マイクロソフト、アイルランド拠点にてエンジニアリングおよび研究開発分野で新たに550の雇用を創出
PR TIMES / 2024年11月14日 11時45分
アイルランド首相が歓迎の意を表明
マイクロソフト(本社:米国ワシントン州)は、アイルランド政府産業開発庁の支援を通じた大規模な研究開発投資により、アイルランドにて革新的なAI開発を促進することを発表いたしました。この発表には、アイルランドのSimon Harris首相、マイクロソフト・アイルランドの拠点リーダーでありグローバル・オペレーション・サービスセンターのコーポレート・バイスプレジデントを務めるJames O’Connor氏、アイルランド政府産業開発庁のMichael Lohan長官が出席しました。この発表に伴い、マイクロソフトはアイルランドにて新たに550のエンジニアリングおよび研究開発の職を創出し、AI開発を先導していく計画です。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/142565/6/142565-6-c2b23b3026fae8655f6bdcf6463db853-1440x961.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左から、アイルランド政府産業開発庁 Michael Lohan長官、アイルランドSimon Harris首相、Ilana Smith氏(マイクロソフト)、James O’Connor氏(マイクロソフト)、David Ahs氏(マイクロソフト)
今回の投資により、今後3~4年間でマイクロソフト・アイルランドにおいて、ソフトウェアエンジニアリング、応用科学、プロダクトマネジメント、プログラムマネジメント、データサイエンス、デザイン、テクニカルライティング、分析などの分野で新たに550の高度専門職が創出される予定です。このうち120のポジションはすでに募集が開始されており、ソフトウェアエンジニアリング、応用科学、セキュリティ研究、プロダクトマネジメント、プログラムマネジメントの分野で採用が行われています。今回の新規採用により、レパーズタウンの多機能拠点、グランジキャッスルのデータセンター、さらにLinkedInアイルランドを含め、マイクロソフト・アイルランドにおける従業員数は6,000人を超える見込みです。
AIの開発と活用で世界をリードするマイクロソフトは、今回の投資を通じてAIおよびサイバーセキュリティ分野における最先端技術の開発を目指し、広範な産業研究に取り組む予定です。これにより開発された技術は、世界中の公共および民間組織に提供されます。
また、今回の投資により、Azureネットワークインフラストラクチャ、ビジネスと業界向けCopilot、カスタマーサクセス・エンジニアリング、サイバーセキュリティなどの分野でチームを新たに採用し、革新的で拡張性と信頼性が高く、倫理的かつ安全に運用可能なAIインフラの開発に取り組みます。これにより、マイクロソフト・アイルランドのエンジニアリングハブは、AI製品のエンドツーエンド開発が可能な体制を構築することになります。さらに、各チームはさまざまな業界にてAI活用を推進することを目指し、マイクロソフトによる新たなAIサービスや社内ソリューションも開発する計画です。この取り組みは、責任あるAI開発とサイバーセキュリティ分野でリーダーシップを発揮することを目指すマイクロソフトの企業戦略を支援するものです。
この度の発表に関して、アイルランドのSimon Harris首相は次のように述べています。
「マイクロソフトからの発表を心から歓迎します。この発表はアイルランドが投資先として魅力的であることを示すだけでなく、アイルランドのAIエコシステムに大きな活力をもたらすものです。AI人材の育成と分野の発展は国家のAI戦略の重要な柱であり、このプロジェクトは新たな専門スキルを育み、アイルランドがこの分野でさらなる投資を引き寄せる基盤となるでしょう」
マイクロソフト・アイルランドのエグゼクティブサイトスポンサーであり、エンジニアリング部門のコーポレート・バイスプレジデントを務めるTara Roth氏は次のように述べています。
「アイルランドへの戦略的な投資を発表できることを大変嬉しく思います。この投資により、マイクロソフトのAIに関する技術力が世界規模で強化されます。また、セキュリティを含む、マイクロソフトの将来を見据えた主要な製品およびサービス分野で新たに人材が採用される予定です。セキュリティはマイクロソフトの最優先事項であり、セキュア・フューチャー・イニシアティブ(SFI)は、サイバーセキュリティにおける史上最大の取り組みです。新たに設けられたポジションがマイクロソフトのAI開発および、セキュリティ強化に大きく貢献することを期待しています」
マイクロソフト・アイルランドの拠点リーダーでありグローバル・オペレーション・サービスセンターのコーポレート・バイスプレジデントを務めるJames O’Connor氏は次のように述べています。
「AIは私たちの時代を変革する最も重要な技術の一つであり、人々、産業、そして社会全体に大きな可能性をもたらします。マイクロソフトがこの「AI時代」の最前線に立ち、安全かつ倫理的で信頼性のあるソリューションをさまざまな業界に提供し、医療、教育、インフラなどの分野で画期的な進展を促し、社会全体に貢献できることを喜ばしく思います。今回の投資により、アイルランドで約40年にわたる活動基盤がさらに強化されます。これまでアイルランドの拠点は、製造からソフトウェア開発、エンジニアリング、データセンター、財務、オペレーション、EMEA向けの営業やマーケティングまでを提供する国際的なハブへと成長し、事業の多様化を遂げてきました。アイルランドは間違いなくエンジニアリングやサイバーセキュリティの人材とリーダーシップの拠点であり、同国の大学は優れた人材を数多く輩出しています。この事実が私たちの成功と継続的な投資を支える大きな要因となっています。今回新たに550の雇用を創出することで、アイルランドでのプレゼンスを一層強化し、AIおよびサイバーセキュリティ分野での革新をさらに推進することを目指しています」
アイルランド政府産業開発庁のMichael Lohan長官は次のように述べています。
「アイルランドは世界で最も革新的なAI企業が先端技術を構築する場所として、その価値を証明し続けています。今後も政府の方針に基づき、マイクロソフトのような革新的な研究開発プロジェクトを支援し、アイルランドにおけるAIの未来を形作るとともに、AIを将来の経済成長の推進力として位置づけていきます。今回のマイクロソフトによる投資は、AIの最先端で高度な専門性を持つ550の新たな雇用を創出するとともに、非常に大きな経済的利益をもたらすでしょう。この発表は、革新的で変革的な大規模プロジェクトを推進する拠点としてアイルランドへの継続的なコミットメントを示しています。アイルランド政府産業開発庁とマイクロソフトは、企業の拡大と成長の歴史の中で40年にわたる信頼関係を築いてきました。今回のプロジェクトを通じ、このパートナーシップがさらに発展することを期待しています」
アイルランド政府産業開発庁 (IDA Ireland) について
アイルランド政府産業開発庁は、アイルランドの産業開発、海外からの直接投資等を推進する目的で設立された政府機関です。日本事務所では、過去40年間にわたり、欧州への進出を検討されている日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置など各種最新情報の提供のほか、現地視察、進出計画の立案から進出後のサポートまで幅広い支援を行っています。
過去のプレスリリースは、https://www.idaireland.jp/newsroom/ をご覧ください。
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