「瀧本ゼミ五月祭講演会 東大×文京区、本当に実現します!議論で終わらない学生による政策提言」日時:2019年5月19日(日)10時~12時 場所:東京大学本郷キャンパス
PR TIMES / 2019年5月10日 13時40分
瀧本ゼミ政策分析パートでは、日本政策創造基盤と共同して、東大の位置する文京区の成澤区長をお呼びし、学生主体で区政に対して科学的なエビデンスに基づいた政策提案を行います。昨年提案した保湿剤塗布によるアトピー性皮膚炎の予防政策は実際につくば市で実現することとなりました。
以前から弊ゼミでは、基礎自治体が全国に先立つ革新的で重要な政策を実現できる主体であることに着目し提言を行ってきたため、今年は「自治体の持続可能性」を重視して画期的な子育て政策等を打ち出してきた文京区の成澤区長をお呼びし、基礎自治体だからこそ実現できる政策の導入を目指して参ります。
来場者の皆様には、学生が政策立案によって学問と社会をつなぎ世の中を変えていく過程だけでなく、次世代に対応する基礎自治体のポテンシャルを目の当たりにして頂きます。
[画像: https://prtimes.jp/i/26044/6/resize/d26044-6-451945-0.png ]
○瀧本ゼミとは?
瀧本ゼミでは以前からEBPM(証拠に基づいて合理的、論理的に政策を評価し立案すること=Evidence-Based Policy Making)を志向し、発見した政策の実現のために行政との連携を進めてまいりました。千葉県と協力したAEDの使用及び心肺蘇生法の実施の促進に関する条例の制定、いじめの傍観者に注目した「KiVaプログラム」の第一人者である研究者のご協力の下で傍観者にアプローチする効果的ないじめ防止対策プログラムを世田谷区で導入するなど、数々の成果が、我々の活動が契機となり実現してきました。また、2017年の五月祭では現外務大臣の河野太郎氏をお呼びして大学改革について提言を行い、科研費に対する要望提出に結びつきました。2018年の五月祭では、つくば市副市長毛塚幹人氏に対して、新生児への保湿剤塗布によるアトピー性皮膚炎予防政策の提言を行い、実際に世界初の地域介入研究が行われることとなりました。
〇なぜ今『基礎自治体』に注目すべきなのか?
市町村や東京23特別区といった「基礎自治体」は、住民に最も近い行政区分であり、教育や福祉、地域活性、公衆衛生等、住民生活に直結する重要な問題に関する政策決定を担っています。上述の通りこれまで弊ゼミでも数多くの政策提言を基礎自治体に対して行ってきました。
また、基礎自治体は国政に比べ意見集約が容易であること及び住民生活と密接しており地域のニーズを汲み取り易いことから、真に重要な課題に対して革新的な政策でアプローチすることが可能です。実際、今回区長をお呼びする文京区では、東日本大震災の際に焦点の当てられなかった妊産婦と乳児への優先対策として、災害時に妊産婦と乳児専用の救護所を用意し、職員及び助産師を派遣して妊産婦・乳児の心身をケアする拠点とする取組み盛り込みました。この文京区の取り組みはその後、東京都や国にも採り上げられ全国に広まっていきました。
このように基礎自治体は地域の社会課題を解決するだけでなく、広くその他の地域にも応用可能な革新的な政策を実現することができます。少子高齢化等の重要問題が山積する今日の日本において、基礎自治体の重要性は今後ますます増してくることでしょう。
〇なぜ文京区長なのか?
今回お呼びする成澤区長は「自治体の持続可能性」を重要視し、生産年齢人口確保のための子ども宅食やネウボラ事業など、子ども向けの政策を推し進めていらっしゃいます。また、成澤区長はご自身でも男性初の育休取得をなされるなど、ハード面ソフト面の両方から子どもに関わる人がすごしやすい区を創ろうとなさっています。ボーダーレス化が進み社会の変化も激しくなる中、行政外の大学や企業と積極的に協力しながら革新的な政策で子ども政策等の地域の重要課題を解決していく取り組みは、持続可能な自治体を作り上げていく好例となるでしょう。
学生の提案する政策が実現する瞬間、そして新たな時代に対応する基礎自治体のポテンシャルをとくとご覧ください。
〇成澤廣修氏プロフィール
昭和41年2月7日生。文京区本郷出身。明治大学公共政策大学院修了後、当時としては最年少で文京区議会議員当選。平成19年度から文京区長。
〇瀧本哲史氏プロフィール
東京大学法学部卒。東大助手、McK、日本交通再建を経て、現在は京都大客員准教授を勤めながら投資業を営む。著書に、『僕は君たちに武器を配りたい』『武器としての交渉思考』『武器としての決断思考』など。
【瀧本ゼミ 五月祭講演会 開催概要】
場所:東京大学本郷キャンパス 法文1号館 法21番教室
日時:2019年5月19日 10時~12時(9時30分開場)
瀧本ゼミ政策分析パート五月祭担当連絡先(宮崎):tsemi.seisaku@gmail.com
特設サイトはこちら
http://tsemi2019mayfes.strikingly.com/
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