農業データ活用による農業経営と地域の発展へ向けた取り組みへ
PR TIMES / 2021年3月4日 14時45分
スタートアップ企業と連携した実証実験を開始
一般社団法人AgVenture Lab(本社:東京都千代田区、代表理事:荻野 浩輝、以下:AgVenture Lab)と農林中央金庫(本店:東京都千代田区、代表理事理事長:奥 和登、以下:農林中金)、JR東日本スタートアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:柴田 裕、以下:JRSUP)は、農業の情報基盤『RightARM』(※1)と経営分析サービスを提供するテラスマイル株式会社 (本社:宮崎県児湯郡新富町、代表取締役:生駒 祐一、以下:テラスマイル)と協業し、福島県の農業法人である株式会社JRとまとランドいわきファーム(本社:福島県いわき市、代表取締役:元木 寛、以下:いわきファーム)にてデータを活用した農業経営の効率化に関する実証実験を開始いたします。本実証実験を通じて、農業経営の高度化を目指すとともに、農業経営の発展を促進させるサービスの開発、農業所得向上による地域活性化を目指してまいります。
(※1: RightARM・・・栽培・生産の農業データ活用に特化した情報基盤。見える化・分析・解析サービスを提供。)
[画像1: https://prtimes.jp/i/62040/6/resize/d62040-6-117414-0.png ]
図:実証実験を取り組む企業の連携
□ 実証実験の取り組みについて
センサーや帳票、市場価格等の各種データをテラスマイルの『RightARM』を通じて一元化したうえで分析を行い、生産効率化に向けた施策を実施します。『RightARM』にてその後のモニタリングも行い、必要な追加施策を実施しながら、高速で効果検証を回すことによって得られる収益改善効果を確認します。
□ 農業現場のデータ活用の促進と経営の高度化について
農業の現場においては、データのデジタル化や規格整備が不十分、データが各所に点在するといった問題から、データ活用の進んでいない状況があります。データを活用できるようになると、今まで熟練の農家の勘に頼っていた農業生産において、施策の効果検証と改善を合理的に行えるほか、収穫時期や市場価格の予測によって生産の効率化が期待されます。また、データの活用により農業経営の見える化が進むと、金融機関からの安定的な融資、効果的なアドバイスを受けやすくなり、農業経営の後押しにもつながります。
今回、農業データの一元化や分析のノウハウをもつテラスマイルが、AgVenture Labが運営する指名型JA アクセラレータープログラム「Plant&Grow」およびJRSUPが運営する「JR東日本スタートアッププログラム」の支援を受け、農林中金等のJAグループ、JRSUP等のJR東日本グループと連携しながら、農業法人におけるデータ活用による効果を検証します。
【JAアクセラレーターとは】
[画像2: https://prtimes.jp/i/62040/6/resize/d62040-6-584010-1.png ]
「食と農とくらしのイノベーション」をキャッチコピーとして、革新的なアイディアや技術をもったスタートアップ企業を短期間で集中的に成長支援し、新ビジネス・サービス開発につなげるためのプログラムです。現在、JAグループの持つ事業課題との親和性が高いテーマを設定し、選別的に指名した少数のスタートアップ企業を短期集中的に支援することを目的として新設したプログラム「Plant & Grow」にて、テラスマイルを支援しています。
【JR東日本スタートアッププログラムとは】
[画像3: https://prtimes.jp/i/62040/6/resize/d62040-6-749215-2.png ]
ベンチャー企業や様々なアイディアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラムです。2017年度に初めて開催し、今回までに合計81件の提案を採択、鉄道事業やIT事業など幅広い分野の実証実験を行い、一部の取り組みは実用化にいたりました。なお、内閣府主催の2018年度第1回オープンイノベーション大賞において、経済産業大臣賞を受賞しました。
■AgVenture Labの概要
全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、一般社団法人 家の光協会、株式会社 日本農業新聞、全国厚生農業協同組合連合会、株式会社 農協観光の全国連8団体が共同して 2019 年 5 月 27 日に開設されました。「次世代に残る農業を育て、地域のくらしに寄り添い、場所や人をつなぐ」をコンセプトとして、スタートアップ企業やパートナー企業、大学、行政等と協創し、様々な知見やテクノロジーを活用しながら、新たな事業創出、サービス開発、地域課題の解消を目指しています。
URL:https://agventurelab.or.jp/
■農林中金の概要
JA(農協)・JF(漁協)・JForest(森組)などからの出資およびJAバンク・JFマリンバンクの安定的な資金調達基盤を背景に、会員や農林水産業者、農林水産業に関連する企業などへ貸付を行うとともに、最終的な運用の担い手として国内外で多様な投融資を行い、会員へ安定的に収益を還元。
■JRSUPの概要
事業シーズや先端技術の調査・発掘、ベンチャー企業への出資及びJR東日本グループとの協業推進
URL : https://jrestartup.co.jp/
■テラスマイルの概要
・データ活用による営農支援サービス「RightARM」の提供
・営農支援コンサルティング
■いわきファームの概要
株式会社JRとまとランドいわきファームは、東日本旅客鉄道株式会社と有限会社とまとランドいわきが共同出資し、福島県いわき市で農業生産事業を展開します。農業生産を通して、地方の生産者と都市の消費者をつなぎ、地域の活性化を推進して参ります。
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