年齢を重ねても衰えない、中高年世代の“身だしなみ”への意識

PR TIMES / 2014年5月22日 11時26分

「中高年世代の身だしなみ調査」

株式会社ワコールは、『cocoros(ココロス)<女性心理と下着との関係を社会科学的な手法で調査研究するプロジェクト>(※)』にて、ミドル層から高齢者(55歳~74歳)を対象に「中高年世代における身だしなみに関する調査」を実施しました。
本調査より、中高年世代は全体として“身だしなみ”への配慮を怠らない人が多く、そうした意識は年齢が高くなっても衰えることはないことが判明しました。“生涯現役”時代とよばれる現代において、“身だしなみ”は、“豊かな人生の第二幕”を生きるための鍵であり、社会との関係性や外部とのコミュニティを維持するうえでの重要な役割を果たしていることもわかりました。
ココロスホームページアドレス  http://www.cocoros.jp/

【調査概要】調査期間:2013年10月25日(金)~27日(日) 調査方法:インターネット調査 
調査対象:55歳~74歳、首都圏在住の男女1,218人




「中高年世代の身だしなみ調査」の主な調査結果
中高年世代は、全体として“身だしなみ”への配慮を怠らない人が多く、そうした意識は年齢が高くなっても衰えることはない。

■男女ともに、年齢を重ねても、普段の外出での“身だしなみ”への配慮は衰えない傾向

・“身だしなみ”への配慮は年齢とともに低下することはなく、衰えない。
・ラフな服装での外出は控えるといった回答の割合も、年齢が高いほど増加。
・女性のほうが、「若く見られたい」「常にオシャレな人でいたい」を強く意識。

■女性の8割は、ゴミ出しや新聞を取りに行くときでも、“身だしなみ”を意識

・女性の8割がゴミ出しや宅配便の受領においても、セーターなどの“普段着”を着用。
・スウェットなど“部屋着”でのゴミだしは、男性の6割に対し、女性は4割のみが可能と回答。
・約8割の女性が、コンビニはスウェットなど“部屋着”では行かないと回答。

■女性が、外出時に男性の身だしなみで意識するポイントは、“服装”

・電車での外出時、同世代の中高年男性へ配慮してほしいのは、“口臭”や“体臭”。
・女性が外出時、中高年男性へ配慮してほしいと要望するのは、“服装”。
・男女とも外出時に中高年女性に配慮してほしいのは、「香水」や「ヘアスプレー」などの匂い。

■7割の男性が“身だしなみ”のために下着をきちんとしている

・女性の8割に対し、男性でも7割が“身だしなみ”を考えると、下着もきちんとしたいと回答。
・女性と同様、「洋服からのぞかないようにする」など他者から見えないようにする意識が高い。
・“洋服に汗じみしにくい下着を選ぶ”など男性の下着への意識は年代が高いほど強い。

■下着選びは、中高年女性の気分に大きく影響

・女性はどの年代も「下着」や「ブラジャーの肩ひも」が他者から見えることに気を遣う。
・女性の6割は、「上質な下着はオシャレの基本」と回答するなど、下着に高い関心。
・年代が高いほど、「派手な下着」や「ダサい下着」を敬遠する傾向が判明。

(※)『cocoros(ココロス)』は、株式会社ワコールと聖心女子大学 文学部 菅原健介教授、東京未来大学こども心理学部 鈴木公啓講師と合同で、女性心理と下着との関係について社会科学的な手法で調査研究するプロジェクト。

<調査の目的と背景>
 今や社会を構成する主要なジェネレーションになった65歳以上の高齢者は、第一線を退いた後も、地域や私的なグループの中でそれぞれの役割を担い、また、高齢者人口の増加に伴って同世代間での交流も活発化しています。かつての“隠居生活”という老後のイメージは薄れ、社会とアクティブに関わる「生涯現役」という生き方が注目されています。
 高齢者がこのような交流を楽しむためには、当然ながら自己の健康管理も必要ではありますが、同時に人前での自分の姿やあり様、つまり、“身だしなみ”も大切な要素です。
 本調査は、65歳から74歳までの高齢者と55歳以上のミドル層を対象に調査を行い、「生涯現役」時代における“身だしなみ”についての意識を調査しました。

<主な調査結果>
■男女ともに、年齢を重ねても、普段の外出での“身だしなみ”への配慮は衰えない傾向
 男女ともに、ラフな服装での外出は控えるといった回答の割合は年代が高いほど増加するなど、“身だしなみ”への配慮は年齢を重ねても衰えない傾向がわかりました。身だしなみに配慮する理由の第一は「エチケット」。他人に不快な思いをさせないことを重視していました。その他にも、「家族や友人に恥をかかせたくない」、「自分らしくいたい」、「みんなの中で気持ちよく過ごしたい」、さらには「まだまだ元気であることを印象づけたい」などの理由を挙げる人も多く、いろいろな思いが身だしなみへの配慮を支えていました。
 また男性よりも女性のほうが、「若く見られたい」「常にオシャレな人でいたい」「老けたと思われたくない」といったことを強く意識していることがわかりました。
【参照:サマリーレポート4(1)普段の外出時の身だしなみで配慮していること(P16,17)、4(2)普段の外出時に身だしなみを配慮している理由(P18,19)】

■女性の8割は、ゴミだしや新聞を取りに行くときでも、“身だしなみ”を意識
 普段の“身だしなみ”を意識する行動範囲については、さまざまなシーンにおいて男性よりも女性の方がきちんとした服装を選択する人が多くなっていました。女性の8割が、ゴミだしや宅配便の受領でも、シャツやセーターなどの「普段着」を着用していますが、男性は6割にとどまります。その一方で、ジャージやスウェットなどの「部屋着」でのゴミだしは、男性の6割が可能と回答したのに対し、女性は4割にとどまるほか、コンビニでの買い物でも8割の女性が「部屋着」では行かないと回答しており、日常生活における女性の“身だしなみ”への意識の高さがうかがえます。
【参照:サマリーレポート4(7)各シーンにおける外出可能な服装(P24,25)】

