【西東京市】東大との連携で、高齢者フレイル予防にeスポーツを活用。楽しい社会参加を促し、体験後は、同世代との交流意欲が38.4%、外出頻度も週5回以上が28%向上※。
PR TIMES / 2024年11月26日 11時15分
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令和5年度西東京市シニアゲームLIVEの様子
西東京市では、令和6年12月にフレイル予防を目的とした健康eスポーツ大会「西東京市シニアゲームLIVE vol.2」を開催します。
当市は、平成28年12月に東京大学高齢社会総合研究機構と連携協定を締結し、東京都で最初に「東大式フレイルチェック」を導入。東京大学高齢社会総合研究機構の調査・分析によるエビデンスに基づくプログラムを基に、西東京市のフレイル予防事業を進めています。
令和4年度には、西東京市のフレイルチェック結果の分析を踏まえ、高齢者向け健康eスポーツ事業をスタートさせました。そして、令和5年度に実施した健康eスポーツ大会「西東京市シニアゲームLIVE」が好評を得たため、今年度は、第2弾を開催することとなりました。
※令和5年度 健康eスポーツ事業のフレイル予防効果検証調査報告書
■西東京市シニアゲームLIVE vol.2概要
日時:令和6年12月26日(木) 午後1時~5時
場所:J:COM コール田無
西東京市田無町三丁目7番2号
内容:
一部 午後1時~3時
・トークイベント
テーマ 「なぜ今、シニア世代にeスポーツなのか?」
ゲスト 東京大学高齢社会総合研究機構 孫特任准教授、筑波大学 松井助教
・シニアeスポーツ大会
ゲスト:PR親善大使 JUN SKY WALKER(S)ドラムス 小林雅之
二部 午後3時15分~5時
・健康eスポーツ体験
・参加者交流会
ゲスト:PR親善大使 落語家 林家久蔵(健康デジタル指導士)
■健康eスポーツ事業化の経緯
2030年以降、西東京市は、高齢化率が高くなること、要介護認定者の数が横ばいであることなどが予見されており、将来を見据えた「予防事業」に重点を置き取り組んでいます。
中でも、フレイル予防、認知症予防には「早期発見・早期対応」が重要であることから、気づいて自分事化するための、「人と地域とのつながりの機会創出」を促進しています。
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平成28年12月 東京大学高齢社会総合研究機構との連携協定締結
連携協定は、フレイル予防等の学術研究および地域社会の発展に寄与することを目的としています。これに沿って西東京市のフレイルチェックのデータが、地域に効果的かつ早期に還元されること、さらには、全国レベルで展開するための標準化などに寄与しています。
平成29年4月 市民参加を促す「第1期フレイルサポーター養成講座」をスタート
現在では、約70人のフレイルサポーターが、市内の高齢者福祉施設や公民館などで「フレイルチェック」を実施しています。約7年間で、累計259回実施、延べ2,326人が参加しました。(令和6年7月末時点)
また、フレイルサポーターは、60~80代の市民が担っており、健康で元気な高齢者の活躍の場ともなっています。
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西東京市市長 池澤隆史(左から4番目)とフレイルサポーターの皆さん。田無駅前イベントにて。
東京大学高齢社会総合研究機構による、西東京市フレイルチェック効果検証
平成29年4月から令和3年12月までのフレイルチェックを受けた533人の結果から、西東京市での課題は「社会性」で、全国平均に比べて低いことが提示されました。この「社会性の低下」は、フレイルになる最初のきっかけであることも分かっており、人とのつながりを促すことが、重要だと言われています。
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また、西東京市高齢者保健福祉計画策定および介護保険事業計画(第8期)策定のためのアンケート調査(令和2年3月)では、地域活動に参加しない理由は「興味の持てる行事や活動がないから」が39.6%と、最も多い結果となりました。
これまで通いの場の取組に興味が薄い市民に対して、何か新しいコンテンツを見いだせないか、デジタル機器に対する苦手意識を払拭できないか、高齢者と若い世代をつなぐ多世代交流の手段にならないかと、市内団地やイベントで健康eスポーツ講座を試験的に実施。
