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独創的な研究者を支援し、日本発のイノベーションに光を当てる 『中谷財団設立40周年記念式典』『第1回神戸賞 授賞式』を開催

PR TIMES / 2024年6月3日 16時45分

~未来の担い手である高校生たちと神戸賞アンバサダー 山之内すずさんが交流~

 公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団(東京都品川区/代表理事:家次恒、以下「中谷財団」)は、財団設立40周年を記念して創設した学術賞『神戸賞』の授賞式を2024年6月1日(土)に開催しました。



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 『神戸賞』は、今後日本がリードしていく分野として注目されている「BME(Bio Medical Engineering)分野~生命科学と理工学の融合境界領域~」において、イノベーションをもたらす優れた独創的な研究で実績を挙げた研究者や、そのユニークな研究で将来性が嘱望される若手研究者に光を当てる新たな学術賞です。中谷財団設立40周年を記念して創設され、今回が初の授賞式となりました。

第1部:『中谷財団設立40周年記念式典』


中谷財団の40年間を振り返る厳かな式典に
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 第1部では、中谷財団設立40周年を記念した式典を開催しました。中谷財団が歩んできた40年間と功績を振り返り、医工計測技術の広範な発展に対する“想い”を伝承する場となりました。式典の中では、代表理事の家次が登壇し、「2012年以降、10年間いくつもの新たな事業を追加し、40年間で総数約2,500件、58億円を超える支援を実施できました。40年の長きにわたって評議員、理事、そして審査委員として大変多くの高名な先生方からの献身的なご支援、ご助力、真摯なアドバイスによって、ここまで来ることが出来ました」と、これまでの歩みを振り返り、関係者の皆さまへ向けて、感謝の言葉を述べました。続いて、財団に対して長年審査委員を歴任するなど貢献をいただいた3人の方に功労者表彰が行われました。

第2部:『第1回 神戸賞授賞式』


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多くの華やかな演出で未来を担う研究者を表彰
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 第2部では、「第1回神戸賞 授賞式」を開催いたしました。約300名のご来場者を前に、まず、ジャズアーティストであるMITCHさんによるオープニングLIVEを実施。厳かな雰囲気の第1部とはがらりと印象が変わり、煌びやかな演出で式の開幕を彩りました。

 続いて、代表理事の家次がステージに登壇。「神戸賞は“日本を元気にする”を理念とした学術賞です。日本の産業や経済再興につながる独創的な研究を進める人材を見出し、活動を支援していきます。そして、日本にもっとイノベーションが生まれる土壌を育むことに貢献していきます」と、「神戸賞」の創設に至るまでのあゆみについて発信しました。

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 その後、華やかな音楽と演出の中、受賞者の4名が登場。光の道を通りながら、客席よりステージに登壇しました。
 そして、神戸賞アンバサダーである山之内すずさんからトロフィー、代表理事の家次から賞状と副賞が、受賞者4名の方々へ手渡されました。トロフィーは、研究者の独創性を「暗闇の中の光」として捉え、それを体現するイメージでデザインされています。メッキ素材で仕上げた彫像の中に、点灯機能を組み込まれており、見た目の艶やかさだけではなく、実際に光を灯すユニークな設計です。

第1回神戸賞 授賞式では、兵庫県内の高校生から各受賞者に質問を投げかけ、回答いただくコーナーが設けられました。高校生の熱意あふれる質問と、トップランナーである研究者からの、生き様を感じる丁寧で感動的な回答に、会場は大いに盛り上がりました。

大賞
賞金・副賞:賞金5,000万円、トロフィー
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氏名 :浦野 泰照
所属/役職 :東京大学大学院薬学系研究科、同医学系研究科 教授
研究題目     :オリジナル蛍光プローブの精密開発とその活用による、
          革新的生体・医療イメージング技術の創製
コメント:栄えある第1回神戸賞 大賞を受賞できた事を光栄に思う。家次代表理事をはじめとした財団関係者の皆様に感謝するとともに、「第1回」に受賞できるようにタイミング良く産んでくれた両親に感謝したい。また、自分の研究のアイデアは、「失敗」から始まっていることが多い。実験によって生まれる「予想外の結果」を大切にしてきたことこそが、今回の成功にもつながっていると感じている。

