PRISM BioLab、InveniAIと『PepMetics(TM) テクノロジー』のライセンス契約に基づくマイルストーン達成のお知らせ
PR TIMES / 2021年7月20日 16時45分
株式会社PRISM BioLab(代表取締役 竹原 大、本社:神奈川県、以下「PRISM」)は、2020年9月にInveniAI(R) LLC社(以下「InveniAI」)と締結した細胞内のタンパク質/タンパク質相互作用を制御するPRISM独自のペプチド模倣技術『PepMetics(TM) テクノロジー』のライセンス契約(以下「本契約」)について、第1回のマイルストーンを達成いたしましたので、お知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/56143/6/resize/d56143-6-5c88f094dcfa7c335552-4.jpg ]
今回の達成は、本契約に基づくものでPRISMは InveniAIから一定額のマイルストーン収入を受領いたします。なお、マイルストーン収入の詳細については、InveniAIとの契約に則り非開示とさせていただきます。
2020年9月に開始されたこのコラボレーションでは、InveniAIのAIベースのプラットフォームAlphaMeld(R)とPRISMの低分子創薬基盤であるPepMetics™技術を活用して、臨床的成功確率の可能性の高い薬剤候補を効率的に特定することを目指しています。
今回、最初のプログラムであるINVA8003は、自然免疫と炎症反応に重要な役割を果たすアダプタータンパク質であるASC(apoptosis-associated speck-like protein containing CARD)を標的としており、インフラマソームの形成を阻害し、腸や他の組織や臓器に影響を与える慢性炎症性および自己免疫疾患全体で抗炎症活性をもたらす可能性があります。このマイルストーンでは、ASCに作用する低分子を同定しました。
【InveniAI CSO, Salvatore Alesci医学博士 コメント】
この重要なマイルストーンは、当社の協調的な文化と複数の治療法にまたがる創薬活動の継続的な生産性を示すものです。当社のAIを活用したパイプラインが、潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群など、アンメットニーズの高い衰弱性疾患に対する新規薬剤候補を生み出すことができ、大変嬉しく思っています。当社で先行するINVA8001およびINVA8002プログラムと合わせて、INVA8003の汎用的なインフラマソーム活性化阻害により、腸脳軸に関係する消化器等の慢性炎症性疾患を幅広く対象とすることを期待しています。
【PRISM BioLab 代表取締役社長 竹原 大 コメント】
共同研究の最初のマイルストーンが迅速に完了したことを嬉しく思います。両社のプラットフォームを活用することで、創薬・開発のアプローチにパラダイムシフトを起こすことを目指しており、今回の成果は、AIを活用した創薬エンジンと、当社のペプチド模倣低分子技術「PepMetics™ テクノロジー」を組み合わせることで新たなターゲットに対する低分子治療薬の開発が加速できることを示しています。
【InveniAI(R)について】
コネチカット州ギルフォードに拠点を置くInveniAI(R)LLCは、人工知能(AI)と機械学習(ML)のアプリケーションを開拓するグローバルリーダーであり、アンメットニーズのある疾患の革新的な治療法を探索することにより、創薬と開発のイノベーションを促進します。 同社はペタバイト規模の異種データベースを構築し、AIとMLを活用して新たな創薬・開発手法を探索します。製薬業界の多くの大手、スペシャリティファーマ、バイオベンチャー、コンシューマーヘルスケアの企業との提携実績は、テクノロジーによって人間の経験や専門知識とAI技術が融合され、様々な領域のR&Dの意思決定を強化する価値を示しています。同社は、AlphaMeld(R)プラットフォームを活用して、パートナーおよび独自の医薬品ポートフォリオを開発しています。http://www.inveniai.com
【株式会社 PRISM BioLabについて】
株式会社PRISM BioLabは、独自に開発したαヘリックス・βターン擬態技術を活用して、低分子化合物によるタンパク質間相互作用の制御による創薬を目指しています。PRISMは、細胞内で様々な信号を伝達するタンパク質/タンパク質相互作用を制御する独自のペプチド模倣技術であるPepMetics™ 技術を活用し、癌や線維症分野の臨床パイプラインを創出しています。http://www.prismbiolab.com/
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