・久しぶりに大声で笑った
・練習してうまくなりたい
・自分たちの高齢者クラブでもやってほしい
など、社会性向上につながる前向きな意見が多く得られたことから、フレイル予防事業の一つとして、健康eスポーツの本格的導入がスタートしました。
令和4年4月 健康デジタル指導士養成研修を開始
健康デジタル指導士は、健康eスポーツ講座などの運営者として、市の公共施設や地域の通いの場での出張講座を実施しています。
現在では、61人の健康デジタル指導士が登録し活躍しています。また、健康eスポーツ講座の参加者は延べ1,000人を超えています。
令和6年2月 健康eスポーツ大会「西東京市シニアゲームLIVE」を開催
市内の商業施設で、西東京市民シニア世代による対抗戦を開催。「ねんりんピック はばたけ鳥取2024」のeスポーツ交流大会の開催市である鳥取県境港市との団体交流試合など、白熱した戦いを繰り広げました。また、西東京市PR親善大使 JUN SKY WALKER(S)ドラムス 小林 雅之さんもゲスト出演して会場を沸かせました。
10月に開催された「ねんりんピック はばたけ鳥取2024」eスポーツ交流大会の東京都代表として、西東京市民の3人で結成した「健康ゲーム倶楽部 西東京」が選ばれました。3人は、健康eスポーツ講座への参加を経て、地域の福祉会館で活動する「eスポーツ同好会」のメンバーです。
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左から、赤岩美由紀さん、豊富満子さん、池澤隆史市長、植田和子さん
令和6年3月 東京大学高齢社会総合研究機構による、西東京市eスポーツ事業のフレイル予防効果検証
活動後の状態に、継続して社会性につながる「同世代交流意欲38.4%アップ」「外出頻度も週5回以上28%アップ」など、各指標に効果が確認されています。
*参照:市HP「西東京市eスポーツ事業のフレイル予防効果検証報告書」
詳細を見る
■その他、直近の健康に関する市の取組み
令和5年11月 厚生労働省およびスポーツ庁主催「第12回健康寿命をのばそう!アワード」にて、スポーツ庁長官 優秀賞を受賞
健康アプリ「あるこ」登録者数 5,918人(令和6年11月21日現在)
登録者数は、受賞後も15.6%増で推移しています。
*参照:PRTIMESリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000133121.html
令和6年10月 スマートウェルネスシティ 首長研究会加盟
市民一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で豊かな生活を送っていくためには、そこに暮らすことで健幸(=健康で幸せ)になれる「まち」づくりが必要です。10年、20年先の未来を見据え、首長研究会に新たに加盟することで、より効果的に健康施策の推進に取り組んでまいります。
*参照:SWC首長研究会HP http://www.swc.jp/
西東京市とは
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武蔵野台地のほぼ中央にあり、北は埼玉県新座市、南は武蔵野市および小金井市、東は練馬区、西は小平市および東久留米市に接しています。
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市マスコットキャラクター「いこいーな」は、自然と人と生き物のふれあいを守る森の妖精です
▶平成13年に旧田無市と旧保谷市が合併し、21世紀最初に誕生した市です
▶市内には西武線5駅があり、新宿や池袋までは電車で20分程度でアクセスできます。便利な都市機能と、緑が豊かな住みやすさを併せ持つベッドタウンとして発展しています
▶南関東最大級の国史跡指定「下保谷遺跡」や世界最大級のドームを有するプラネタリウムが楽しめる多摩六都科学館があります
▶都市農業が盛んで、多品種少量生産、露地栽培を中心としており、市内には60カ所以上の直売所があります。野菜では、キャベツの生産量が多摩地区で1位。冬に出回る、糖度9以上の「スイーツキャベツ」が人気です。
ともにみらいにつなぐ やさしさといこいの西東京
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