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【国内初!】缶メーカーの側島製罐が日本製鉄の低CO2鋼材「NSCarbolex(R)Neutral」を国内で初採用。老舗缶屋が日本製鉄とタッグを組んで、缶の魅力を更に高めるエコフレンドリー缶を企画!

PR TIMES / 2023年9月26日 16時15分

”世界にcanを”をミッションとして掲げる側島製罐は、日本製鉄の提供する低CO2鋼材の活用を通じて缶の魅力を更に高め、缶の価値を再定義することを通じてカーボンニュートラルの実現に取り組みます。

老舗缶メーカーの側島製罐株式会社(愛知県海部郡)は自社ブランドで製造販売する全17色6形状のカラフルなスチール缶容器「Canday(キャンディ)缶」に日本製鉄株式会社(東京都千代田区)が提供する低CO2鋼材「NSCarbolex(R) Neutral」を採用することを決定しました。今回の鋼材の導入により、側島製罐の主力商品であるCanday缶は従前のスチール缶としての高いリサイクル率に加え、CO2削減という価値が缶に付与されます。価格競争力の低下という事業リスクを負いながら、老舗の缶メーカーがその覚悟と決意を示すことで、環境や未来に対する世の中の当事者意識を変えていくきっかけをつくることを大きな目標のひとつとしています。製品は2023年10月以降順次販売開始されます。



創業117年の老舗缶メーカーである側島製罐株式会社(以下「側島製罐」)はこのたび、日本製鉄株式会社(以下「日本製鉄」)が提供する低CO2鋼材「NSCarbolex(R) Neutral」を国内で初採用することが決定しました。2023年10月から順次販売を開始します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/97482/6/resize/d97482-6-dc5f79f697f6640ec0ec-1.png ]


「NSCarbolex(R) Neutral」とは



[画像2: https://prtimes.jp/i/97482/6/resize/d97482-6-15dc73ca7e08ab7d2fd4-2.png ]

NSCarbolex(R) Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)※とは日本製鉄が提供する低CO2鋼材で、マスバランス方式を活用し鉄鋼製造プロセスにおけるCO2等の温室効果ガス(以下、CO2)排出削減量を割り当てた鉄鋼製品のことを指します。今回は、側島製罐の自社ブランドで製造販売する全17色6形状のカラフルなスチール缶容器「Canday(キャンディ)缶」に当該鋼材を採用することで、原材料の製造や調達などのバリューチェーンにおけるCO2排出量(Scope3)削減に貢献するとともに、世の中の環境に対する意識を変えていきたいという缶メーカーとしての想いがあります。今回の鋼材の導入により、側島製罐の主力商品であるCanday缶は従前の90%を超えるスチール缶としての高いリサイクル率を持つことに加え、更に低CO2のエコフレンドリーという価値が付与されることとなります。

※NSCarbolexは日本製鉄の登録商標です。


缶の価値の再定義を目指す老舗缶メーカーの挑戦


側島製罐が取り扱う「一般缶」と呼ばれる缶製品は、これまで乾物・ワックス・焼き菓子など、高い保存性と意匠性が求められる製品の贈答用の容器を中心にその役割を全うしてきました。しかし、お中元お歳暮の文化の衰退、原材料の高騰、海外メーカーの台頭などの影響もあり、側島製罐の年商は2020年にはピーク時の1/3となる5億円弱まで減少していました。

これまで側島製罐には経営理念すらなく、長い間「早く安くたくさん作る」という大量生産大量消費を前提とした下請けとしての役割を担ってきました。しかし、世の中の情勢が大きく変わり、今までのやり方を続けていて窮地に追い込まれた側島製罐では「保存性が高い容器として缶を売っているだけでは世の中に提供する価値として不十分だ」という現実に向き合い、会社の存在意義から見直すこととなりました。2020年に入社した六代目を中心に、「世界にcanを」というミッション、「宝物を託される人になろう」というビジョンを新たに掲げ、缶の価値の再定義と新たな価値の創造を目指してきたのがこの三年間です。現在では、缶の保存性や意匠性を活かしたカラフルな缶の小ロット&セミオーダーにも対応するCanday缶をはじめ、推しの大事なグッズをテーマカラーの缶で保存する”推し活缶”、親子の絆を深める缶”Sotto”等のBtoC事業などを通じて、自分たちの手で缶の魅力を高めるべく様々な挑戦をしています。


老舗中小企業の決意と覚悟で、自分たちの環境や未来に対する当事者意識を高めていきたい


代表取締役 石川貴也コメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/97482/6/resize/d97482-6-829581572dad05ee02a0-2.jpg ]

「缶の魅力はまだまだ世の中に伝えきれておらず、その責任はメーカーである私たちにあると考えています。我々は『缶はリサイクル率が高くて環境に良い』と長年宣伝してきましたが、それは今も十分に認知されていません。その原因は、たまたま自分たちが扱っている商品がエコだと謳って待っているだけだったからだと分析しました。何のリスクもなく、覚悟も見せず、ただ自分たちの製品のアピールをしているだけでは、誰にも伝わりませんし、何も変えることはできません。そこで、側島製罐ではまずは缶メーカーとしての覚悟を世の中に見せることから始めなければいけないという結論に至りました。今回の低CO2鋼材の導入にあたっては通常の材料調達よりもコストが上昇します。専用装置での量産という薄利多売のビジネスモデルである缶業界において、主力製品の価格競争力を自ら低下させることはある意味では致命的だという声もあります。私たちもこの決断が正しいのか、本当に悩みました。しかし側島製罐では”宝物を託される人になろう”というビジョンを掲げているとおり、私たちが何よりも大切にしなければいけないのは”信用”です。この会社に大事なものを任せられるのか、社会の未来を託せるのか、そんな想いに応えることができなければ、私たちが存在する意味はないと考えています。保守的で延命的な事業を続けるのではなく、大きなリスクを背負ってでも世の中に自分たちの想いを伝えて、未来を考えるきっかけを作って世界を変えていくことこそが、私たちの使命であり存在意義だと信じています。」




▶側島製罐株式会社について
社名:側島製罐株式会社
所在地:愛知県海部郡大治町西条字附田89
代表者:代表取締役 石川貴也
事業内容:一般缶の製造販売・プレス加工
資本金:4,900万円
創業:1906年4月
法人設立:1942年7月28日
HP:https://sobajima.jp/

▶日本製鉄株式会社について
社名:日本製鉄株式会社
所在地:東京都千代田区丸の内2-6-1
代表者:代表取締役社長  橋本 英二
事業内容:製鉄、エンジニアリング、ケミカル・マテリアル、システムソリューションの各事業 
資本金:4,195億円
HP:https://www.nipponsteel.com/index.html


▶参考リンク

側島心具製造所プレスリリース
「缶カンを”心の道具”とする新ブランドと缶の価値の再定義への挑戦」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000097482.html

日本製鉄プレスリリース
側島製罐「Canday(キャンディ)缶」に日本製鉄が提供する低CO2鋼材「NSCarbolex Neutral」の採用が決定 ~「NSCarbolex Neutral」を国内初受注~
https://www.nipponsteel.com/news/20230921_100.html

NSCarbolex(R)について
https://www.nipponsteel.com/product/nscarbolex/

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