GAIN Summit 2024、2日目もAI主導のイノベーション、ガバナンス、人類への影響に関するグローバルな対話を継続
PR TIMES / 2024年9月12日 18時15分
サウジアラビア・リヤド、2024年9月11日-9月10日に開幕したGlobal AI Summit(GAIN)の2日目は、初日に続き、AI主導のイノベーション、ガバナンス、政策立案、そしてテクノロジーが人類に与える影響に関するテーマが取り上げられました。
この日最初の基調講演では、マイクロソフトのコーポレート・バイス・プレジデント兼デピュティ・ゼネラル・カウンセル アントニー・クック氏が、「AI Governance: Principles to Promote Responsible AI and Access(AIガバナンス:責任あるAIとアクセスを促進するための原則)」をテーマに登壇し、変革的テクノロジーであるAIの倫理的かつ責任ある利用を促進する包括的枠組みの整備という差し迫った必要性を中心とした当日の議論の方向性を示しました。
続いて行われた「The Governance Roundtable: Stakeholder Representation and Decision-Making Dynamics(ガバナンス・ラウンドテーブル:ステークホルダーを代表する意見と意思決定の力学)」と題したハイレベルなパネルディスカッションには、IBM基礎研究所のバイス・プレジデント プリヤ・ナグプルカル氏、ファーウェイ・クラウド・ミドルイースト&セントラルアジアのプレジデント アラン・チー氏など、業界のリーダーらが参加しました。
パネルディスカッションでは、サミットのテーマである「Artificial Intelligence for the Good of Humanity(人類の利益となるAI)」に沿って、グローバルなAIガバナンスコードを確立することの重要性が議論されました。参加者は、これらのテクノロジーに関連するリスクとメリットのバランスをとるうえでAIガバナンスが極めて重要であることを指摘し、世界的な通信ネットワークとAIサービスへのアクセスを容易にするための強固なインフラの構築が急務であることを強調しました。さらに、AI倫理に対する社会的理解を深めることの重要性も強くアピールし、事業運営における透明性、倫理的利用、持続可能性を促進する明確な方針の策定を提唱しました。
イベント2日目には他にも、雇用、スポーツ、ヘルスケアにおけるAIの変革の可能性といったテーマにも焦点が当てられました。
サウジ・データAI庁(SDAIA)主催のGAIN Summitは、国内外のステークホルダー間の連携を促進する世界的なイベントとしての地位を確立しています。
2日目に行われた発表(一部抜粋):
ファーウェイ:SDAIAとの間に、サウジアラビアの技術革新の未来をリードできる人材育成を目指し、ICTとAIの分野で教育プログラムを設立する覚書(MoU)に署名しました。両組織はまた、AI関連の出版物、ソーシャルメディア、イベントを通じてAI技術を社会に紹介するプロモーションキャンペーンを共同で立ち上げる予定です。
ICESCO:The Islamic World Educational, Scientific and Cultural Organization(ICESCO、イスラム世界教育科学文化機関)とSDAIAは、倫理的AIの推進を目的とした「Riyadh Charter for Artificial Intelligence for the Islamic World(イスラム世界のための人工知能に関するリヤド憲章)」を発表しました。リヤド憲章の設立を通じて、持続可能な開発を促進し、国際協力を推進しながら、イスラム世界の価値観と原則に沿ったAI技術を開発するための包括的な枠組みを確立します。
ディープフェイク:SDAIAは、AIツール、特にディープフェイクの使用について、責任を持って倫理的に最適化する方法を示す公式ガイドライン文書を発表しました。この取り組みは、ディープフェイク技術のプラスの可能性を引き出すためのノウハウを提供すると同時に、関連リスクを明確に特定することを目的としたもので、ガイドラインは現在一般公開されています。
Thakai:SDAIAはさらに、世界中のAI分野の専門家や推進者をつなぐことを目的とした、AIのデータとコンテンツを共有する世界初の統合ナレッジハブ「Thakai」プラットフォームを立ち上げました。この新しいプラットフォームは、カリフォルニア大学バークレー校、キングサウード大学、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)、IDC、PwCといった一流の学術機関、シンクタンク、グローバル企業とのパートナーシップによって開発されました。
ピアソン:SDAIAとの間に、サウジアラビアにおける AI ケイパビリティの向上とデジタル人材の育成に向けた覚書(MoU)を締結しました。このパートナーシップは、AIとデジタルの分野に特化した職業資格を開発することを目的とし、急速に拡大するハイテク業界において、個人の雇用適性とキャリアアップの機会を高めるためのデジタル関連の資格創設に関する概要も示されています。
SDAIAは、今回で3回目となるGAIN Summitの開催を通じて、イノベーションを推進し、VISION 2030で示された国の経済多様化目標に貢献するというコミットメントを実証しました。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
サウジアラビアが人類にとって包括的で革新的かつ実効性のあるAIの実現に向けた「リヤド宣言」を発表
PR TIMES / 2024年12月18日 14時40分
-
国際MICEサミット(IMS)開幕日、イベント業界の成長を促進する19件の発表を実施
共同通信PRワイヤー / 2024年12月17日 9時41分
-
リヤド「インターネットガバナンスフォーラム2024」を開催 グローバルリーダーが集結し、「デジタル世界」の未来を形成
PR TIMES / 2024年12月13日 16時15分
-
フィンテック・アブダビ(Fintech Abu Dhabi)、世界のテックリーダーを結集し、アブダビが金融イノベーションのハブであることを再確認
共同通信PRワイヤー / 2024年12月13日 10時7分
-
リヤド国際哲学会議2024は生活の質に焦点を当てて終了
共同通信PRワイヤー / 2024年12月10日 10時11分
ランキング
-
1車両生産で相互乗り入れ検討 ホンダ、日産にHV供給も
共同通信 / 2024年12月21日 16時3分
-
2「本当に就職に強い大学ランキング」トップ150校 卒業生が1000人以上で実就職率が高い大学
東洋経済オンライン / 2024年12月21日 7時30分
-
3オープンAIの新たな生成AI「人間並み」近づく…安全性を確認するため当面は研究者に限定提供
読売新聞 / 2024年12月21日 18時19分
-
4自動車メーカー「勝ち組と負け組」の明暗分かれた? 知っておくべき「決算書」の見方は? 半期決算で見る「日産とスズキ」の違いとは
くるまのニュース / 2024年12月20日 5時50分
-
5日鉄、ホワイトハウスが「不当な影響力」と米当局に書簡 法的措置も
ロイター / 2024年12月21日 17時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください