超音波モーターとロボット開発のPiezo Sonic、EMS事業者の神田工業と資本業務提携
PR TIMES / 2022年7月22日 10時45分
スタートアップの開発スピード×EMS事業者の高品質な量産技術の融合
ロボットや医療機器での利用に適した超音波モーターと、搬送用自律移動ロボットを開発・販売する 株式会社Piezo Sonic(本社:東京都世田谷区 代表取締役:多田 興平)と、EMS・量産事業を営む神田工業株式会社(本社:兵庫県姫路市 代表取締役 高島 一郎)とは、2022年7月7日に資本業務提携契約を締結いたしました。両者は今後、Piezo Sonicが開発・販売する製品の量産、販売力の向上を目指すとともに、スタートアップの開発スピードとEMS事業者の高品質な量産技術を融合させた相互の新製品・新サービスを連携して開発してまいります。
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■ スタートアップの開発スピード×EMS事業者の高品質な量産技術の融合
Piezo Sonicは自社製品として超音波モーターとロボットの開発・製造体制を整え、自社が提供する「コンサルティング開発サービス」ではモーター技術、ロボット技術を応用した新製品、新サービスの開発および他企業を連携させた事業の創出に取り組んでいます。しかし、ファブレスメーカーであるため、量産に対するノウハウと製造体制を備えていないことを課題としていました。一方、神田工業は長年にわたってEMS を中心とした製造体制を整え、国内・国外大手顧客に対する高品質な量産対応に取り組んでいました。今回の提携により、Piezo Sonicはモーターやロボットの製造において技術支援を受け、製造力の強化を図ります。また、創業わずか5年目にして2種類の自社製品を開発・販売し、お客様の新製品、新サービスの開発支援を行う「コンサルティング開発サービス」を実施する弊社のスピード感と実行力を活かし、今後、相互の新製品・新サービスを連携して開発してまいります。
■ 高トルク超音波モーター:ピエゾソニック モータについて
ピエゾソニック モータは駆動源として一般的なモーターが利用するマグネットやコイルは利用せず、圧電セラミックの伸縮運動を回転運動に変換し、摩擦を利用して回転する超音波モーターです。バックラッシュがなく電力ゼロで姿勢の保持ができ、小型・薄型です。搬送装置に広く利用されるDCモーターと比べ、同サイズで5倍以上のトルクを発揮します。また、同サイズのステッピングモーターと比べ重量は1/3以下で、より精密な制御が可能なモーターです。
動作音が小さく、MRI内などの磁場環境でも利用可能なため、人の近くで活動するロボットやMRI用医療機器、半導体製造装置のためのモーターとして期待されています。
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■ 搬送用自律移動ロボット:Mightyシリーズについて
搬送用自律移動ロボット:Mightyシリーズは宅配便などで人手不足となっているラストワンマイルの搬送を担う搬送用自律移動ロボットです。搭載しているカメラとセンサにより目的地までの自動走行や追従走行を行い、市街地や病院、高層マンション、大型ショッピングモール等での非接触・非対面物流や案内を実現します。
Mightyシリーズは日本の月面探査ロボットの機構を応用した特殊なサスペンションを備え、ピエゾソニック モータをステアリングに搭載しています。この構成により、15cmの段差乗越え、その場旋回、真横移動機能を実現しています。凹凸がある路面でも走行することができるため、不整地の屋外から整地された屋内への搬送など、多くのシチュエーションで搬送業務の省人化に貢献することが期待できるロボットです。
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■ 株式会社Piezo Sonic について
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株式会社Piezo Sonicは「高齢や病気になっても楽しく生活できる社会」をロボット技術によるサポートで実現することを目指し、モーターとロボットの開発・製造・販売を行うハードウェア スタートアップです。
創業者は超音波モーターの開発、研究に27年以上携わっており、その経験を活かして超音波モーターの課題であった長寿命化を実現し、ピエゾソニック モータとして精密搬送やロボットの分野に展開しています。
また、Piezo Sonicでは製品の設計コンセプトとして3C(Cool、Cute、Compact)に基づいてデザインすることを心がけており、生み出された製品はグッドデザイン賞やCES イノベーションアワードなどを受賞し、高く評価されています。
事業内容:
○ ロボットやMRI用医療機器のアクチュエータとして最適な超音波モーターの開発・製造・販売
○ モーターとIoT技術を活用した応用機器、搬送用自律移動ロボットの開発・製造・販売。
○ お客様のための新製品・新サービスを開発する「コンサルティング開発サービス」の提供。
会社名:株式会社Piezo Sonic
代表者:代表取締役 多田 興平
設立:2017年12月
モータ事業URL:https://www.piezo-sonic.com
ロボット・コンサルティング開発事業URL:https://www.piezo-sonic.co.jp
■ 神田工業株式会社 について
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神田工業株式会社は電子部品事業に進出し約40年間、大手電機メーカー様・プラントメーカー様のモノづくりパートナーとして、その時代を代表する多くの製品に携わらせて頂き世界中の方々に貢献してきました。近年は、従来からの受託生産に加え、非接触で操作が可能な空中結像ディスプレイ、世界最薄のIoTデバイス、車載用フレキシブルLED製品などの革新的な製品の開発と販売、人材派遣及び請負事業と新たな事業拡大のためにグループ企業への展開を図っています。また、2021年に、ステッピングモーターの制御技術を保有する株式会社バンガードシステムズをグループに迎えいれ、常に新しい事業に取り組み、今後も、世界中のお客様から信頼されるモノづくりパートナーとして貢献してゆきたいと考えております。
会社名:神田工業株式会社
代表者:代表取締役社長 高島 一郎
設立:1970年9月
グループ事業内容:
会社名:神田工業株式会社
事業内容
○OEM/ODM事業(ものづくりノウハウを活かし開発設計から試作・量産化まで一貫して対応)
○SMT事業(微細・高密度・高精度を得意とした部品実装)
○FPD事業(中小型ディスプレイの各種組立)
○ダイレクトボンディング事業(タッチパネルと液晶の光学貼合、OCA・OCR貼合の量産化)
○イルミネーション事業(独自のフレキシブル筐体とLEDを組合わせた車載向け商品を開発・販売)
○物流外注事業(弊社倉庫内における車載用ディーラーオプション品のピッキング・梱包・発送)
○物販事業(独自の流通チャネルやコネクションを活かし、新規事業の展開や事業支援等)
事業URL:https://www.kanda-kogyo.co.jp/
会社名:MIRAIBAR株式会社
事業内容
○薄型IoTデバイス事業(世界最薄Beaconデバイスの開発・販売)
○空中結像ディスプレイ事業(空中結像、非接触タッチデバイスの開発・販売)
事業URL:https://mirai-bar.co.jp/
会社名:株式会社バンガードシステムズ
事業内容
○モーションコントロール事業(ステッピングモーターの制御技術を活かした商品の設計・開発・販売)
○テーピング事業(実装設備用、テーピング加工および外観検査サービス)
事業URL:https://www.hp-vanguard.com/
会社名:神田ビジネスソリューション株式会社
事業内容:
○請負/人材派遣事業(組立・検査作業の垂直立上げ及び業務改善サポート・人材派遣)
事業URL:https://kanda-bs.jp/
会社名:神田工業(蘇州)有限公司
事業内容:
○FPD事業(中小型ディスプレイの各種組立)
○ダイレクトボンディング事業(タッチパネルと液晶の光学貼合、OCA・OCR貼合の量産化)
○請負/人材派遣事業(組立・検査作業の垂直立上げ及び業務改善サポート・人材派遣)
事業URL:http://www.kanda-sz.com/
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