Young Investigator(Y.I.)賞
賞金・副賞:賞金500万円、副賞 トロフィー、研究助成金4,000万円(5年間)
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氏名 :武部 貴則
所属/役職 :大阪大学 大学院医学系研究科 教授
          同ヒューマン・メタバース疾患研究拠点 副拠点長
    東京医科歯科大学 統合研究機構 教授
          横浜市立大学 コミュニケーション・デザイン・センター長
研究題目     :マイ・メディシン実現に向けた戦略的多能性幹細胞研究

コメント:オープニングアクトのジャズ演奏に始まり、一生の間に一度経験するかどうかもわからないような体験をたくさんさせていただいた。ここまで準備いただいた財団関係者の方に感謝したい。自分の研究は臓器の代替物を生成するもので、どのような原因で悪化しているかを解明することに役立っている。将来的には、あらゆ
る病気に対して、臓器移植以外の治療方法を見つけることに役立てていきたい。

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氏名 :太田 禎生
所属/役職 :東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
研究題目     :高速・非破壊な光生命解析を人知から解放する
          Learning Cytometry技術群の開発

コメント:今年で設立40周年を迎える中谷財団と自分は同い年であり、縁を感じていたので、受賞できたことを非常に光栄に思う。自分は今まで専門領域と異なる分野に対してハードルを感じて苦労していたが、現在はむしろ楽しいと感じている。未知の世界へ足を踏み入れることは「可能性を開くチャンス」であり、今後も自分の可能性を広げる挑戦し続けていきたい。

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氏名 :加藤 英明
所属/役職 :東京大学 先端科学技術研究センター 教授
研究題目     :光遺伝学技術の分子基盤解明およびその高度化

コメント:今回、栄誉ある第1回のY.I.賞を受賞できたことを非常に光栄に思う。神戸賞を創設いただいた財団関係者のみなさまをはじめ、授賞式に来場いただいた皆様にも、この場を借りて感謝したい。自分は昔から実験データを見ることが好きで、その中でも予想外の結果を発見した際に、研究の面白さを感じる。それらの“予想外”を分析して理論を構築する際に、自分の枠組みを拡張して成長するチャンスだと考えている。今後も“予想外”のデータに触れながら、日々研究を続けていきたい。
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神戸賞アンバサダー 山之内すずさんと高校生との交流会も実施


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未来の担い手である高校生と「神戸賞」アンバサダー 山之内すずさんが交流
 「第1回 神戸賞 授賞式」開演前、授賞式に招待された高校生たちが神戸賞アンバサダー 山之内すずさんと座談会を実施しました。日本の未来の担い手である高校生たちが、自身の将来の目標やこれから勉強したいことなどについて語り合いました。

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  「地球環境の分野に興味があり、将来は地球環境を守れるような仕事に携わりたい。失敗してもあきらめない精神を持ち続けて、前向きにがんばっていきたい」という声や「研究者を目指すうえで、結果に満足することなく高校生活を全て研究に当てたい」という前向きな発言が飛び交いました。
山之内さんは「今日のみんな(高校生)を見ていると、今後の日本は大丈夫と思える。神戸賞のキーワードである“光”を放つ存在として育ってほしい」と、将来への期待感をにじませました。

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 同郷・神戸について、「神戸から日本を元気に」というテーマでは、山之内さんが高校生から元気をもらう掛け合いも見られました。高校生から、「神戸は、いい意味で西洋の文化と混雑した食文化が根付いている。その他にも、神戸牛やお酒もおいしい街として知られている。今後も神戸の食文化で日本を元気にしてほしいと思うが、山之内さんのように“神戸出身として活躍している人”がいると地元も日本も盛り上がると思う」という声が挙がり、山之内さんは「非常にうれしい声です。これからも神戸出身タレントとしてタレント活動をがんばります」と意気込む姿を見せました。