■女性が、外出時に男性の身だしなみで意識するポイントは、“服装”
 外出時に同世代の中高年男性に留意してほしいことは、男女ともに「口臭」「体臭」などの匂いが上位となりました。また、男性よりも異性である女性の方が厳しい目を向けており、「肌が露出しすぎないようにする」のほか、「服の色柄の組み合わせに配慮する」や「しわやシミのある服は着ない」「老いたと感じさせるような服は着ない」といった服装に関する配慮を求めていました。女性がいつまでも男性に強く求めるのは、“オシャレ”であることがわかりました。
 一方で、男女ともに、同世代の中高年女性に留意してほしい点は、「香水」や「ヘアスプレー」などの匂いであることがわかりました。【参照;サマリーレポート4(8)電車・バス乗車時に「中高年の男性」に留意して欲しいこと(P26,P27)、4(8)電車・バス乗車時に「中高年の女性」に留意して欲しいこと(P30,31)】

■7割の男性が“身だしなみ”のために下着をきちんとしている
 下着についての調査では、女性の8割、男性でも7割が、「身だしなみを考えると下着もきちんとしたい」と回答しており、下着への高い関心が判明しました。また、男性が下着の身だしなみとして意識していることの調査では、年代を問わず、「洋服から下着やウエストゴムがのぞかないようにする」といった他者から見えないようにする意識を高く持っていることがわかりました。
 また、男性も年代が高いほど、「洋服に汗じみしてこないような下着を身につける」「ヨレヨレになった下着は着ない」「派手な下着を身につけない」「年相応のデザインを身につける」といった点を意識する傾向がわかりました。
【参照:サマリーレポート5(3)下着の身だしなみとして意識していること・男性(P37)、5(4)下着に関する考え方(P38)】

■下着選びは、中高年女性の気分に大きく影響
 一方で、女性が下着の身だしなみとして意識していることは、いずれの年代も「下着」や「ブラジャーの肩ひも」が他者から見えないことに気を遣う傾向が高いことがわかりました。また、女性の6割は「上質な下着はオシャレの基本」「気にいった下着はつける頻度が高い」と回答しており、中高年女性が下着へ強いこだわりを持っている事実も判明しました。
 また、年代が高いほど、「派手な下着」「ダサい下着」は身につけないという点を意識する傾向がわかったほか、「つける下着によって、一日中気分が違う」「お気に入りの下着をつけると幸せな気分になれる」といった回答の割合も高くなっており、下着選びが中高年女性の気分に大きく影響することがわかりました。
【参照:サマリーレポート5(2)下着の身だしなみとして意識していること・女性(P36)】

【参考1】聖心女子大学 文学部 菅原健介教授による考察

 中高年世代は、全体として身だしなみへの配慮を怠らない人が多く、また、そうした意識は年齢が高くなっても衰えることはないことがわかった。その背景には、同世代の人々が外見に対して厳しい目を向けているという現実があるのかもしれない。襟の汚れやムダ毛など、ちょっとした細かい点についても、同世代の他者にチェックされ、老いや健康の指標として評価されてしまう。こうした緊張感に前向きに対応している人たちが中高年世代の主流であることは、現代が「生涯現役」社会であることを物語っている。
 また、身だしなみに気を遣う人の特徴を調べてみると、自由な時間を使って友人たちと交わり、文化的なイベントを楽しもうとしている様子が浮かび上がってきた。上記で述べたように、良好な交友関係を保つためには、身だしなみに配慮する必要があるが、逆に、外見を整えることで自信が生まれ、他者との交流が促されるという関連性も想定できる。身だしなみは社会への初めの一歩であり、豊かな人生の第二幕を生きるための「鍵」になるのかもしれない。
 今回の調査では、女性に比べると男性の身だしなみに対する意識がやや低いことも明らかになった。特に女性たちからは、男性の服装にオシャレ心を望んでいる様子がうかがえた。実際、身だしなみに気を配らない理由として、男性では「高齢」を理由とする人が多いことも見出された。仕事を持つ男性においては、第一線を退いた後、新たな舞台をなかなか見つけられない人もいる。新たな交友関係へのデビューのためにも、スーツの後の服装選びという点では本人の努力だけでなく、関連市場への期待は少なくないと思われる。

菅原健介
聖心女子大学 文学部 教授 専門:社会心理学、性格心理学
研究テーマ:羞恥心、自己呈示、自己顕示性、対人不安
著書:「羞恥心はどこへ消えた?」(光文社新書2005年)
「ひとの目に映る自己―『印象管理』の心理学入門(金子書房2003年:編著)「人はなぜ恥ずかしがるのか―羞恥と自己イメージの社会心理学」(サイエンス社1998年)

【参考2】
cocoros(ココロス) は、株式会社ワコールと聖心女子大学 文学部 菅原健介教授、東京未来大学こども心理学部 鈴木公啓講師と合同で、女性心理と下着との関係について社会科学的な手法で調査研究するプロジェクトで、2005年より活動しています。
ココロスホームページアドレス  http://www.cocoros.jp/

<過去の発表内容>
2007年3月  女性の心理と下着に関する意識調査
2008年3月  女性の下着へのこだわりと身体意識に関する調査
2008年8月  男性の心理と下着に関する意識調査
2010年11月  女性の身体意識と生活スタイルに関する調査
2012年3月  女性の加齢意識と生活スタイルに関する調査
2013年3月  母娘の共同行動と母親の心理的幸福感に関する調査


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