アーティスト Kenny Scharf/ケニー・シャーフ 個展 "I’m Baaack" をNANZUKA UNDERGROUNDと草月会館の2会場にて開催!
PR TIMES / 2023年5月25日 10時15分
この度NANZUKA は、アメリカ人アーティスト、ケニー・シャーフの個展「I’m Baaack」を開催します。
[画像: https://prtimes.jp/i/54425/7/resize/7c7f855a0d5aa7a4fb8f1bee3fe449d5.gif ]
ケニー・シャーフ
I’m Baaack
NANZUKA UNDERGROUND
2023年6月10日(土) - 7月9日(日)
水曜日 - 日曜日 11:00-19:00
*月曜、火曜休業
草月会館 草月プラザ
2023年6月10日(土) - 6月30日(金)
火曜日 ‒ 木曜日 11:00-16:00, 金曜日 ‒ 土曜日 11:00-17:00
*日曜、月曜休業
HP: https://www.sogetsu.or.jp/
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本展は、シャーフにとって、日本のプライマリーギャラリーにおける展覧会として、約30年ぶりとなる新作個展で す。本展覧会は、NANZUKA UNDERGROUND(渋谷区神宮前)の他に、草月会館草月プラザ(港区赤坂)との2会場にて開催いたします。
草月会館においては、イサムノグチ石庭における新作の立体彫刻作品のインスタレーションに加えて、1985 年に草月 会館が主催した「アートインアクション」展の際に、シャーフ自身がペイントと改造を施したキャデラック「夢の 車」が 38 年ぶりに限定公開される予定です。
ケニー・シャーフ(1958 年生まれ, カルフォルニア州, アメリカ)は、1980年に NYのSchool of Visual Artsを卒業。そ の後、アンディ・ウォーホルをメンターとして、グラフィティやコラージュを主要な表現スタイルとする「イース ト・ヴィレッジ・アート・ムーブメント」の一員として、バスキアやキース・ヘリングといった同世代のアーティス トと共に一躍大きな脚光を浴びました。1985年には、ホイットニー・ビエンナーレに参加。自身のユニークな創作を 説明するために「ポップ・シュルレアリスト」という用語を生み出しました。近年の展覧会に、 個展「Moodz」(Jeffrey Deitch, CA,アメリカ, 2020)、「Super Pop Universe」(Lotte Museum of Art,ソウル, 韓国, 2018)、「Fast Forward _Painting from the 1980’s」(Whitney Museum of American Art, NY, アメリカ, 2017)、「Hammer Projects」 (Lobby Mural Hammer Museum, CA, アメリカ, 2017)など多数。現在では、独自のキャラクターを駆使したアート作品という21世紀型ポップ アートのトレンドに繋がる文脈を切り開いた先駆者として、多くの若いアーティストの尊敬を集めています。
シャーフの作品の特徴は、何と言ってもカラフルな色彩と独自のキャラクターにあります。「原始家族フリントストーン」や「宇宙家族ジェットソン」のファンを公言するシャーフは、こうした漫画アニメの 引用から自身のキャラクターの着想を得たと語っています。宇宙人とも巨大化した微生物とも、植物の妖怪のように も見えるシャーフのキャラクターについて、シャーフは自分自身や友人たちのメタファーであり、怒りや喜び、眠 気、空腹といったごく自然な感情を表していると解説します。また、その色彩も、私たちのあらゆる感情を表すもの と説明します。シャーフの作品における動き、スピード感は、そのまま即ち生命感という最も重要な文脈を担いま す。
本展覧会のためにシャーフが描きあげた新作には、変幻自在に形を変え、飛び回ったり、動き回ったりと表情豊かな キャラクターたちが登場します。それは、良い意味でも悪い意味でも、私たち人間の自由な姿を連想させます。完成 した作品を注意深く見ると、そこには日本語で「温暖化」、「見えぬ道筋」、「原告」、「医療システム整備」とい った言葉が散りばめられています。シャーフは、今回の日本での個展にむけて、日本語の新聞を集め、私たちが現在向き合っているテーマに関するキーワードを画面の中に忍ばせました。若い頃に、ドラッグやエイズなどで多くの友 人を失った経験を持つシャーフにとって、あらゆる社会の問題が、その創作活動の背景にはあるのです。
また、本展では日本初公開となるインスタレーションを発表します。シャーフは 1981年に、使い古した玩具や 家電といったファウンドオブジェクトとブラックライトを用いたインスタレーション「Cosmic Cavern」を発表。空間を丸 ごとビビットなネオン色に変換し、没入型の視聴体験を提供するこの作品は、シャーフの芸術を象徴するシリーズと して現在も進化を遂げ続けています。
本展のために、シャーフが 30年ぶりの来日を果たします。本展覧会のレセプションは、6月9日(金)に、招待制に て、草月会館と NANZUKA UNDERGROUND の 2会場にて開催致します。
また、6月10日(土)には、草月会館に て、ケニー・シャーフと勅使河原季里氏によるトークも予定しております。
本展を何卒皆様にご高覧頂けると幸いです。
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