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ザーイド・サステナビリティ賞2022年、世界での認知度を広げ、過去最多の151カ国から応募を受領

PR TIMES / 2021年6月4日 13時45分




年間賞金総額300万米ドルの賞に、4,000件の応募
ブラジル、インド、ケニア、米国、中国が応募件数上位に
食糧と保健に関するソリューションの応募が最も多く、気候変動対策の更なる加速に向け、より回復力が高く強固なエコシステムの構築の必要性を示唆



[画像: https://prtimes.jp/i/73569/6/resize/d73569-6-918789-1.jpg ]


アラブ首長国連邦(UAE)の先駆的なサステナビリティ・アワードであるザーイド・サステナビリティ賞は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大による制限の中、6ヶ月間の応募期間を経て、2022年度の応募を正式に締め切りました。本賞には4,000件の応募があり、前回と比較して68.5%の応募数の増加となりました。

今年度の応募は、世界の4分の3以上を占める151カ国から受領しており、本賞が認知度とインパクトの両面において真にグローバルな賞であることを示しています。この中には、急速に進化する世界において、開発した世の中を変え得るソリューションや技術が認められ、拡大機会が得られることを望む、革新的な知識基盤型経済からの応募も多く含まれています。

当賞は、世界的パンデミックの状況を考慮して2021年度の授賞式を延期しましたが、2021年度の応募は、自動的に新規応募者とともに2022年度の検討対象となっています。当賞への応募者の顕著な増加は、中小企業、非営利団体、及びグローバルハイスクールにとって、気候変動対策が最優先事項であり、本賞が、イノベーションとそれによる人類へのインパクトの実現への原動力となることへの期待を示しています。

2022年度の応募内容は、COP26やパンデミック収束後の復興に向けて、現在の世界情勢を反映しており、最も多くの先駆的なソリューションの応募があった部門は、「食糧」(1,201件)と「保健」(879件)、次いで「エネルギー」(759件)、「水資源」(627件)となっています。また、コロナ禍により、学校の閉鎖や、長期にわたり授業が中断している中、「グローバルハイスクール」部門において534件もの応募があったことは、持続可能な未来に対する世界の若者のコミットメントを明確に示しており、今回の応募サイクルにおけるおそらく最も感動的な結果の一つであると言えます。

UAEの産業・先端技術大臣で同賞の事務局長のスルターン・アーメド・アル・ジャーベル閣下は次の通り述べています。

「UAEの建国の父、故シェイク・ザイード・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーンの取り組みを讃えて創設された本賞は、持続可能性と人道主義を推進するというUAEのコミットメントを示し続けています。世界が直面している困難な状況にもかかわらず、これほど多くの応募があったことを誇りに思い、勇気づけられます。当賞は、世界をより良い方向に変えようとするイノベーターや先見性のある組織を支援するという本賞の役割を果たすため、目的意識を持って前進していきます。COP26に向けて国際社会が意欲的な気候変動対策に向けて結束を高める中、本年の高い応募数は、創造的で持続可能なソリューションは世界のあらゆる地域から生まれ得ること、そして、重要な点として、社会的進歩とともに具体的な経済的利益をもたらすことができることを更に示しています」と述べています。

ブラジル、インド、ケニア、米国、及び中国が応募件数の上位を占めたことは、本賞が世界の主要市場および新興市場において、持続可能性の分野における革新性、インパクト、インスピレーションを表彰する世界的に重要な賞であることを明確に示しています。また、応募地域の顕著な増加は、持続可能な未来を実現する上での課題や機会が多面的に存在することを物語っています。

今年の応募数の多さと、先進国と、フィジーやキリバスなどの遠隔地を含む新興国の両方からなる地域的多様性は、国連の持続可能な開発目標(UN SDGs)を達成し、何百万人もの人々の生活を改善するための統合的なアプローチを合理化し、世界的なビジョンの枠組みの中で活動するパイオニアたちを惹きつけるという、本賞の卓越性の追求を反映しています。

更に、当賞が中小企業や非営利団体を支援するとともに、若者が将来のサステナビリティ・リーダーとして地域社会を支援する積極的な役割を担うことを奨励する中、今年は、南アフリカ、ルワンダ、日本、インドネシア、デンマーク、メキシコ、コロンビアなどを含む、持続可能なイノベーションに注力する国々からの応募が顕著に増加しました。

「保健」の分野では、現状のパンデミックがもたらす世界的な課題を反映したアイディアが多く寄せられました。今回提案されたソリューションのうち、遠隔診療、モバイルクリニック、ICTプラットフォームなど、COVID-19を含む伝染病への対策を対象としたものが多く見られました。また、新生児、子ども、母親の健康に焦点を当てたソリューションも多く、健康が女性のエンパワーメントやその他のサステナビリティの中心的な側面と接点があることを明示しています。最も多くの応募があった「食糧」の分野では、農業のバリューチェーンを支える革新的なソリューションが多く見られました。また、農作物の栽培や食品加工に関するソリューションの応募も多く、世界的に食糧システムの変革が進んでいることを示しています。

「エネルギー」部門では、世界的に太陽電池技術のコストが一貫して低下していることを受けて、エネルギーへのアクセス性と太陽電池アプリケーションに引き続き焦点が当てられています。また、エネルギー効率とエネルギー貯蔵ソリューションも共通のテーマとなっており、エネルギー転換のトレンドの高まりを示しています。最後に、「水資源」部門では、特にパンデミックや自然災害に関連して、抽出、ろ過、廃水の浄化技術に向けたソリューションが多く見られました。また、水の供給に関する応募が多かったのは、世界がますます直面する水不足や水の危機への対応の必要性を示していると考えられます。

また、気候変動対策と持続可能な開発の加速化を求める近年の若者の声を反映し、高校からの応募が多かったことは、サステナビリティの将来に向けた喜ばしいトレンドと言えるでしょう。 「グローバルハイスクール」部門の応募には、学校や地域の貧困家庭に食料を供給するための学校菜園プロジェクトを提案したものが多数あり、サステナビリティの複雑さや分野横断的な性質を若者が理解していることを物語っています。

更に、記録的に多くの国から応募があったことは、他の世界的な賞プログラムと同様、変化する状況に適応しなければならない本賞の機動的な性質を反映しており、国連のSDGs達成に向けた世界的な取り組みを加速させるための「行動の10年」との整合性を示しています。応募されたソリューションの大半は、エコシステムの回復力と手頃な価格に焦点を当てており、持続可能なイノベーションと気候変動対策の経済的利益を明確に主張しています。また、これらのソリューションの多くは、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などの次世代技術を活用しています。

応募の受付終了に伴い、本賞は評価段階に入り、独立した調査機関がすべての応募の適正評価を行い、選抜候補者リストを作成します。次に、世界的に著名な各業界の専門家で構成される選考委員会が、選抜候補者を評価し、最終候補者を決定します。そして、10月に開催される最終審査会で、各部門の受賞者が決定されます。

2008年の創設以来、年間総額300万ドルの賞金は、150カ国、3億5,200万人以上の人々の生活を直接的又は間接的に改善してきました。当賞は、人道支援活動や持続可能な開発をさらに促進しており、そのグローバルなインパクトはますます大きくなっています。各部門の受賞者には、60万米ドルの賞金が授与されます。「グローバル・ハイスクール」部門の受賞者は、世界の6つの地域の6つのハイスクールに賞金を分配し、それぞれが最大10万米ドルを受け取ります。

受賞者は、2022年1月に開催されるアブダビ持続可能性週間(ADSW)中に行われる受賞式典で発表されます。

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