラットフォームアプリケーション・UIフレームワーク「Qt」の開発・ライセンス提供
URL:https://www.qt.io/jp

■The Qt Companyについて
The Qt Companyは、フィンランドに本社を置き、クロスプラットフォームのアプリケーションフレームワーク「Qt」を開発、製品化及び商用とオープンソースライセンスの提供を行っています。
1990年代初期にノルウェーで誕生し、Qtを約20年間に渡り開発しています。現在は、中国、フィンランド、ドイツ、日本、韓国、ノルウェー、ロシア、米国で事業が展開されています。
2016年7月、日本国内におけるセールス&マーケティング及びテクニカルサポートを提供する日本支社を設立しました。日本市場は近年、自動車、家電、ロボット、オートメーションの有力企業がQtを標準化し発展を遂げており、今後、日本市場における事業展開に注力していきます。

■Qtについて

[画像: https://prtimes.jp/i/23362/6/resize/d23362-6-700209-0.jpg ]

Qtはマルチデスクトップ、組み込み型、モバイルのオペレーティングシステムに対するサポートを行い、開発者はアプリケーションやデバイス開発において、1つのフレームワークで複数のプラットフォームをターゲットにすることができます。
世界中で約100万人の開発者がQtを利用しており、車載システム、産業オートメーションデバイスおよび、その他主要なビジネスアプリケーションメーカー等、グローバルに展開する70以上の業界で利用されています。

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