第2回 『神戸賞』募集概要


第2回神戸賞の表彰対象となる研究者の推薦を以下のとおり募集いたします。

対象研究分野:BME(Bio Medical Engineering)分野~生命科学と理工学の融合境界領域~
・医療や人々の健康に貢献しうる独創的でイノベーティブなアプローチをおこなう研究を対象とします。
・BMEを補足する言葉として、「生命科学と理工学の融合境界領域」と付記しました。
生物学、医学等を生命科学とし、物理学や化学等の応用を工学としたうえで数学やAIなど情報科学も含むことを明確にする意味で工に理を加えて理工学とし、それらが連携した研究領域が対象であることを示す融合境界領域という言葉で表現しました。
・医療の発展や健康の増進を見据えた幅広い研究分野において、基礎から応用まで広く対象とします。
対象者:上記の賞の対象者は公募によって募集します。広く学会・大学・研究機関に候補者の推薦を依頼し、
    神戸賞審査委員会にて受賞者を選考し、理事会にて決定します。
募集期間:2024年6月1日(土)~7月31日(水)
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『神戸賞』 審査委員一覧


[審査委員長]
柳沢 正史 (筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長 教授)

[審査副委員長]
小川 誠司 (京都大学 大学院医学研究科 腫瘍生物学講座 教授)

[審査委員]
木下 聖子 (創価大学 糖鎖生命システム融合研究所 副所長 教授)
斎藤 通紀 (京都大学 高等研究院 教授)
佐藤 俊朗 (慶應義塾大学 医学部 医化学教室 教授)
染谷 隆夫 (東京大学 大学院工学系研究科 教授)
田畑 泰彦 (京都大学 大学院医学研究科 形成外科学 特任教授)
永次 史 (東北大学 多元物質科学研究所 教授)
濡木 理 (東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授)
林 朗子 (理化学研究所 脳神経科学研究センター 多階層精神疾患研究チーム チームリーダー)
本田 賢也 (慶應義塾大学 医学部 教授)
三浦 佳子 (九州大学 大学院工学研究院 化学工学部門 教授)
森 勇介 (大阪大学 大学院工学研究科 教授)

[顧問]
西川 伸一 (NPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン 代表理事)

公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 概要


 中谷財団は、神戸に本拠を置く臨床検査機器・試薬メーカーであるシスメックス株式会社の創業者 故中谷太郎により1984年「中谷電子計測技術振興財団」として設立されました。その意思を継いだ子息の故中谷正の遺贈を受け、2012年に大きな事業が行える財団へと生まれ変わり、同年には公益財団法人に移行し、現在の財団名となりました。
 それ以来、医工計測分野の広範な発展を願い、先導的な技術開発への助成を中核として技術開発に顕著な業績をあげた研究者への表彰や技術開発に関する交流への助成等の事業を行ってきました。
 また、2014年以降は、若手人材育成のため、大学院生向け奨学金や大学生の短期留学サポート、さらにすそ野拡大のため、小中高校生を対象とした科学教育振興など、幅広い層への支援を実現しています。このように研究者から小中高校生まで、トータルに事業展開をする国内有数のユニークな財団となっています。
 2024年に設立40周年を迎え、助成分野をBME分野に拡げるとともに、新たな表彰事業「神戸賞」を創設しました。
[画像15: https://prtimes.jp/i/119957/6/resize/d119957-6-b3ad01fb10ec0dc4120f-0.jpg ]


名 称 :公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団
英 名 :Nakatani Foundation for Advancement of Measuring Technologies in
     Biomedical Engineering
設 立 :1984年4月
所在地 :〒141-0032 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー8F
目 的 :BME(Bio Medical Engineering)分野~生命科学と理工学の融合境界領域~における
     先導的研究・開発、交流等を促進し、また人材を育成することによって、BME分野の広汎な発展を
     推進し、我が国ならびに国際社会の発展及び生活の向上に寄与すること。
WEB :https://www.nakatani-foundation.jp/

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