学問でつながろう! トイビトが「アカデミックSNS」のクラウドファンディングに挑戦
PR TIMES / 2021年5月27日 10時45分
学問する人のポータルサイト「トイビト」を運営する株式会社トイビト(本社:東京都千代田区)は、研究者と市民でつくる「アカデミックSNS」の実現に向け、READYFORにてクラウドファンディングを開始しました。「アカデミックSNS」とは、大学教員をはじめとする研究者と一般市民を相互につなぐことで、生涯学習の推進、新たな研究活動の創出、次世代を担う研究者の育成等に寄与することをめざすプラットフォームです。目標金額は500万円、実施期間は7月17日(土)まで。
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■ご支援はこちらから:https://readyfor.jp/projects/toibito
「トイビト」とは
学問する人のポータルサイト「トイビト」は、人文・社会・自然・芸術、さまざまな学術分野の研究をわかりやすい記事にして紹介するWebメディアです。学びなおしたいと思っている社会人やリタイア層を中心としつつ、今まさに学問している大学生、これから学問の世界に入っていく高校生も含めたユーザーに自分自身の「問い」を見つけてもらうため、現在およそ100本の記事をすべて無料で公開しています。
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閲覧から参加、そしてつながりの創出へ
今回のプロジェクトは「トイビト」を、閲覧するだけのWebメディアから、研究者や一般市民が参加できる「アカデミックSNS」へとリニューアルするためのものです。当方が取材して公開するこれまで通りの記事に加え、全国の研究者が自身の研究を紹介する記事(コラム・エッセイ・ゼミの活動報告等)を「トイビト」に投稿。読者が各記事の任意の箇所を「抜粋」してノートを作成・公開することにより、情報が共有され、同時にユーザー同士のつながりが生まれます。
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「アカデミックSNS」が実現する社会
「アカデミックSNS」がめざすのは「学問的態度」を社会のスタンダードにすることです。現代社会を蝕む差別や排外主義、ヘイトスピーチといった現象の背後には、学問の世界と一般社会の分断があると当方は考えています。多くの学生や企業にとって大学が「就職予備校」と化し、学問は研究者だけがするものだと思われているこの社会では、事象を複眼的に見ることや、論理的・実証的に表現すること、共通の前提を置き、争点を明確にして議論することといった「学問的態度」までもがないがしろにされているのではないでしょうか。こうした状況を変革し、学問を通してつながり合う社会を実現することが、このプロジェクトのゴールです。
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当プロジェクトへの応援メッセージ(五十音順)
イ・ヨンスク|一橋大学言語社会研究科特任教授
誰しも人間は、活き活きと自由闊達に生きていきたいと願っていると思います。しかし、現実はそう簡単ではありません。さまざまな困難に出会い、迷い、自分の居場所さえも分からなくなってしまうことがあります。その時、必要なのは、知性と知恵の羅針盤ではないでしょうか? 「トイビト」は、知性と知恵に出会える愉快なプラットホームです。そのプラットホームが、新しい時代の新鮮な学びの場になることを期待しています。
池内 了|名古屋大学名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授
加藤さんは交流サイト「トイビト」を立ち上げ、さまざまな分野の研究者たちへのインタビュー結果を公開してきました。現在は情報に溢れる時代ですが、真に読み応えがあり信頼できる情報が少ない中で、このサイトは研究者の蘊蓄を傾けた話が詰まっています。それを、もっと多くの人の目に触れるようにするための費用を募集しています。ご協力していただければ幸いです。
内田 樹|凱風館 館長、神戸女学院大学名誉教授
世界の成り立ちと人間のあり方についての重要な知見を含む情報はできるだけ多くの人に、できる限り無償で公開されるべきだと私は考えています。ですから言論が自由に行き交うコミュニケーション・プラットフォームを創り出そうとする試みを私は支持します。
江原 由美子|首都大学東京名誉教授
加藤哲彦さんの「アカデミックSNS」実現のプロジェクトに賛同します!加藤さんは「学問」を「問うことを学ぶ」ことと定義されています。この定義に、私も深く納得します。もちろん、学問は問に答えようとする営みですが、その出発点は「問い」を立てることから始まります。例えば「ジェンダー研究」という学問領域は、「性別って何?」という「問い」を立てることから始まりました(それ以前、性別は身体構造で決まっている、問われることのないことだったのです)。誰もが新しい「問い」を立てることができ、皆で議論することで、新しい「学問」を生み出すことができるのです!「アカデミックSNS」はそんな場を作るプロジェクトだと思います。
鎌田 東二|上智大学大学院特任教授、京都大学名誉教授
学問にも芸術にも宗教にも、「驚き」が必要だ。レイチェル・カーソンにならって、「センス・オブ・ワンダー」と言ってもいい。空海や覚鑁(かくばん)なら「驚覚」、プラトンやアリストテレスなら「驚異(タウマゼイン)」。
でもね、それだけじゃない。「驚き」には「楽しさ」がともなう。「面白さ」も。面白くて楽しい、驚きと愉悦に満ちた扉・窓・彼方への穴。そんな風穴を開けよう!「楽しい世直しと心直し」のワザを駆使して。「トイビト」をジャンプ台として。
土屋 礼子|早稲田大学政治経済学術院 教授
学問の世界と一般社会との間を気軽に行き来できるオンラインの橋を架けよう、という「トイビト」さんのこころみは、現在とても重要な活動だと思います。学術研究の世界は、ますます専門化が進んでいる一方で、研究者って何をしているのかなあ、といぶかしく思う人も多いはず。でも学問は、実利的な技術を開発するだけでなく、さまざまなものの見方に目を開かせてくれる、好奇心に満ちた世界です。そこに誘う導き手としての「トイビト」さんをぜひ応援して下さい!
広井 良典|京都大学こころの未来研究センター 教授
「トイビト」を開設された加藤さんも言われているように、現在の日本では、学問研究の世界とビジネスなど現実の社会との間には相当な距離があると思います(断絶というに近いかもしれません)。これには大学や研究者にもかなり責任があると思っています。そうした二つの世界をつなぐ試みが今新たに求められており、「トイビト」の発展を期待しています!
山崎 望|駒澤大学法学部 教授
現代の世界はインターネットによって、想像できなかった人達とのつながりが産み出されています。しかし他方で社会の分断は深まるばかりです。分断ばかりでは皆で社会を良い方向にしよう、と議論することすらおぼつきません。トイビトは、学問の世界と一般世界の分断を乗り越え、分断を越えることを模索してきました。学問は歴史の中で先祖たちが積み重ねた様々な知を凝縮したものです。その知は必ずや今の社会でも活かせることができると思います。そのトイビトの新しいプロジェクトを進めるために、クラウドファンディングをおねがいします!
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