完全固体型色素増感太陽電池の実用化第一弾
PR TIMES / 2019年6月11日 11時40分
~ バッテリー搭載型デスクのソーラーパネルとして採用され商品化 ~
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、エネルギーハーベスト(環境発電)製品の第一弾として、室内光で発電する完全固体型色素増感太陽電池を実用化し、このたび、大成株式会社(本社:愛知県名古屋市中区栄3丁目31-12大成ビル、社長:加藤 憲司)と株式会社デザインオフィス ライン(本社:東京都渋谷区神宮前3丁目32-10、社長:宮内 翔)が2019年6月10日に発売したバッテリー搭載型デスク「LOOPLINE T1(ループライン ティーワン)」の室内用ソーラーパネルとして採用されました。
すべてのものがインターネットにつながるIoT (Internet of Things)社会の進展に向けて、周辺環境に存在する光や熱、振動などから発電するエネルギーハーベスト(環境発電)、充電を必要としない自立型電源が求められています。中でも、太陽電池は光があればどこでも発電できることから有望視され、室内光のような微弱な光においても良好な発電性能を示す色素増感太陽電池は次世代型太陽電池として注目されています。
リコーが開発した完全固体型色素増感太陽電池は、複合機の開発で培った有機感光体の技術を応用することで、電解質を固体材料のみで構成することに成功しました。電解質に液体を用いる電池が抱える液漏れや腐食といった安全性や耐久性に対する課題を解決すると同時に、室内光源波長に適した有機材料の設計および、デバイス構造の最適化を実現することにより、発電性能を大幅に向上しています。
このたび大成株式会社と株式会社デザインオフィス ラインが発売する「LOOPLINE T1」は、サステナブルをコンセプトとした内装家具「LOOPLINE」の第一弾製品となるバッテリー搭載型デスクです。天板に搭載されているリコー開発の完全固体型色素増感太陽電池を用いて、LED照明や蛍光灯などの室内光で発電し、デスク内蔵の取り外し可能なバッテリーへの充電が可能です。AC電源がなくても充電することができますので、災害時などの電気が使えない環境下に、スマートフォンなどへの電力供給を継続することが可能です。
リコーは、完全固体型色素増感太陽電池のさらなる性能向上を図り、各種センシングデバイスや発光デバイス、スイッチなどの自立型電源として、IoT社会における電力供給に貢献することを目指してまいります。
*会社名および製品名は、それぞれの各社の商号、商標または登録商標です。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【自腹レビュー】非常時の備えって“発電”こそ重要なのでは?Ankerの7000円台ソーラーパネルが使えるのか試してみた
&GP / 2024年9月22日 21時0分
-
最重要必須アイテム! タフでパワフルなデジタルギア【日常に防災を意識する「ニチボ」のススメ】
&GP / 2024年9月10日 20時0分
-
YOSHINOの固体電池採用ポータブル電源を15%オフ。9月の防災対策セールをAmazonにて開催
PR TIMES / 2024年8月30日 17時15分
-
阪大、植物の光合成への影響が少ない緑色光で発電する有機太陽電池を開発
マイナビニュース / 2024年8月29日 16時29分
-
電池交換・充電がいらない!ソーラー充電式ワイヤレスキーボード
ITライフハック / 2024年8月28日 14時0分
ランキング
-
1「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
2福井のブランド米「いちほまれ」の新米、昨年より価格6割高で店頭に…生産量は2000トン増の見通し
読売新聞 / 2024年9月22日 8時43分
-
3「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 7時10分
-
4「タワマン節税」「空き家問題」2つの不動産相続ルール変更で何が変わる?マンションや古い物件の活用方法は?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 8時0分
-
5「無料のモノはもらわない」お金のマイルール 日々を健やかに過ごす「失敗を許容するお金」
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください